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禍福は糾える縄の如し (かふくはあざなえるなわのごとし)とは、 人生をより合わさった縄にたとえて、幸福と不幸は変転するものだという意味の故事成語です。 不幸を嘆いていると、いつの間にか幸福となり、幸福を喜んでいると、また不幸になる、ちょうどそれは「より合わせた縄のように表裏が交互にやってくる」ということを表しています。 感染病に心を悩まし、外出を控えたりている方が殆どだと思います。 人生不幸ばかりではありません。 希望を持って生きて行きましょう!

島くらしのススメ【0尾目】其の十三 RFDの変態ども

  • ジャンル:style-攻略法





皆様、お久しぶりです。

オニギリで御座います。

シリーズ化していた 島暮らしのススメ の続編です。 ブログで公開されてない秘話や島内のアングラー中心の記事になります。(今更感半端ない)



続編を記述してて、一年以上



アップ忘れていた(爆)

その前に…

約一年前、fimoのブログで世界情勢と未来予想図を述べさせて頂いた。 ほぼほぼ、自分の予想は正解だったでしょう? 







?(圧) 
※今後の世界情勢や予想展開は、別記事で述べさせて頂きます。





それでは本編の続きです。  



夏が終わると、しばしばの猶予期間があるものの、いよいよ各集落で秋祭りの準備が本格的に動きだす。 近年、島内の各集落は若者不足で、祭の運営に支障が出てしまうので、隣の集落から人手の貸し借りを行なっている、 隣の集落への応援は当前で、一人あたり2j回から3回祭りに参加する。 高齢化した過疎地区で伝統を継承するのは大変な事だ。 近接の地区で統合してしまえば良さそうなものだが、事は簡単には行かないようである。



アコウ専門に狙うuh83君も、この時ばかりはロッドを置いて、祭りの準備に専念していた。 因みにuh83君のアコウ記録は、ショア58cm(口綴じ計測)2,940gで、島内の記録ホルダーである。



オフショアでもこのサイズはまず聞かない。

シーズン終盤のランカーアコウ

※釣行記のリンク貼っておきます↑



今回はこのuh83君についてのお話である。 



こうして、彼の記事を6月のアコウシーズンが本格スタートする直前に書いているのは、偶然ではない気がしてならない。 彼は6月中旬の潮止まりを狙って釣行スケジュールを既に立て、今は本番を何処に入るか模索している最中だと思う。



彼は確か2014年に地区祭礼の幹事を任されて、集落の子供等を集め祭りの練習をさせていた。 当時、確か彼は22歳。 自分が同じ年の頃なんて、自分の遊びのことしか考えていなかった。 そう考えると彼は自分より余程大人だ。 本来ならばもっと年配者が音頭を取るべきなのだが、先に述べた通り島の諸事情致し方ない事だった。 

休日朝の釣行を終えて、ねぐらとしている賃貸2Fのベランダに出て洗濯物やら布団やら干していた際、眼下に彼を見かけた。 

オニギリ「そんなところで何してるん?」

uh83君「祭りの準備w」

オ「おぃおぃ、大変だなw」

uh83君「終わるまで釣り行けないです」

ハイシーズンに釣行出来ない事は、かなりのストレスらしく、何度か愚痴らしい言葉を聞いた記憶がある。 根が優しさい奴だから、愚痴にはなり切らんのだが、「口では面倒」「釣りに行けない」だの言ってはいるが、面倒見の良さと仕事ぶりを見ると心底嫌がってないように見えた。 祭りが終わった後の波止で見掛ける彼の姿は、心底釣りを楽しんでいた。





たぶん彼はドMだと思う(笑)

否、違うな…

言葉が適切でない…

彼はまさに



真正M爆)

しかも、島内で指折りの変態領域に達するアングラーの一人といってまず間違いない。 理由は後で述べるとして、話を先に進める。



彼は当初、延べ竿でメバル釣りをはじめ、ルアーに転向した。 理由は確か型が出しやすいからとか言ってた気がする。

彼の釣りのスタイルは、実直さと粘り強さが売りだ。 毎夜、海に出掛け、実績あるポイントを丁寧に打ち込んでいく。 並みのアングラーならば音を上げてしまう状況でも、淡々と打ち込んでいく。 ラインを切られては、何度もラインを結び直し繰り返す。 彼の腕前は、辻本ナツ雄プロ主催の大会でも優勝している。 瀬戸内海のロッキンは有名だから、ご存知の方も多いと思う。 大会参加した人は、彼の名前位はご存知のはずだ。

まあ、



そういう人物である

えっ?

説明になってない?

まあ、



そういう人物である(届け)www

そんな真正Mのuh83君に、「オニギリさんって必ず海にいますよね?」って何度か言われたことがあるんだけど、



正直にお前には言われたくない(笑)

その当時「えっ?そうかぁ?」ととぼけたが、

オレから言わせれば



uh83君はいつも釣りしてるよね?」だ(爆)

2日に一度は会っていたんじゃないかと思う程である。 たぶんそれ以上に会ってた気がする。 釣行の約束などは一切してないのだが、住まいが割と近所で、近場の良好なポイントから入り、ランガン(入る場所を移動しながら釣る)してると彼に出くわす(笑) 2日に一日以上って、まるで



恋人同士じゃないですか(笑)

って言いますか、普通に考えて



異常(爆)

それだけ



一尾に掛ける想いは並大抵ではなかった

まあ、いつもポイントで彼に出くわすオレも大概なんだが、そんなドMなオレが認めるんだから、彼は



真正Mで間違いない(爆) 

釣りって不思議なもので、Mじゃないと出せない釣果ってあるんだよな(笑) 打たれ強いというか、諦め悪いというか、死線の先で得られるもの…。



いや、これ割とマジで!

型を出すならシーズンイン前から、過去の釣果ポイントに何度も入り、さして来るタイミングを狙う。 釣果に結びつくまで、何度も坊主を喰らう。 釣れてる他魚種も狙いはするのだが、何本出しても気持ちが満たされることはまず無い。 



やはり本命の希望のサイズでないと納得出来ない

この位の覚悟をしないとなかなか結果に結びつかない。 正にショアの醍醐味。 遊漁船に乗せられて釣りしているアングラーには見えない世界線。 ましてや、一般人には絶対に理解不能な世界。 理解するには、そこまで実際に自分で上り詰めるしかない。 まあ、推奨は絶対にしないけど。 

ここまで来ると最早



病気(笑)

当時を思い返すと、自分の周囲の人は、こんな重度の病気持ちばかりだったわけだ(爆)


 
uh83君には長期間に渡る粘り強さに共感出来るものがある。 良い例が島内の釣り大会で、S氏が主催するS杯があるんだけど、大会期間が



3か月(爆)

まあ、尋常じゃない期間設定(笑)

確かこの期間の大会を年3回行う。 精神的にタフじゃないと戦えない。 この大会お祭り的な要素は殆どなく、近所の富岡釣具の店内に大会のポスターが貼られ、期間後店頭にて結果発表があるだけである。 参加料は無く、表彰は店主から予め用意された景品が渡されてお終いとなる。 恐らくS氏がメーカーと店舗にかけあって用意した景品と、uh83君が準備したポスターだけだろう。
 

※uh83君が用意した結果発表のポスター。 まるで業者に委託したような仕上がりw

この催しは、己との勝負ってのを気づかされる大会だった。 

努力するのも自分、手を抜くのも自分。 関わり方はそれぞれ個人の自由だけど、それだけ自分を見つめ直す機会が期間中に何度もある。 自分がS杯参加した時は、3か月間睡眠時間平均3から4時間やで? 期間が3か月って事は、つまり、一切言い訳が通用しないって事。 「海の状況が」とか「スケジュールが」とかの言い訳は、

寝言は寝て言えだ(笑) 

エントリー出来る行動範囲も同じなので、まさに公平な大会条件。 縛りがないからルーズに見えて、実はやり込むやつには、相当シビアな条件になる。 

勝ちたければ



海に出ろ

正にそんな大会だった。

さて、何から話そうか!?【51尾目】キジハタ・フラットフィッシュ・青物・シーバス・チヌ
※大会エントリーを決心した翌日の気合の入った釣行ブログ↑

自分がまるまる休んだのは、出張で島外に出ている時だけ。 彼も同じ状況だったと思う。 毎日、エントリーするとなると日々の自己管理は当たり前で、釣行時間を割くには、仕事のスケジューリングも行い、仕事は前もって終わらせておく。 自分の場合は、単身赴任中だったので、家事も当然自分でこなす。 釣行の経費を捻出するためにあれこれ生活費を削る。 結局…



牛・豚・鶏肉を食わなくなる(真実)www

タイドグラフ、過去実績、個人予定表を基に長期スケジュールを立案し、直近のベイトや釣果情報を基に短期的なランガンスケジュールを立てる。 長期スケジュールは、魚の着き場所が季節により変わってしまうからで、それを補う短期的なものは、現況のベイトやターゲットの入りで長期スケジュールを微調整する。 読みが外れた場所でも、一週間は必ず通い続ける。 悪い中でも見えてくるものが必ずあるからだ。 

当日の釣行が終わったら、すぐに道具はメンテして、翌朝や夕方の釣行に備える。 体力が消耗していて、非常に面倒なのだが、これが想像以上に大切で、次回の釣行でマズメの美味しいタイミングを逃さない方法の一つだ。 道具の買い足しは、近所の富岡釣具で、就業の休憩時間を利用して、極力日中に済ます。

まあ、こんな感じで釣行してたわけで、一日の自由時間なんてなかった。 廃人になれる大会を通じで得たものと言えば、人間…





3時間睡眠でも生きていける!(爆) 

幾つかの忘れる事の出来ない貴重な経験と記憶

まあ、こんなところだ。 

こんな仕事+釣り生活をしていたもんで、fimoのブログ投稿が月間2本としていた。 それ以上投稿しようとすると、生活環境が維持出来ない上にブログ記事の質が落ちるんだよね。 釣果写真+簡単な文章なら週間4本は可能なんだけど、そういうブログはただの自己満足で終わり、読む価値は一切ないんだよ。 参考に出来る情報はほぼないし、時間潰しにもならん。 読者立場で言わせてもらうと、読み終えた後で「で?」と、感想が一言で事足りる。 それならば、Twitterの方が手軽でお互い良いんじゃないかな? だから、自分の目的は、笑えるブログを目指していた以上、月間2本が限界だった。 






先程のS氏もまたロッキンの優勝経験者。 島に辻本ナツ雄プロが遊びに来ると一緒に釣している間柄だ。 S氏uh83君の先輩にあたる。 先輩と言っても学校や会社での先輩ではなく、島内の釣りの先輩にあたる。 そもそもS氏が島のアングラー育成を考え、そのアンテナに引っかかったのがuh83君だ。 S杯もアングラー育成の一環で行われている。



uh83君と知り合ったのは、あまりにも自然過ぎて記憶が定かではないのだが、確か新土庄港の浮き桟橋で、彼がアコウを狙っていた時だと思う。 自分は丁度、近所の中国料理人とハネを狙っていた頃で、その前にも何回かポイントで会っていて、よく見かける奴という認識はお互いにあった。 

こちらから声を掛けたのが最初だったと思う。 釣りの話なんか殆どしないで、車の話をしたのを覚えている。 当時、彼はオーバーフェンダー化した2シーターのジムニーに乗っていて、遠くからでも彼だと分かる。

ジムニーが近くに無くても、ガタイが良いから釣行中のシルエットでも彼と分かる(爆) 自称巨漢! ポイントで熊に遭遇したら、まず最初に



彼だと思えだ(笑)

小豆島の漁港で熊が出没する噂話を検証すると、彼だったという都市伝説があるとか無いとかw

話し好きな人懐っこい性格で、釣り仲間の先輩や後輩から慕われてるのもよく分かる。 穏やかなやつだからイジリ易いんだよな。 彼にはその自覚は全く無いだろうけど、こいつの性格の良さで、自分の釣り生活を随分助けて貰った

彼とは狙う魚種が基本違うのだが、世間話しなら島内の情報交換しつつ、お互いの釣りを貫く。 対象魚こそ違うのだけど、志は同じなので、気持ちが通ずるものが常にある。 





月日は流れ自分は岡山県へ転勤していた。 

暫くして小豆島から荷物が届いた。 自分が鳥取・島根を遠征した直後で、ポストに不在通知に気付き、慌てて郵便局に連絡を入れて配送して貰った。



もう少し気付くの遅れてたら、荷物が送り返されてたわ(笑)



待ちに待った荷物がやっと届く。送られてきたものは、

RFD(島内のアングラーチーム)名入りのTシャツやステッカー。

それに引っ越し前日に収録されたメバル釣行のDVD。

まんま商品として売れるパッケージと収録内容。 S氏の依頼でuh83君が編集とパッケージングを丁寧にしてくれた。

収録は自分が島を離れる前日にメバルの釣行会が行われた。 前日、uh83君に連絡をもらい、「一緒にメバル釣りませんか?」で、ホイホイ出掛けられる自分もかなりの釣りバカである。 計画したのがS氏で実行部隊がuh83君だったのだろう。 釣行後一晩寝たら、朝に引っ越しの積み込み(爆)

必死に荷造りした引っ越しの荷造りを解いて、やっとの思いで取り出したタックルが



シーバス用のMHロッド(笑)

メバルロッド出そうかかなり迷った。 今シーズンのメバリングは自分の中では終了していたので、奥にしまい込んでいた。 引っ張り出すには、かなり面倒このうえない。 当初、磯に入ると聞いていたので、結局そのまま挑んだ。 3月初旬でシーズン的には、湾奥の釣りから磯場に移動するタイミングだったので、フロートリグ前提ならこれで構わなかった。 と言うか…



何とかなるだろうと思っていた。

フロートリグは散々色々試したが、アルカジックジャパンのフロートにシンカー1個で、現地で海水で微調整が一番良かった。 キャスト飛距離に問題はあるかもだけど、闇磯なら飛距離あまり関係ないと判断し、最初に取り出したシーバスロッドにフロートをセット。 昼間なら長尺のロッドに本格的な飛ばしウキで、磯場の沖の流れを探るんやけどね。



ただ、当日釣行したのがS氏宅前の



常夜灯ありの波止(爆)

しかもDVD収録って!

おいおい



全部聞いてねーよ(笑)

良い意味で、



色々騙されましたわwww

波止ならアジング用タックルにエステルラインで流す方が良かった(爆)

釣果はあったけど、収録中の釣果は最悪だったわ(笑) 収録した後、近くの闇磯に皆で行ったんだけど、



実は其処の磯、オレが得意としてる磯の一つ。

台風で海が荒れた後に必ず入って、ボトムを丁寧にとっているので、地形と底質はほぼ把握していた。 エントリーした場所も、底がえぐれていてベイトや対象魚が溜まり易い場所。 しかも、釣り座が安定していて、闇でもキャストし易い。

ただ、心配している問題として、自分がエントリーした場所は、常夜灯のある港からかなり距離があり、S氏のエントリーした場所の方が、さしている可能性が高いのは分かっていたんやが、 



良型キープサイズを超短時間で5本抜かせて頂きました。 

収録してないのがホンマ残念でした。





目次に戻る→島くらしのススメ【0尾目】其の零 はじめに






おしまい。






追記:

DVD収録には、その年に静岡にある大学を卒業した〇城君が参加した。 彼は闇磯釣行にも加わり、皆が別れたその後も一人メバルを狙いに行った。 

清水に居た経験があるから言えるのだけど、当時の彼の気持ちが分かる気がする。 静岡県清水市に4年居たら、繊細な釣りが恋しくなるよな。 小豆島と清水を比較したら、清水は良い意味で豪快、悪い意味で大雑把な釣りの割合が多いんだよ。 自分は外海の釣りを想定しつつ、瀬戸内海で経験積んだから馴染むのに時間かからなかったけど、それでも違和感は常にあったし、心底楽しめない自分が居た。

自分が想い描くはめる釣りの割合が少ないから、面白みがないの分かる。 


 

 

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