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▼ 月末港湾勝負
- ジャンル:日記/一般
多くのルアーは巻いて使うのが基本だと思っています。
キャストするのも、その距離によって作られるコンタクトゾーンを広く取る(増やす)ための行為であり、全てが魚を釣る為のアクションです。
昔から言われる名言ですが、「針が水中に無いと魚は釣れない」と言うのは真実です。
当然ですが、その為にフィールドへ立つのです。
魚を釣る為には、ルアーにコンタクトさせると言うのは絶対的な条件です。
では、キャスト数が多い=魚が釣れるであるか?と言えば、全てがそうとも言い切れません。
これは、根本にあるのは「ルアーを見た魚は絶対に釣れる」という訳では無いからです。
「魚探しだけでは魚は釣れない」のは、ルアーを用いて釣りをするアングラーは良く知っています。
コレが銃器を用いた狩との大きな違いです。
いかに効果的にプレゼンテーションをするか。
シーバスを釣る為には、ただ巻きだけが良いのではなく、トリックアクションが最高に良いのではなく、その魚の個性(外的環境・遺伝によるもの等)に合わせて、アレ変え品変え悩みながら葛藤する事に大きな意味があります。
また、それが釣果を分ける一つの要素でも在ると思います。
秋の干潟と春の港湾部。
同じスズキという魚なのに、こうも釣り方が違うものかと感じるのです。
しかし、その反面では「きっと同じ事が起きているのでは?」とも・・・
さて、月末は凄腕の締め切りです。
みなさんそれぞれに思惑があると思いますが、私はルールの中で楽しむのもけっこう好きなので港湾部へラストアタックに行って来ました。
今のところ4~50cmを3本エントリーしていますので、今回は「それなりのサイズを、数の中から選ぶ」をテーマにしました。
エリアは何時もの港湾ですが、東京湾全域を視野にいれるならば「たぶん外してる」と思います。
しかし、全く魚が居ないか?と言えば、そんなことは無いのです。
必ず居ます。
東京湾はそれだけの魚影の濃さとそれを支えるベイトが居ますので、全ての固体が何かの要素で移動してしまうとは考えていません。
僅かに残ったシーバスは、その狭い水域の中で「生存に適した場所」に小さな移動を行ってると思います。
簡単ではないけど、そこを嵌めていくのがまた楽しいです。
今夜の24:00にエントリー締め切りなので、帰ってからパソコンでアップする事を考えると22:00までが勝負。
参戦しているTSSTでも課題としていた、『ポイント見切りの速度と精度』を練習するにもちょうど良いです。
仕事を終えてゆなじろうさんと合流。
比較的首都高が空いていたので湾奥到着は19:00でした。
釣りが出来るのは実質2.5時間ですが、幾つかの要素で絞り込んで効率的に魚を探しに行きます。
まず考えたのが潮位。
今が満潮の192cmで、これから下げが始まります。
潮位が高い時に最初に考えるのは、ワンドの奥に魚が入りやすいということ。
これは自然な事だと感じてます。
次に、夕方(明るい)の潮止まりという事。
バチから移行するベイトの存在も配慮しつつ、決定的にシーバスはシェードを好んでいる。
カバーが薄い場合はそれを深さに置き換えてみる。
より濃い影と影の多さは、また別の話し。
風はほぼ無風なので、潮の出て行く方向は普通に考える。
特に目立つベイトの存在も無い。
そして一番大事なのは、フレッシュな魚を獲る事。
他のアングラーの影響が出来るだけ少ない場所(人と争わない)。
これらの要素から、下げが始まった時に出来る『エリアの中の一番速い流れ』に近い、ストラクチャーが多い場所へ入りました。
闇に支配された時に何処へ移動していくかを考え、それをシーバスは知っていると仮定してのポイントチョイスです。
橋脚狙いのアングラーが居ましたが、太陽の向きを考えてそこから始まる壁を選びました。
東から登って西に沈む太陽。
これに潮位が上がってからのシェードの向きを合わせて、壁にある凹みの位置を配慮しました。
リザーバーのブラックバスでは当たり前のことですが、コレはシーバスでも確実に有効だと思います。
まずはキャスト。
まだ明るいので、ストラクチャーに対してなるべく長くシェードを引ける方向からキャストです。
潮も流れてない事から、たぶん魚の向きはバラバラかと。
一箇所を大事に行くなら「キャストを短い距離で打ち、手前から丁寧に釣っていく(遠くで魚を掛けない)」のですが、今日は「50cm以上を2本釣ってすぐ帰る予定(爆)」なので、フルキャストに近い距離で「1キャストで出来るだけ多くのヒットポイントを巻いてくる」にしました。
スレますがとにかく時間優先です。
スレはリトリーブ速度との関係もあるのですが、反応無ければすぐに移動して帰りの足で夜のパターンをやると。
ルアーは、魚を探さなきゃいけないのでスーサンにしました。
レンジ的にはもう少し下を速い速度で巻いたほうが良いと思いましたが、それ以上に多少外していても「何かしらの反応が欲しい」というのを優先しました。
コレで反応でたらまた考えます。
壁沿いを早いピッチ(いつまでも同じところに投げない)で流し、3投目にヒット。
40cm在る無しのサイズなのでゴリ巻きでキャッチし、写真撮らずにペンチリリース。
たぶんフィールドには影響なし。
強引にテンションを掛けたのでフックをチェック。
ガマのフックに変形が全く無いのを確認し、すぐに同じ場所にキャスト。
早めのリトリーブ中にクラゲにあたるのですが、それを抜けた瞬間にヒット。
サイズは全く一緒・・・
コレも抜き上げてペンチリリース。
3m進んで同じくキャスト&ヒット&キャッチ&リリースを繰り返しました。
サイズはどれも一緒です。
釣りきって行く中でサイズが上がるのを期待したけど、どうやらそういう感じではないので、バラシたのを切欠にポイントまで行って目で確認します。
明らかにそこだけ多いクラゲから、流れの中で釣ってるのではない事を確認。
たまたまかも知れないし、必然があるのかも知れないです。
その辺りはまだまだ確信的な言葉が出ないです。
しかし困りました。
コレはまずい(汗)
暗くなってきたので、少しポイントを変えました。
徐々に流れが出てきたので、今度は流れの向きに対して並行する位置にあるストラクチャーです。
縦ではなくあくまでもシェードの多さをここでも重視します。
際を丁寧にクロスで。
しかし反応が出ません。
なんか違うみたいです。
試しにイナッコの群れにキャストしましたが、水面が割れる事は在りません。
少しレンジを下げたくなったので、ルアーをブラストにチェンジしましたが反応無し。
ストラクチャーをこするように巻いてきても、一向に反応無し。
魚居ないと判断して、足で稼ぐ事にしました。
時間は無常に過ぎていきます。
途中で小さなバチが居ました。
でもたった1匹がクルクル回るだけ。
まさかと思いヤルキバを入れましたが、全く反応無し。
スーサンにしてひたすら壁にそって進みます。
このエリアの壁は、ほとんどがエグレ壁です。
もう夜なのにねぇ。。。
と、ポツリとこぼす(笑)
残りはあと1時間ほどです。
やがて、夜光虫が目に付くようになりました。
壁際に立ち、足元へなんとなくスーサンをフリーフォールさせました。
そう、「なんとなく」です。
私は無意識に、どんな釣りでもよくやるのです。
そしてココから大きく展開が変わることが何度もありました。
2mほどの深さ。
『頭を下げた状態』でフォールしたスーサンの真横に、緑色に光るU時の帯が見えたのです。
一瞬で思い出したのが去年のTSST第3戦です。
あ、スーサンの縦チョンチョン!!
このパターン、知ってる!
ココから怒涛のミスバイトラッシュ(爆)
フルキャストするとラインテンションの関係で頭からフォールしないので、ショートピッチングの距離でスーサンを落としていき、2mラインで縦方向にトゥイッチして足元で最後に強くジャーク。
その時に、破綻したスーサンは頭を下にして抜けるようにフォールします。
ほっとくと、そのうち音が聞こえます(笑)
足元でやると昨晩の雷のように、無数の閃光がピカピカします!
でも、そのアクションの幅がずれてると乗りません。
たまに乗ってもすぐバレます(泣)
そんな事で、必死に修正。
幅なのか?強さなのか?レンジなのか?
間違わなければ、体をくの字にしてバイトします。
ようやくキャッチ出来たのは60弱のサイズ。
入れ替えサイズです。
この修正にかなり時間を掛けてしまい、もう残り時間は僅か・・・
入れ替えの為に急いで帰るか?
それともこのまま続けて、数からパターンの確信を求めるか・・・
選んだのはフィールドに残る事でした。
ココはどうしても経験を深めておきたいので。
さてこのバイト、明確な手元に来る「ゴン!」ってのはほとんど在りません。
ライン張ってないし、食った瞬間にシーバスは『そのままの位置で体をひねりながら異物を吐き出そうとしている』のです。
見えないときは、音が一番頼りになるかもしれません。
ルアーをただ巻くだけなら向こうアワセですが、今回のような時は積極的に仕掛けていく事ができます。
想像を絶する早巻き後に「ココで食え!」って場所で巻くのを止める(でもルアーはストップしない)事で魚の反応を見て、居ると解った場所で縦チョンチョン。
ただ巻きに戻すと、明らかにバイトは減るのです。。。
実はコレ、追って来てるけどバイトに至ってないのがほとんどでした。
なんか怪しいなぁ~と思ってピックアップ直前にライトを付けると、しっかりとスーサンの後ろ20cmにシーバスがくっ付いてきてます。
20匹近く見ました(泣)
距離ではなく時間軸をベースに釣れる為のキャストを考えれば、こんな時は何も遠くに投げるだけが良い訳では在りません。
ここぞという変化で確実に反応する魚が、たぶん全体の1割以下。
しかも掛けれるのは、その2割以下。
キャッチできる一本からは、凄まじい経験値を得れます。
もちろん、このやり方が1年を通して良いのか?というと、そんな事はありません。
でも、スーサンの「頭から落ちていく姿勢」は、仕様変更が無ければ1年中同じです。
秋の河川でやるアップキャストでの釣果も、なにか少し関係がありそうな気がしますが・・・
今は「気のせい」にしておきます。
細いPEラインから得る情報と、目で見えていることの差は想像以上です。
秋になれば、その想像に頼る釣りが待っています。
違和感を確信にする為に「もっともっと知るべき事がある」と、フィールドが教えてくれました。
なんだかんだと、ゆなじろうさんと悲鳴を上げながら24:00までやって、???バイト15ヒット8ゲット。。。
サイズは60cm弱までなので、この時期の港湾として狙いはそれほど悪くは無いと思います。
でも、まだまだです。
決められた時間内に到達出来ないというのは、未熟以外の何者でもありません(泣)
来月も頑張ります♪
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- 2010年7月2日
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takkaさん
幅が広いルアーは、何かと助かりますね。
現場でアレコレとルアーで悩まないで済むので、実釣時間も増やせます♪
でも、もっと難しくしちゃうのも、スズキの楽しみ方の一つかも。。。w