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対象魚
▼ 魚の気持ちと釣り人の妄想
- ジャンル:日記/一般
釣りという世界においては、各人様々な考察が存在する。
それは結局魚の気持ちが分からない限り、明確な答えが出るはずがないという事実に起因する。
釣りの過程における様々なファクターが魚の捕食行動にどれだけ影響を与えるのかという考察は、魚の脳機能を完全に解明出来ない限り、釣り人の妄想の範疇を超えることはない。
こうしたから釣れた釣れなかった等というのは、大部分において釣り人のこじつけに過ぎない。
この度は、この釣り人の妄想やこじつけという部分について考察してみたいと思う。
最初は、ルアーフィッシングの世界において論争の絶えないルアーのカラーについて少し述べてみたいと思う。
結論を言ってしまうと、カラー選択に正しい答えなど無い。
そもそもカラーを変えたから釣果が変わった等という考え方自体が釣り人の妄想である。
例えばシーバスという魚に関して述べてみると、シーバスという魚に色覚があるのは一つの事実。
紫外線領域も見えるという点で、人間が見る色世界とは全く異なる色世界を見ているというのもまた事実。
光を反射するホログラムカラー、光を吸収するブラックカラー、光を透過するクリアカラー、紫外線を受けて発光する蛍光カラー、確かにそれらはシーバスには違う色合いに見えているだろう。
しかしシーバスがルアーのカラーを判断した結果、それが捕食行動に影響を与えるのかは分からない。
この色だから食べようとか、この色だから食べないとか、そんなことを魚が本当に考えているのかは魚に聞いてみないと分からないということだ。
結局カラーについて言えるのは、その状況において目立つ色なのか溶け込む色なのかといった程度のものであり、ルアーの見つけやすさに関係することはあっても、魚の捕食行動に影響を与えるかについての考察は釣り人の妄想の範疇を超えることはない。
次にルアーの発する波動と呼ばれるものについて述べてみたいと思う。
よく言われるこの波動とは何か。
これは大まかに二つに分けることが出来る。
一つ目は、ルアーが水中を動くことで発生する乱流、渦といった水の流れ。
二つ目は、その渦から発生する音波、フックやリング、ルアー内部から発生する音波などのことである。
一つ目については、ルアーの移動方向の後方に生まれるもので、遠くまで伝搬するものではなく、その場で一瞬にて消え去るものである。
つまりこれはルアーの後方を魚が追尾してきた際には捕食行動に影響を与える可能性があるが、遠方の魚を呼び寄せるような効果は無い。
二つ目については、音波であるため水中を伝搬する。
ルアーによって発生させる渦の質は異なり、それに応じてそこから発せられる音波も異なる。
またルアーの内部構造の違いによっても、発生する音波は異なる。
ではこの音波がどこまで捕食行動に影響を与えるのか。
答えは魚に聞いてみないと分からない。
実際、水が流れている場合、その流れの中に遮蔽物があれば渦による音波は発生する。
つまり底に沈んでいる石一つですら、音波の発生要因となる。
そのような騒音に満ちた世界において、ルアーの発する音波のみを正確に把握し、捕食対象と認識するのかは疑問が残る部分である。
逆に流れの無い状況においては、水中で音を発生させる要素は少なく、その中ではルアーの発する音波は目立つと言える。
それをどう捉えるかは釣り人次第であるが。
最後にルアーのサイズについて述べてみる。
ルアーフィッシングの世界にはよくマッチザベイトという考え方がある。
ターゲットが捕食しているベイトのサイズ、カラーにルアーを合わせるという考え方である。
カラーに関しては上記した通りであるが、サイズに関してはどうなのか。
結論を言ってしまえば、これに関しても答えは魚に聞いてみないと分からない。
実際、ベイトのサイズにルアーサイズを合わせなくても魚は釣れる。
そもそも5cmにも満たない稚魚や、20cmを超えるような大型のベイトを捕食している場合、ルアーのサイズを合わせること自体困難である。
例えば5cmの稚魚の群れの中に15cmのルアーを投入した場合を考える。
この場合、確かにルアーだけが極端に大きくて浮いて見えるかもしれない。
しかし群れの中で一際シルエットが大きくて目立つからという理由で、ルアーを捕食対象から弾いているという考え方に根拠など無い。
結局そのような考え方も釣り人のこじつけに過ぎない。
少し突き詰めてみると、魚が捕食対象のサイズを把握する際の要素として考えられるのは、対象の大きさ(長さなのか太さなのか体積なのかは不明)、色、捕食対象が発する波動などが考えられるが、仮に波動に頼ってサイズを把握していた場合、ルアーそのものの大きさは関係ないと言える。
同じ大きさのルアーであっても形状の違いによって発する波動の大小は変化するし、同じルアーであっても受ける水流抵抗によって発する波動の大小は変化するからである。
今は仮に波動がサイズ把握に関係すると仮定したが、実際どうなのかは魚にしか分からないし、もっと言えば魚がルアーのサイズを何らかの方法で把握した結果、その大小が捕食行動にどれだけ影響するのかも分からない。
今回は一部についてしか述べていないが、結局言いたいのは、どこまでが科学的根拠に基づいた事実で、どこからが魚の気持ち次第の曖昧領域なのかを自分でよく考えてみるべきだということだ。
それをしない限り、釣りの世界に溢れ返る膨大な情報に踊らされるだけである。
各人が好きに考察するのは自由であるし、そこに釣りの楽しさがあるのも事実であるが、それを安易に世に発信するのは如何なものか。
客観性の無い主張は、他人から見たらただのオカルトである。
自分の考察が真実であると主張し発信するのなら、客観性を持った明確な根拠を提示するべきだと思う。
釣りの世界、特にルアーフィッシングの世界においては、釣り人各個人を超えて、業界もがオカルトに傾倒していると感じる部分も多い。
魚を騙す前に自分が騙されては本末転倒では無いだろうか。
それは結局魚の気持ちが分からない限り、明確な答えが出るはずがないという事実に起因する。
釣りの過程における様々なファクターが魚の捕食行動にどれだけ影響を与えるのかという考察は、魚の脳機能を完全に解明出来ない限り、釣り人の妄想の範疇を超えることはない。
こうしたから釣れた釣れなかった等というのは、大部分において釣り人のこじつけに過ぎない。
この度は、この釣り人の妄想やこじつけという部分について考察してみたいと思う。
最初は、ルアーフィッシングの世界において論争の絶えないルアーのカラーについて少し述べてみたいと思う。
結論を言ってしまうと、カラー選択に正しい答えなど無い。
そもそもカラーを変えたから釣果が変わった等という考え方自体が釣り人の妄想である。
例えばシーバスという魚に関して述べてみると、シーバスという魚に色覚があるのは一つの事実。
紫外線領域も見えるという点で、人間が見る色世界とは全く異なる色世界を見ているというのもまた事実。
光を反射するホログラムカラー、光を吸収するブラックカラー、光を透過するクリアカラー、紫外線を受けて発光する蛍光カラー、確かにそれらはシーバスには違う色合いに見えているだろう。
しかしシーバスがルアーのカラーを判断した結果、それが捕食行動に影響を与えるのかは分からない。
この色だから食べようとか、この色だから食べないとか、そんなことを魚が本当に考えているのかは魚に聞いてみないと分からないということだ。
結局カラーについて言えるのは、その状況において目立つ色なのか溶け込む色なのかといった程度のものであり、ルアーの見つけやすさに関係することはあっても、魚の捕食行動に影響を与えるかについての考察は釣り人の妄想の範疇を超えることはない。
次にルアーの発する波動と呼ばれるものについて述べてみたいと思う。
よく言われるこの波動とは何か。
これは大まかに二つに分けることが出来る。
一つ目は、ルアーが水中を動くことで発生する乱流、渦といった水の流れ。
二つ目は、その渦から発生する音波、フックやリング、ルアー内部から発生する音波などのことである。
一つ目については、ルアーの移動方向の後方に生まれるもので、遠くまで伝搬するものではなく、その場で一瞬にて消え去るものである。
つまりこれはルアーの後方を魚が追尾してきた際には捕食行動に影響を与える可能性があるが、遠方の魚を呼び寄せるような効果は無い。
二つ目については、音波であるため水中を伝搬する。
ルアーによって発生させる渦の質は異なり、それに応じてそこから発せられる音波も異なる。
またルアーの内部構造の違いによっても、発生する音波は異なる。
ではこの音波がどこまで捕食行動に影響を与えるのか。
答えは魚に聞いてみないと分からない。
実際、水が流れている場合、その流れの中に遮蔽物があれば渦による音波は発生する。
つまり底に沈んでいる石一つですら、音波の発生要因となる。
そのような騒音に満ちた世界において、ルアーの発する音波のみを正確に把握し、捕食対象と認識するのかは疑問が残る部分である。
逆に流れの無い状況においては、水中で音を発生させる要素は少なく、その中ではルアーの発する音波は目立つと言える。
それをどう捉えるかは釣り人次第であるが。
最後にルアーのサイズについて述べてみる。
ルアーフィッシングの世界にはよくマッチザベイトという考え方がある。
ターゲットが捕食しているベイトのサイズ、カラーにルアーを合わせるという考え方である。
カラーに関しては上記した通りであるが、サイズに関してはどうなのか。
結論を言ってしまえば、これに関しても答えは魚に聞いてみないと分からない。
実際、ベイトのサイズにルアーサイズを合わせなくても魚は釣れる。
そもそも5cmにも満たない稚魚や、20cmを超えるような大型のベイトを捕食している場合、ルアーのサイズを合わせること自体困難である。
例えば5cmの稚魚の群れの中に15cmのルアーを投入した場合を考える。
この場合、確かにルアーだけが極端に大きくて浮いて見えるかもしれない。
しかし群れの中で一際シルエットが大きくて目立つからという理由で、ルアーを捕食対象から弾いているという考え方に根拠など無い。
結局そのような考え方も釣り人のこじつけに過ぎない。
少し突き詰めてみると、魚が捕食対象のサイズを把握する際の要素として考えられるのは、対象の大きさ(長さなのか太さなのか体積なのかは不明)、色、捕食対象が発する波動などが考えられるが、仮に波動に頼ってサイズを把握していた場合、ルアーそのものの大きさは関係ないと言える。
同じ大きさのルアーであっても形状の違いによって発する波動の大小は変化するし、同じルアーであっても受ける水流抵抗によって発する波動の大小は変化するからである。
今は仮に波動がサイズ把握に関係すると仮定したが、実際どうなのかは魚にしか分からないし、もっと言えば魚がルアーのサイズを何らかの方法で把握した結果、その大小が捕食行動にどれだけ影響するのかも分からない。
今回は一部についてしか述べていないが、結局言いたいのは、どこまでが科学的根拠に基づいた事実で、どこからが魚の気持ち次第の曖昧領域なのかを自分でよく考えてみるべきだということだ。
それをしない限り、釣りの世界に溢れ返る膨大な情報に踊らされるだけである。
各人が好きに考察するのは自由であるし、そこに釣りの楽しさがあるのも事実であるが、それを安易に世に発信するのは如何なものか。
客観性の無い主張は、他人から見たらただのオカルトである。
自分の考察が真実であると主張し発信するのなら、客観性を持った明確な根拠を提示するべきだと思う。
釣りの世界、特にルアーフィッシングの世界においては、釣り人各個人を超えて、業界もがオカルトに傾倒していると感じる部分も多い。
魚を騙す前に自分が騙されては本末転倒では無いだろうか。
- 2016年10月29日
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