▼ 謎のサカナ
- ジャンル:釣行記
自分の歳は忘れたけど、
確か、12~13年位前。
私は、いつもの運河で釣りをしていた。
いつも通りの竿に、いつも通りのリール。
リールは確か、クァンタムエナジーのE600Ti。
当時の中級機種だったと思う。
私は、何を拗らせたか、当時の国産には興味が無く、
E600Tiの前も、E500と言う下位機種を持って居た。
釣り場で、同じ物を持って居る人がいないのが自慢だった。
その後も暫くは、クァンタム信仰は続く訳だが・・・。
と言うより、バレーヒル信者か。
竿は、余り記憶に無い、バレーヒルのガッシュだったかな?
ラインは、当時から太い物を使用していて、
GT-Rの16lbか20lbと、自分の中で決まっていた。
そんな装備で、当時の私は、高い運河の護岸から、
40~50のバスを抜き上げる釣りをして居た。
確か、記憶に残るその日は、余り釣れずに、
どうしたモノかと悩んで居た。
当時、もう一つ拗らせて居たのが、
アンチ「ゲーリーワーム」な訳で、ZOOM信者となって居た。
釣れないので、底を狙おうと、
オフセットジグヘッドの7g(これも決まっていた)に、
ZOOMのシングルテールグラブを付けて準備。
そして数投目に、変なアタリが手元に伝わって来た、
しかし、合わせを入れる間も無く、相手は走り出した。
ドラグはガチガチ主義、しかし嫌な音を立てて、
ラインは出て行く、ギチ・・ギチギチ・・・と。
急なサカナの走りには、クラッチを切って対処するのだけど、
クラッチも、ギアが変な力を受けているのか切れない。
ラインは、根掛かった時に難儀するGT-R。
本当に耐荷重は表記通りか疑いたくなる代物で、
リールも、竿も限界付近、私だって手も足も出ない状態。
体勢すら立て直せない様な情けない有様だ。
それでも相手は正に、私は潜水艦だとも言わんばかりの走りで、
重く、強いし、浮き上がりもしない。
ブルーギル釣りの外道で掛かった、
80オーバーの鯉ですら、こんな目には合わなかった。
時間にして一分もないだろうけど、
耐えてる時間は長く感じた。
結局、最後にはラインが凄い音を立てて切れてしまった、
切れたと言うより、爆ぜたと言った方が近い、
切れたラインの先端をみたら、
綺麗に三つに裂けていたのだから。
その後も、何度も運河へ足を運んだけど、
未だに、それらしきサカナを見る事は無い。
手も足も出ず、悔しい思いをしたあの日の記憶は、
色褪るコト無く、私の中で、輝き続けている。
その運河では時折、化け物の様な、丸太に近い雷魚や、
熱帯魚の様な魚を見かけて居たので、
もしかすると、それらのサカナだったのでは?と、
妄想に更ける楽しみも残してくれた、あの日。
私の記憶の中では、
一際強い、夏の香りを残してくれている。
確か、12~13年位前。
私は、いつもの運河で釣りをしていた。
いつも通りの竿に、いつも通りのリール。
リールは確か、クァンタムエナジーのE600Ti。
当時の中級機種だったと思う。
私は、何を拗らせたか、当時の国産には興味が無く、
E600Tiの前も、E500と言う下位機種を持って居た。
釣り場で、同じ物を持って居る人がいないのが自慢だった。
その後も暫くは、クァンタム信仰は続く訳だが・・・。
と言うより、バレーヒル信者か。
竿は、余り記憶に無い、バレーヒルのガッシュだったかな?
ラインは、当時から太い物を使用していて、
GT-Rの16lbか20lbと、自分の中で決まっていた。
そんな装備で、当時の私は、高い運河の護岸から、
40~50のバスを抜き上げる釣りをして居た。
確か、記憶に残るその日は、余り釣れずに、
どうしたモノかと悩んで居た。
当時、もう一つ拗らせて居たのが、
アンチ「ゲーリーワーム」な訳で、ZOOM信者となって居た。
釣れないので、底を狙おうと、
オフセットジグヘッドの7g(これも決まっていた)に、
ZOOMのシングルテールグラブを付けて準備。
そして数投目に、変なアタリが手元に伝わって来た、
しかし、合わせを入れる間も無く、相手は走り出した。
ドラグはガチガチ主義、しかし嫌な音を立てて、
ラインは出て行く、ギチ・・ギチギチ・・・と。
急なサカナの走りには、クラッチを切って対処するのだけど、
クラッチも、ギアが変な力を受けているのか切れない。
ラインは、根掛かった時に難儀するGT-R。
本当に耐荷重は表記通りか疑いたくなる代物で、
リールも、竿も限界付近、私だって手も足も出ない状態。
体勢すら立て直せない様な情けない有様だ。
それでも相手は正に、私は潜水艦だとも言わんばかりの走りで、
重く、強いし、浮き上がりもしない。
ブルーギル釣りの外道で掛かった、
80オーバーの鯉ですら、こんな目には合わなかった。
時間にして一分もないだろうけど、
耐えてる時間は長く感じた。
結局、最後にはラインが凄い音を立てて切れてしまった、
切れたと言うより、爆ぜたと言った方が近い、
切れたラインの先端をみたら、
綺麗に三つに裂けていたのだから。
その後も、何度も運河へ足を運んだけど、
未だに、それらしきサカナを見る事は無い。
手も足も出ず、悔しい思いをしたあの日の記憶は、
色褪るコト無く、私の中で、輝き続けている。
その運河では時折、化け物の様な、丸太に近い雷魚や、
熱帯魚の様な魚を見かけて居たので、
もしかすると、それらのサカナだったのでは?と、
妄想に更ける楽しみも残してくれた、あの日。
私の記憶の中では、
一際強い、夏の香りを残してくれている。
- 2012年5月4日
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