景品表示法における事業者の範囲とは?

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fimoからもらえる原稿料のため、記事数を稼ぐためにブログを書くって人を見かけましたが、

ありゃ、削除・訂正されてますね。

流石にあれはやばたんと思ったのか、fimo本部からバスターコールが行ったのか・・・




さて、過去にも、法律の専門家でもないのに、景品表示法がどーの、と宣った事がありましたが、
時間がある時に消費者庁のホームページを具に見て回って、関連法規を眺めておりました。

で、やっぱり、ギョーカイの広告はちとオカシイな、と思うに至りましてね。

関連法規を眺めても『釣り業界における広告は景品表示法の規制を受けない』って文言はどこにも見つけられなかったんですよ。


そこで、まず、気になったのは、

オフィシャルなホームページ上の広告は言うに及ばず、

メーカーに所属するプロやテスターが、

自分は◯◯というメーカーに所属している、
つまり、
◯◯と言うメーカーからお給料を頂いて製品の開発に携わっている事、

を明らかにした上で書いている製品ブログ、インプレなどは、
景品表示法の規制を受けるのか、と言う事です。


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ま、読んでもよくわからないですが、テスターやらプロやら、メーカーからお給料をもらってたり、宣伝しようとする製品の開発に携わっていたとしたら、
景品表示法の規制を受ける可能性があり、
好き勝手に、根拠やデータも示さず、
・波動が効いた!
・飛距離70%アップ
・感度アップ
・テーリング70%以上軽減

とか優良誤認させるような事をブログで言っちゃいけませんよ、って可能性が高いって事です。

いわく
『そのブログでの表示について、企業もそのようなことを載せることを了解していた、指示していた、などとなれば、景品表示法規制対象の事業者に含まれると考えられる』

まぁ、◯◯メーカー・オフィシャルブログ、とか書いてあるのに、
企業はそのような事は了解していなかった、指示していなかった、ってのは苦しい言い訳ですからねぇ。

そして『事業者が講ずべき景品類の提供及び表示の管理上の措置』を見ますと
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そもそも、
四角5、表示管理担当者、を決めておかなければならず、
四角4、の通り、『関係従業員等が表示等の根拠となる情報を閲覧できるようにしておくこと』が求められているので、

テスターやらプロやらが、好き勝手に広告したり、宣伝したりしてることを表示管理担当者が知りませんでした、って事はあってはならないし、まかり通るわけがないのです。

まかり通るわけがないのですが、好き勝手に優良誤認広告を垂れ流しているところを見ると、
表示管理担当者すら配置してないか、
配置してても機能していないのかな、と思ってしまうわけです。


個人名のブログであったとしても、他のブログやホームページなどで、そのメーカーと関係がある従業員である事が明らかである場合には
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客観的に実証されたものとは認められません、と。

開発や販売に関わっているテスターやプロのインプレなどは、バイアスがかかっているモノとして見なければいけないのは当然なのですが。



釣具メーカーの方が、どれだけご覧になっているかわかりませんが、
フリーアクセスで誰でも見られる情報ですので、皆さん一度ご覧になられてはいかがでしょうか。

そして
・波動が効く!
・飛距離70%アップ!
・感度アップ!
・テーリング70%以上軽減!
・クラス最高レベルの飛距離を実現!

などと言う文言が、果たしてフェアで客観的な根拠に基づくものなのか、胸に手を当ててよーくお考え頂きたいものですね。

ルールだ規則だ法律だ、がんじがらめになって息苦しいかもしれませんが、
製品を開発して売る、とゆーのはこう言う責任が付きまとうものであります。

こんなルールや規則が無くても、全てのメーカーが根拠やデータに基づいた広告をしてくれたらいいんですが、
僕が槍玉にあげただけでも、
波動、ツインフック、テーリング、誰か1人でも明確な根拠をお示ししてくれた方、いましたっけ?

しまいにゃ、データだ根拠だうるせぇ、と。

釣り業界のヒエラルキーのトップにクンニリングス・・・
じゃなかった、君臨するメーカー、メーカー関係者ですらこのザマですから、
ヒエラルキーの底辺を占める多くの一般アングラーなんでコロっと騙されて当然ですよねぇ。

比較広告のお話に続く。


今日のガンダム迷言


『せいては床にガマン汁』


あ、これは高田純二だったかな?

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