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デカいシーバスを選んで釣りに行く

  • ジャンル:釣行記
年2回、大きいの釣りたい時に行く場所がある。
何年も前に見つけた、北関東のある河川。
 
春はハク、秋はイナッコ。
近くには有名なポイントもあるけど、どうしても人と並んではやりたくない釣りがあり、あえて少し外してポイントへ入る。
 
ボイルに狂うのはシーバスだけではなく、アングラーも心を乱す。
確かに目の前に、ベイトを捕食するシーバスが居る事が確実に判るのだから、そのアングラーの気持ちは重々に理解できる。
だから、どうしても「われ先にキャスト」をしてしまう。
他の人より、速く投げなきゃ・・・
 
そういう気持ちになるのがつらく、また釣れたとしても素直に喜べないのだ。
 
その場所は、いまだかつて他の釣り人と出会ったことが無い。
というか、人と会う可能性があるなら行かない。
わざわざ埼玉から1時間半もかけて行って、入りたい場所に入れなかったら何しに行ったのか解からんし。
 
今回は、この場所を知る数少ない友人の一人とポイントで待ち合わせをした。
 
最近は少し浅くなったこともあり、大々的なボイルは発生しにくくなったかもしれない。
それでも回遊は実は起きていて、一晩の間に数回ほどチャンスが訪れている。
かなり暇な釣りだけど、久しぶりの友人との会話を楽しみながらなら何とか耐えきれる。
 
釣り方は、ボイルがない時は表層を引き波を立てながら引けるルアーが強い。
今回はペニーサックで通した。
 
2時間に一度ほどだろうか、なんとなく水面に気配を感じる時が訪れ、突き上げるバイトが出る。
しかし乗らない。

ペニーサックのモッカは、シリーズで最も軽く浮力が強いのが特徴。
これは水面テロ引きするにはもってこいだけど、実は強い浮力によってバイトが乗りにくいという事実がある。
浮きが消し込むように水中に引きずりこまれても、ポカっと浮き上がってしまう為にシーバスが吸い込み切れないことが多発する。
特に魚のサイズが小さい時は、そういう症状が頻発する。
 
今夜もそのパターン。
だから、ルアーを変える事はしない。
なぜならば、今夜は大きいのを釣りたくて来たからだ。

デカいのを選んで釣る為の一つの方法として、「乗らないバイトを獲りにいかない」って方法もあるのだ。
 
友人が浮力を落としたルアーで掛けてはいる。
 
o5mo5wobbokpdsapuioa_480_480-7be14868.jpg
 
しかしサイズが出ない。
 
たぶん乗らないバイトはそのサイズと割り切り、ひたすらペニーサックモッカで通して8バイト目。
 
やっと乗った。
ロッドをしっかり曲げた先で、激しく水しぶきを上げるシーバス。
これは納得のサイズ♪
 
少し丁寧にファイトをし、浅瀬に誘導してライトを当ててびっくり。
口の中に縦でルアーがガッポりと入っているが、フックがどこにも掛かってない(笑)
 
こりゃぁアカンと、あわててフィッシュグルリップで下あごを取った。
その瞬間に、ポ~ンっとペニーサックは吹き飛んで行った(汗)
 
いや~、危なかった。
これはガチガチのロッドでは取れなかったかも。
 
xz2w29262f583zkvfvhz_480_480-ade01a1e.jpg
お口にルアーをのっけて撮影。
 
その後はまた乗らないバイトと戦って、朝を迎えた。
 
なんてことはない、ただの河川。
これと言って留まる必要が無い場所に見えるのだけど、何かの理由で必ずここへ狩りをしにやって来る魚がいるのだ。
私は「たまたま知った」だけで、おそらく日本全国に、こういう釣り人目線では引っかからないけど、人知れずに魚が寄る場所はあるのだと思う。
 
なかなか不思議な光景だ。
 
8時までに帰る約束をしていたので、急いで片付けてフィールドを後にした。
 
■タックルデータ
ロッド Tulala スタッカート89
リール シマノ 4000XG
ライン PE1.5号
リーダー 22lb
ルアー ハルシオンシステム ペニーサック(モッカ)
ウェーディングギア アングラーズデザイン
フィッシュグリップ SOM
 

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