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一生物のリール

沢山の傷が目立つ何十年も前のモデルで、今なお現役で使われ続けている最高峰リールがとても好きだ。もうひとつ踏み込んで言うと、そのリールを大事に長く使い続けているその人の釣りの在り方にとても魅力を感じる。
 
10年使い続けたい。いや、消耗品ゆえの劣化に目を瞑るというわがままを通せるのなら、長く一生を共にするリールで今目の前にあるひとつずつを釣ってゆきたい。
 
ふと振り返った時に、到底言葉に出来ない程の道のりが続いていたら、釣り人としてもう何も言うことなんてない。
 
いつものように拭き上げた後、コトッと静かに机の上にリールを置き、その日の釣りを振り返り明日の釣りを想像する。
 
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自らの手で稼いだお金で買うリールとしては、記憶の限り15台目になる18ステラ3000MHG。
 
初めてステラのハンドルを回した時、これがステラかと思わず呟いた。
 
リールを多く買っているからとて、別にマニアなわけではない。どちらかと言えば材質による性能の違いだとか、構造による剛性の違いだとか、他のリールと比較しての考察だとかには疎い。
 
とはいえ、実際に使ってみてリール毎の違いが分からない程鈍感でもない。使えばわかるスキルは、釣り人として一定以上のものを身に付けてきたつもりだ。
 
ステラを買うと決めた時、今までの自身の釣りを支えてきた道具のほとんどを手放した。愛着ある道具を手放すなんて想像もしていなかったのだけれど、姿形を変えて想いがステラに繋がるのなら後悔はしないと思った。
 
そうして背景に何台ものリールがある一台として仕上がり、技術的にも最高峰のリールを手に入れた。
 
実際に使ってみると、技術的にも精神的にも強くなれたと、確信を得ながらひとつずつ前に進んだ。すると不思議なことに、自然と少しずつ結果は付いてきた。
 
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釣りは安いリールでも出来る趣味だ。その人が使いたいものを、その人なりの理由で選べば良い。そこに他者の意見になんて耳を傾ける必要すらない。
 
自分が、何をしたいか?
自分が、何を求めるか?
自分が、何を思うか?
 
そうして私はステラを選んだ。最高峰じゃなきゃ絶対にダメだと思った。ただそれだけのこと。
 
リールは全て手放したと言ったとおり、今現在スピニングリールはこの一台しか持っていない。
 
10年使い続けたいと思ったリールは、共に過ごすほどに20年も30年も使い続けたいと日に日に強く思うリールになってゆく。
 
工業製品だからいずれ部品の供給は止まり、各パーツは劣化による破損や消耗でその役目を終える時が必ずくる。
 
大事に長く使う為に、オーバーホールの腕が立つ職人を見つけなければならない。どんな出会いがあるのか、それもまたひとつの楽しみ。
 
釣り人として憧れに近付けれたらと、一生物のリールを手の中に想う。


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<2021.7.14 内部リンク追加>

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