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▼ 釣り人の前に、社会人
- ジャンル:日記/一般
大潮後半は、葬式があったから釣りにいけませんでした。
故人は晩年、アッチコッチに火種を巻き起こしてきた人。
十数年前までは名士として名をはせたのですが、ある時から人が変わった様に世間を拒絶しました。
所沢近郊の農家には、忘れる事のできない事件がありました。
私はなぜか良くしてもらっていたので、たまに会っては愚痴を聞く関係でした。
葬儀には多くの人が訪れ、その列は入りきらずに外まで。
焼香が始まると、あっという間に列は進み、後から来る人はほとんど居ません。
そうか
義理ごとか
公には出来ないけど、私にはとても重要な人だったので、焼香の列に並び「心をこめた一礼でお願いします」という警告をぶっちぎって、三礼して慰霊写真を眺めました。
人なんて、死んじまったらただの灰だ
愛しまれようが、疎ましがられようが、生きてる時だけが真実か
チンピラ風情の関係者が肩で風を切る中、ちょっと知った顔もあったのですが会釈程度で早々に退散。
葬儀場を出て北東の風が突き刺す中、ポッカリと浮かんだ月灯りに照らされた雲は容赦なく流れていく時間を感じさせました。
事件の風化はこうやって進んでいくんだな。
今時、秘密を墓穴までもって行くほどの、フィクサーは居ないかもしれない。
そういう生き方もありかも知れませんね。
お疲れ様でした。
たくさんの事を教えてくれて、ありがとうございました。
世に溢れる不義理の多さ。
意外と本人は気が付かないもの。
大切なのは、それを教えてくれる他人だと思う今日この頃。
今月はあと１週間。
２回は釣りに行きたいものですな。
- 2010年11月25日
- コメント(12)
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そうですね。
現実です。
むかし昔に、友人が亡くなったときに親父に言われた一言。
「オマエはそいつと会えない事が悲しいのか？それともその友人を失う自分が悲しいのか？どっちだ？」と。。。
「まぁどっちもです」とは言えなかった自分（笑）