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青い鱸を追い求めて。

  • ジャンル:日記/一般
私の好きな川のシーズンが終わってしまった・・・・・・・・・
 

しかし、悲しい事ばかりでは無い。


この先のステージは、「磯」。
川も磯も、好きな理由は只一つ。

「ピンスポットに着く鱸を狙いたい。」

広大なエリアから絞り込むピンスポット。
ここから鱸を出す快感は、最高である。

ここに取り付かれると、今流行りのシーバス釣りという釣り方からは離れる事になる。
しかし、それでも良いと思っている自分が居る。

「自分が楽しいと思える釣りをする」

これが釣りの一番の醍醐味なのではないだろうか・・・・・
私の場合、サイズや数では無い。
自分が獲った時、満足出来る一本。
私は、こればかりをひたすら追い求める「釣り人」なのだ。

だから最後まで、このスタイル。
もちろん今回もそうだ。
 
歯を食いしばり、ひたすら歩く。

鱸が居る所を探し、何所までもひたすら歩く。
 

荒々しい岩肌は、美しくもあり、日本海の強さを感じさせ、「またこの季節が来た」事を感じさせる。

 生命の宝庫であるこの海の潮だまりには沢山の命があった。

 
 しかし、豊かな命の影に、落ちて行く命もある。



そんな海で見つけた、生命感あふれる場所。

その時はまだ、鱸達が躍動するタイミングではない事は何となく分かっていた。
 
 流れが効いた一番良いスポット。
 
そこから出て来たのは、良型のアイナメ。

しかし、これが良い手掛かりとなってくれた。


一番良い時間帯と思われる時間帯。

再度、その磯に到達した。


風も増し、波も増し、潮位の関係から沖に潮目も走っている。

正に絶好のタイミングだった。

ルアーとの接続部を結び変え、その時に備えた。
 
 サラシが立ったタイミング。

サヨリが湧いた。

居る。

確信を持って放った一投目。
サラシの切れ目から、反転する魚が見えた。

カレントに乗り、下へ突っ込む鱸は川の者とは違う強さを見せる。

しかし、ロッドパワーとリールのパワーで昨年よりも余裕を持って対処出来ていた。

 
ルアーをガップリと咥えた鱸は最後まで抵抗した
 
 
 男鹿の鱸は青い。
 

この青い魚体はここでしか見た事が無い。


巷でランカーと言うサイズは越えていた。

しかし、満足とまではいかなかった。

感謝の気持ちと、敬意を払いリリースした。
そして、すぐにシステムを確認。
しかし、アクシデントにより、タックルを弱い物へ変えなくてはいけない事になった。

 
エントリーまで数十分。
息も絶え絶えにポイントへと舞い戻る。

呼吸を整え、ルアーを変え、一番の本命へ投げ入れる。


答えは早かった。

強烈な「ドン!!」と止められる当たりから、出た頭はデカイ。


ロッドが弱くなった分、何とかリールの力で強引に引き寄せるが、リフトする事は出来なかった。
数度、根に潜られた。

ベールを返し、磯を走る。

これを数度繰り返し、何とか手前まで来た。
姿がずっと見れないまま、手前まで来た魚が、初めて浮いた。


サラシの中からボワッと見えて来た魚は、今年今まで出会った鱸達より遥かに長く太い者だった。

掛りどころが悪く一番引く、この状況で最悪な掛り方。

大きな波が来た。

磯際で波をかぶり、引き波で下に突っ込む鱸を止める。
が、全く止まらない。

足元のエグレに突っ込む巨体はゆっくりと見えなくなる。

フッとまた軽くなり、ふた巻きしたが、途端にまた波の力を利用し下に突っ込んだ。

もう姿は見えなかった。
下に突っ込みロッドティップが海中に入り、斜めに走る。

終わりを感じた。

その瞬間、腰を落とし耐えていた私は後ろに転がった。


激しい息使い。
私はこのタックルで戦い切った。

完全なる敗北。


その後、初めに釣ったポイントでのボイル。
心は折れ掛けていたが、二度目のチャンス。と思い、キャストしてみる。


サラシの中で、「ゴン!」とひったくられた。
魚の重量は結構あったのだが、根に潜られる事も無く寄ってくる。

手前での抵抗はあったが無事にランディング出来た。

 
 70センチ後半はあろうかと言うサイズ。
そしてこの鱸も青かった・・・・・・

しかし・・・・・・この魚は上がってくる・・・・・・・・



もしさっきの鱸の掛り方が良かったら・・・・・・

もしアクシデントが無くさっきロッドが使えていたら・・・・・・

もし・・・・・・


もし・・・・・・・・


もしを並べてもキリが無いのだが、頭の中ではそれだけが回っていた・・・・・・


帰り道。

心に残ったのは今年一番の敗北感。

そして、いつか獲ってやると言うリベンジの心に火が付いたのはい言うまででも無い。

 
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