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鹿児島バチ抜けシーバス -最終章- 〜2019年のバチ抜けシーズンを終えて〜

「僕はずっと、バチを探していた。それも、今年に入ってから、ずっと。」

鹿児島バチ抜けシーバス -序章- 〜抜けたバチたち〜 より



 そう書き出して4月9日から"鹿児島バチ抜けシーバス"というテーマで書き連ねてきたログも、いよいよ今回で最終章。


全国に目を向けてみれば、バチパターンについてはメディアや動画、SNSやブログなど実に多くの情報が存在している。


そういった優れた情報たちの中における当ログは、バチ抜け攻略の為でなくて"バチ抜けを初めて目の当たりにした自分自身の記録"、という位置付けで書き連ねてきたつもり。


3月〜5月にかけて楽しませてくれたバチ抜けシーバスを振り返りながら、まとめていきたいと思う。




■ バチが抜ける時期、タイミングと時合い


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"春の大潮・後中潮周り。日没後に迎える満潮からの下げ"


 バチパターンを勉強していく中で知り、実体験を交えることで割り出したもはや定石とも言えるこのタイミング。


例に漏れず、僕の人生初バチ抜けシーバスはこのタイミングでキャッチしたし、その他のシーバス達も同タイミングでキャッチしてきた。


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【人生初のバチ抜けシーバス】

鹿児島バチ抜けシーバス -第1章- 〜人生初のバチ抜けシーバス〜 より



 学ぶ教材のその多くは関東地域の都会におけるバチパターンだったが、遠く離れた地と同じことが鹿児島でも起きていると実感出来たことが、特に印象に残った。


そして、何度も言うが僕が今年バチ抜けシーバスを楽しむことが出来たのは、横浜出身でバチパターンを多く経験してきた友人のおかげである。


動画やブログ等で多くの情報を目にしたことが予習となり、実際に経験者の釣りを間近で見ることが出来た大きさは、控えめに言っても計り知れない。


想像していたよりもずっとデッドスローはよりデッドスローだったし、アプローチはより繊細だった。


何より、"バチが抜けるポイント選択(開拓)"という、どんな釣りにおいても最も重要で大切なことを、友人から贈り物として頂いた。


この場も借りて感謝の気持ちを述べさせてもらいます。


一緒に探してくれて、ほんとうにありがとう!


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■ タックルセッティングと使ったルアー達


 使用したタックルは、下記の通り。


ロッド:ZENAQ PLAISIR ANSWER PA89 Technical Surfer

リール:SHIMANO 18 STELLA 3000MHG

メインライン:SUNLINE CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

リーダー:SUNLINE STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 16lb.



バチパターンに合わせたタックルというわけでなく、普段からシーバス釣行に使用しているタックルセッティング。


最初から初めてやる釣りに合わせたセッティングをしてしまうより、いつも通りの感覚で挑む方がベストと判断した。


最終的にワンランク下げた0.8号に12ポンドというセッティングを試してみたけど、その頃にはバチ抜け終盤に差し掛かり魚をキャッチすることは叶わなかったが、1号と0.8号の差はやはりラインメンディングをする過程で感じることができた。


個人的な感覚としては、ラインを細くしてプレッシャー等重視するより、ラインに水を当てた時の感覚や操作感をよりイメージに近付けることを重視することの方が、初めてのバチの釣りには大切と感じた。


つまり、ラインに仕事をさせるのか、余計な抵抗を全て取り払って操作することに対峙するのかの違い。



 とある晩、なかなかバイトを得られない自分の横で一緒に竿を振った釣り仲間が、良いペースでバイトを出しヒットまで持ち込んでいた。


その釣り仲間のタックルは、リプラウトにジリオンSVTWのPE2.5号ベイトタックル。


0.6号とかも登場するバチの釣りにおいて2.5号は圧倒的に太いけれど、その太糸であるからこそ活きる操作があってシチュエーションがある。


ただ細くすれば良いってもんじゃないことを、目の前で身をもって実感した良い出来事だった。



 次に、使ったルアーを紹介。


完全に主役級の活躍を見せたのは、メガバスのカッター90。


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どんなルアーにも言えることだと思うが、ルアーのポテンシャルがどうこうより、そのシチュエーションでいかに使いやすいか?という点において、僕が通った河川のバチパターンにはバッチリ使いやすくハマってくれたルアーとなった。


水面へ引き波を出すラインテンション&リトリーブスピード、レンジを入れたい時の沈下速度、全てにおいて1番コントロールし易かったのがカッター90だった。



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アムズデザインのバチ用ルアー達も、これまた使いやすくて重宝した。


カーム110はウエイトがあるのでよりボトムをトレースしやすく、それでいてラインに水を当てたテンションでレンジが大幅に下がるのを堪えてくれる浮上バランスも備わっていたので、安心して使うことが出来た。

鹿児島バチ抜けシーバス -第2章- 〜全層を刻む〜 より


カーム80はルアーローテーションに絶対に加えて、表層〜中層、ちょっとしたボトムまで幅広く使った。


アルデンテ95Sなんて、さずがバチ用ルアーといったところで、仕入れたシンキングタイプのバチルアーの中では1番表層が引けるルアーだった。



他にもいくつか試した。Jacksonのにょろにょろ、うにょうにょ。邪道のEnvy。プエブロのインパラ。


バチ用ルアーでなくてもシルエットが細身で140ミリくらいまでのミノー系の表層棒引きも試した。


鹿児島という土地柄、釣具店にバチ抜け用ルアーの品揃えは圧倒的に少ない。


中古釣具店を何件もハシゴし定期的にチェックし続けて、少しずつ増やしていった。


だから「おっ」と思うルアーを見つけた時なんて、とても楽しかった。



 たったワンシーズン同じフィールドで使ったところでルアーの評価は出来ない。何年、何十年と使って吟味していこうと思っている。


ひとつだけ心残りなのが、ラザミン90でキャッチ出来なかったこと。


バイトは得た、でもヒットしなかった。それからズルズルと引きずって、とうとうラザミンでバチ抜けシーバスをキャッチせずに終わった。


今までのラザミンの使い方は、ベイトパターンオンリーだった。それがバチパターンに変わった途端、イメージするようにバイトは出なくなった。


原因を色々探るのもこれまた楽しいもんで、来シーズンの課題にしようと思う。




■ 思い出に残った2匹の黒鯛と鱸


 バチに着くのは何もスズキだけじゃないらしい。


ふと現れたその魚影は、スズキに次いでもちろん大好きな黒鯛(キビレ)だった。


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【自己記録更新サイズの黒鯛】

鹿児島バチ抜けシーバス -第3章- 〜バチ抜け黒鯛〜 より


年無しとはいかないまでも、オデコの盛り上がりに肉厚な魚体がたくましい良い黒鯛だった。


中層からボトムを探ると黒鯛(キビレ)たちはよく相手してくれた。



 バチ抜けも最終に迫っていた頃、バチへの単発ボイルが始まりだす1番最初のタイミング、そして流れの頂点(1番おいしいところ!)で、今シーズンのバチ抜けシーバスのハイライトと呼べるスズキが釣れた。


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鹿児島バチ抜けシーバス -第4章- 〜大物が潜む捕食のピンスポット〜 より


該当ログ内にも書いたけれど、最初はそのサイズだとは思いもしなかった。


"音にならない小さな捕食音たち"


大型が好むかもしれない捕食のピンスポットを、自分なりに確実なものとして得たいと思った。




■ 2020年のバチ抜けシーズンに向けて


 今シリーズのログには書かなかったが、実はバチ抜け終盤は港湾でクルクルバチを追っていた。


河川バチに見慣れていたので、尋常でないそのクイックな動きで表層を駆け回る姿を見たときに、未知なる苦戦を感じずにはいられなかった。笑


そんな中、捕食のタイミングやルアーなどを見極め何度かチャレンジする中で、キャッチに至らなかったけれど数バイトをアルデンテ95Sとスネコン50等で得ることが出来た。


これを踏まえ来シーズンは、"クルクルバチパターン攻略"と、"友人からもらったバチパターンの釣りをこれからどう広げていくか"を、最大の課題にしていこうと思う。


実はすでにひとつ、ヒントをもらっている。


「シーズンの始まりに、デカイのが出るんすよね」


2020年はその言葉通りの展開を実現すべく、冬の間に"春のバチの釣り"に取り掛かっていこうと思う。



鹿児島バチ抜けシーバス 〜完〜




【TACKLE DATA】

ZENAQ/PLAISIR ANSWER PA89 Technical Surfer

SHIMANO/18 STELLA 3000MHG

SUNLINE/CAREER HIGH6 1号(16lb.class)

SUNLINE/STATE CLUTCH SHOCK LEADER NYLON 16lb.


【WEAR & TOOL DATA】

Cap/1989Luresオリジナル(OTTO)

Life jacket/DAIWA 膨張式ライフジャケット(腰巻きタイプ)

Bag/LAMSESヒップバッグ


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