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対象魚

フッキングについて

  • ジャンル:日記/一般
フッキング能力に長けたロッドとは何か、フッキングのメカニズムとはどのようなものか、これらについて考察してみる。

フックを深くまで刺しこむ力の源はラインのテンションである。
ラインのテンションに寄与するのは、合わせの動作でロッドが曲がることにより生じる反発力である。
フックを貫通させるために必要なラインのテンションをフッキングテンションと呼ぶとする。
このフッキングテンションの得やすさは、フッキングの仕方やロッドの性能により異なる。
例えば硬いロッドほど少ない曲がりで大きな反発力を得られるため、少ない合わせのストロークでフッキングテンションを確保することが出来る。
このため硬いロッドほどラインスラッグが出ている状態でのフッキングに有利になる。
またティップ側で合わせた場合と、バット側で合わせた場合では、後者のほうがラインのテンションは上がる。
それはバット側のほうがロッドの反発力が大きいためである。
つまりバットで合わせることにより、少ないストロークでフッキングテンションを得られる。
ティップを煽るような合わせ方だと、ティップの柔らかいロッドではフッキングテンションを得られないことがある。
そのため、このような合わせ方においてはティップの硬いロッドが有利となる。
しかしティップは硬ければいいというわけではない。
ここでフッキングのメカニズムについて考察してみる。
魚がルアーにバイトした際にティップが入り、それにより反発力が生じるが、ティップが入る距離は魚がルアーを吸い込む距離に依存するため、ティップの硬さには依存しない。
つまりバイトの際にティップが入る距離は硬さに依らず同じであり、よって硬いティップほどバイトの際に強い反発力を生じる。
魚がルアーにバイトすると、その直後にルアーを異物と認識して人間の反応速度を遥かに上回るスピードで吐き出し動作に移る。
つまりフッキングに至るためには、魚がバイトしてから吐き出し動作に移り、そしてその後違和感を感知した釣り人が合わせを入れるまでの間に、フックを口の中のどこかに掛けておく必要がある。
問題はこの吐き出し動作にあり、ティップの反発力が強すぎる場合は、この吐き出し動作の際にフックが弾かれてルアーが吐き出されやすくなる。
これが所謂ショートバイト、アタリを弾くと言われるものである。
つまりティップが硬すぎるのも問題があるといえる。
ティップが硬いとティップを煽るだけの合わせでフッキングテンションを得やすいというメリットはあるが、バイトを弾きやすいというデメリットもあるということだ。
フッキングに関してのみを考えると、ティップはバイトを弾かないように適度な柔らかさを持たせ、合わせはバットで入れて確実にフッキングテンションを得るのが理想といえる。
しかしティップで合わせざるを得ないようなときは、ティップの柔らかいロッドではフッキングテンションを得られないことがある。
このようなときはバットで追い合わせを入れることで確実にフッキングテンションを得ることが出来る。

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