【Dr.TJの釣れない日記】釣ったメバルでアクアパッツァ

　先日、またまたメバルゲームに行ってきました。いつものように極楽とんぼさんが一緒です。
　実は久しぶりにアジングに挑戦するためにいつもとは違うポイントに出かけて頑張ったのですが…バイト一つ得ることが出来ずorz…どおりでアングラーが少ないわけです。20：00頃まで粘りましたが埒が明かず、最近すっかりこらえ性が無くなった私たちは、我慢できずにいつものメバルポイントへ向かうのでした＾＾；
　なんとそこではMさんが釣っていました。考えることは皆同じですね＾＾
　私たちも早速ランガン開始。
　最初私は最近の定番ルアーTACKLEHOUSE/Oruga Lipless 43からスタート。ポツリポツリとバイトが出るもののショートバイトでなかなかヒットしません。多分レンジが違うのでしょう。恐らくもう少し下のレンジのはず。
　前回釣行までゴミの量が酷く、海藻もみっちり生えていたので今回もシンキングルアーを使うのは躊躇していましたが、暗がりの中に見える海面は、なぜだかゴミの量が少ない…と言うよりもほとんど見えません。そしてあれほど凄まじく繁殖していたはずの海草も水温上昇とともに溶け始めたのか、ルアーが引っ掛かることもほとんどなくなりました。よし、ここは勇気を出してシンキングルアーを投入してみよう。
　その数投目。潮が高いのでシモリの位置は目視できません。少しずつ移動しながらメバルが着いているところを探ります。するとコツッ！という、シモリをかすめたのとは明らかに違う、ちょっとルアーを引っ張るようなバイトが出ました。スウィープに合わせるとヒット！

　いきなり20cmオーバーのナイスサイズ！ヒットルアーはAPIA/DOVER46 Slow Sinking。このルアーも最近の定番ルアーの一つ。

　フローティングルアーではしっかりとしたバイトが出ませんでしたが、レンジを下げた途端に明確なバイトが出るようになりました。

　時折ムラソイが食ってきたり…

　23㎝のナイスサイズが釣れたり。この時期のメバルは力強くて、こんなサイズでも実に楽しい＾＾

　何とクサフグまで食ってきました。極楽とんぼさんはフロート+ジグヘッドのソフトルアーによる釣りをしていましたが、あまりにもフグにかじられるのでプラグに変えたと言っていました。それにしてもハードルアーにも食ってくるとは…悪食の極みですね＾＾；

　その後も順調に数を伸ばし、久しぶりのつ抜け達成でした。
　海藻はまだ残ってはいますが、随分少なくなって釣り釣りやすくなりました。今シーズンはやっとこの時期になってまともなプラッギングが楽しめるようになりました。
　今回は全てAPIA/DOVER46 Slow Sinkingで釣りましたが、今後はもっといろんな釣り方が楽しめそうです。

　さて、ここからは表題にあります、釣ったメバルの調理と食味レビューであります。
　本当は自分で釣った魚を作れれば良かったのですが、最初からコンスタントに釣れたもので、帰りしなに一尾釣って持ち帰ろうなんて思ったら、後半はなかなか良型が釣れず、結局極楽とんぼさんが釣った魚をいただくことに＾＾；

　先ず魚の下処理から。鱗、内臓、えらを取って流水で良く流し、熱湯をかけて臭みを取ります。キッチンペーパーで水分をよくふき取ってから、塩を強めに振ります。スープの味付けも基本的にはこの塩でまかないますので、塩焼きの時よりも少々強めに塩をして大丈夫です。

　その他の具材はこんな感じ。
　パセリみじん切り（ドライパセリのパウダーでも良いけど、爽やかな香りを楽しむには絶対に生パセリのみじん切りがおすすめ）、プチトマト半切り、あさり、海老むき身（普通は使わないみたいですが、海老が入るのも悪くないです）、ニンニクみじん切り（2かけら程度）、ローレル2枚程度。ブイヨンを抽出するために野菜くずなどを加えてもOK（今回はパセリの枝を使いました。後で取り出します）、そして白ワイン（多すぎると酸味が強くなりすぎてせっかくの魚の味が台無しになるので注意。1人分でグラス半分くらいが目安）

　まず下処理済みのメバルをオリーブオイルでこんがりソテーします。皮目がパリッとした方が美味しいので、最初強火で1，2分、その後中火で3～5分くらい。引き続き反対面も同様に焼きます。

　イイ感じに焼けたら白ワインを注ぎます。

　続いて水500㏄、ニンニクみじん切り、ローレル、野菜くずを投入して煮込みます。中火で3，4分くらい。

　あさりと剥き海老、プチトマトを加え、さらに5分ほど煮込みます。私の場合、最後に雑炊を作るのでスープは多めです。沸騰してスープが少なくなってきたと思ったら水を加えます。この辺はかなり適当でも大丈夫。和食の煮魚とは違って、素人仕事でもそこそこ美味しく出来上がります。
　灰汁がかなり出ますので、こまめに取り除きます。
　そして最後にオリーブオイルを大さじ2杯くらい加え、煮立てて魚に掛けつつオイルを乳化させます。したがって調味料として加えるのは、最初の白ワインと、このオリーブオイルだけ。
　スープの味見をして、もし薄すぎるようなら少々塩を加えて完成です。

　「メバルのアクアパッツァ」出来上がりました＾＾
　皿に盛りつけた時点でパセリのみじん切りを振りかけます。トマトの赤と、パセリの緑で彩鮮やかになります。
　今回はケーパーも振りかけてみました。奇麗に盛り付ければ、お客さんに出しても恥ずかしくないものが出来上がります。

　早速いただきます＾＾
　メバルはしっかりとした旨味がある白身魚なので、アクアパッツァに良く合います。かねてから一度作ってみようと思っていましたが、大成功です＾＾
　海老やあさりを煮込み過ぎなかったのは正解でした。プリっとしてこれも美味しい。それらの旨味が抽出されたスープで煮込まれているわけです…当然魚も美味しいわけです。魚に予めまぶした塩が程よく身に浸み込んで味付けもばっちりでした。スープは少々薄味くらいですが、その後の雑炊の事を考えると、薄めで良さそうです。

　それでは〆の雑炊を作りましょう。
　リゾット風のものですが、生の米から作るのは大変なので、冷凍庫に眠っていたご飯を使います。

　先ず、玉葱とえのき茸、舞茸をオリーブオイルで炒めたものを予め準備しておきます。写真で黒く見えるのは、今回スーパーで初めて買ってみた黒舞茸なるもの。

　先ほどアクアパッツァを作った際に残したスープを沸騰させ、ご飯80～100gくらい、バター一かけらを投入して良く合えます。

　続いて先の玉葱とキノコの炒めたものを投入。

　最後にパルメザンチーズを振りかけて完成。

　これは病みつきになる旨さです。魚やあさり、海老の旨味が溶けだしたスープで作る雑炊は最高！キノコ類は洋風雑炊に良く合います。
　しかしバターやパルメザンチーズなど、高カロリー極まりない食材がふんだんに使われていますので、ダイエット中の方はチートデーだけにしておいた方が無難だと思います＾＾；

　自分で釣った魚（今回は違ったけど＾＾；）で作る料理は最高の贅沢ですね。何しろ新鮮！
　アクアパッツァは意外に簡単に作れるのと、「得意料理はアクアパッツァです！」と言うと、皆に大いに驚いてもらえるのでお勧めです＾＾
　タチウオやスズキ、カレイ、マダイなど、白身の身が比較的しっかりした魚なら、どんな魚でもとても美味しく出来ますので、是非皆さんも挑戦してみてください。

【Tackle Data】
Rod    ：YAMAGA Blanks/Blue Current Ⅲ 69
Reel    ：Shimano/20TWINPOWER C2000S
Line    ：PE＃0.6
Leader：Fluoro carbon 8LB
Lure    ：DAIWA/GEKKA-BIJINN LAIZY 45S
DAIWA/GEKKA-BIJINN LAIZY SOLID 40S・50S
LUCKY CRAFT/WANDER 45・50
LUCKY CRAFT/STREAM DRIVE 45
SMITH/SHIRASU MINNOW 40
SMITH/STILL
SMITH&INX/JADE S SW SPtune
SMITH/LUNA MEBARU S
SMITH/GUNSHIP 36F
SMITH/MEBAPEN MEBARU
SMITH/MEBAPEN Jr.
MEGABASS/BEAGLE 35
TACKLEHOUSE/Oruga Lipless 50・43
TACKLEHOUSE/Pitstick 47
APIA/DOVER46 Slow Sinking
MAGBITE/GRACY SS
MAGBITE/GRACY F
MAGBAIT/BALLON DOR
AquaWave/Shallow Magic 50
ima/kosuke 35
ima/COLLET 45
ima/kosuke 35
ima/Miniel 35
TICT/FLOPPER 38
TAKAMIYA/ROBIN 45F
ECOGEAR/メバル職人MINNNOW SS
ECOGEAR/メバル職人MEBADART
ECOGEAR/メバル職人STRAW TAIL GRUB 2"
ECOGEAR/カサゴ職人ROCK MAX 2"
ounce tackle design/MANATEE 38
ounce tackle design/MANATEE 28
SMITH/SCREWTAIL GRUB　1.5inch.
INX.label/Baity
Jig head/0.5～2.0g