河川→湾奥の鱸 2013.06.09~15

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春うららポカポカ陽気な様相は、

黙っていても次第に新緑の季節へと移り変わり、

気が付くと日の出がこんなにも早く、

日の入りがこんなにも遅くなっている。


そんな春シーズンの終幕と初夏一番を感じる『梅雨入り宣言』。

恵みなのか、厄介なのか、

中休み多い今年の梅雨もいよいよ本格化してきた。



そんな梅雨入りシーズンあたりからそろそろ『アレ』がいいんじゃないかと、

6月最初の釣行は大規模河川の明暗回り。



2013.06.09

たぶん『アレ』のはずだけど、

常夜灯周り表層には何も見えない・聞こえないので、

まずは教科書通りに明るい側の手前からルーティーン・1サイクルで撃ってみる。

出るならココというポイントにティップを集中させてくけど何もなし。


そこで今年こそは『アレ』をたまたまではなく『実感・体感』するべくいろいろと準備。

その1投目は陸橋の真下からアップクロスで。

プラグは『パンチライン スリム』。

下げ方向の弱い風2と流速2に極力抵抗しないように、

それでいて表層に『アレ』感がないのでレンジは浮き過ぎず沈み過ぎずの表層下~中層上を意識。


その3投目、

最初のキャストより沖目の流芯寄り位置にアップクロス、暗部に入るか入らないかに流れてきた位置で1HIT。

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01:31 たまたまでもNEWプラグにHITしてくれると何だか気分も乗ってくる♪

準備通りの1HIT…なつもりなんだけど、

これが『アレ』なのかはまだまだ全然不確定だし、

この後もいろいろ試して続かず。



2013.06.15

今度はもっと『アレ』が実感出来るところはないかと、

湾奥・水路的小河川。

このシーズンに『アレ』を求めて入るのは初めての場所。


無風・緩い流れの最河口部の陸橋に身を潜め、水面を伺うも何もなし。


…かと思ってると居ました♪

これがその『アレ』↓

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ちなみにこれは去年の奴。このシーズン常夜灯周りに群がる『バチ』良型~極小サイズ。

上のサイズ級が何とか1匹。

どうやら数は少なくてもバチは抜けてきている様子に一安心。

テンションも上がる。


『CUTTER90』『パンチライン スリム』ではやや荷が重い超小場所接近戦。

『ヤルキスティック』を『610』で5m先の狭い際にキャスト、

スーパースローバチ抜けアクションで足元まで引いてくると、

足元ど真下の暗部→明部境界の水面直下で1反転。

いいサイズ。


魚は居る、そしてバチに反応している(可能性が非常に高い)


同じコースで同じパターンに同じサイズがもう1反転。

この立ち位置からでは『610』でも喰わすには厳しいか。

立ち位置変えていろいろやってみるけど結局喰わせきらず、

悔しいけど時間が掛り過ぎたので移動。



ひとつ上流の陸橋明暗部。

あと20分で最大潮位を迎えるところ。

相変わらず風は無く、流れも緩く出たり止まったり。

明部を覘いてみると、

さっきのバチとは比較にならない極小級がポツリ・ポツリ。

まあ、居ないよりマシ。


『CUTTER90』をセット、

橋脚間でヨレている明暗部にキャスト…その着水とほぼ同時に、


『バシュ!!』


ルアーの方向が大きく変わったのがロッドを伝ってきた。

回収していると今度は完全に明るい上流側で『ボシュ!!』。

もうひとつは橋脚挟んで更に上流側の流芯で2つ。


いわゆる『バチ抜けライズ』。


否応なくアドレナリンが全開となり、心臓の鼓動が高く大きくなっているのが判る。

『CUTTER90』が鋭角のV字引き波を引く練習をした成果を発揮する時。

アップクロス・クロス・ダウンクロスそれぞれに引き波を立てていく…が喰わせきらない。

長くない時合いのピークをいよいよ迎え、川のあちこちから聞こえてくるライズ音に焦る。


『ヤルキバチ抜けスロー』『パンスリバチ抜けスロー』もHITせず、

再度どアップに『CUTTER』を撃つ。


その引き波後方にチェイス。


間違いないチェイスにパターンが見えた気がして、

今度も同じように撃って引き波を立てると後方にまた明らかなチェイス。

そこでリトリーブを止めてやると『バシュッ!!』と水柱。

当たり♪

V字引き波が消えた瞬間の1HIT。

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01:18 バチに狂っているお祭り気分な奴・第1号

なるほどね♪と、

今度はクロスに撃ってライズした直後の先30cmに着水。

同じパターンをやってみる。

チェイス感はないままでリトリーブをフッと緩めて引き波を消した2~3秒後、ゴッっと持ってって1HIT。

これはバラしちゃったけど、パターンはどうやら絞れてきた。

立ち位置をズラしながら撃っていくと、もう1HIT。

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01:24 バチを荒喰ってる割にお腹ホッソリなお祭り野郎・第2号

バチパターンで連発、嬉しい。

小さなライズ音に紛れて、どうやら50~60級の単発ライズ。

パターンは判ってきたので今度はサイズアップも視野に入れていく。


すると次はさっきの水面爆発バイトとは対照的なモワッて感じの小さなバイト。

いわゆる『吸い込みバイト』で2連続、

これは残念ながら乗せられず。


村岡昌憲流『コモスリ サヨリチューン』で同じV字引き波を演出してみるも、これではHITせず。

ただV字引き波がいいというわけではないようで、アクションやフローティング・シンキングの差が少なからずある。

ハイローテーションでいろいろ試すも、今夜はやっぱり『CUTTER』のようで、

更に追加で数バイト1HIT。

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01:46 時合い後半戦はこのサイズが大半を占めていた感じ

残念ながら上のサイズをかわしながら50~60級をHITさせることが出来ないまま、

次第に時合いも終わっていき、梅雨の再開を区切りにTIME OUT。





今回『バチ抜けライズゲーム』を体感出来たことは非常に好運だった。


同じバチ抜けパターンでも今回のような『ライズゲーム』はEASYなのかも知れないし、

乗せられなかったバイトをもっと獲ることも出来たかもしれない。

それにあの『良型サイズのライズ音』の魚も獲る方法もきっとあった思う。


シーバスゲーム、『バチ抜けパターン』だけでもまだまだ奥が深い。

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