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▼ 沖堤防岸壁ジギング回顧録 よく釣れる日の条件編
ここまで時間をかけてタックルの紹介をしてきた訳ですが、ここでアングラーの皆様にお聞きしたいです。
一匹でも多く魚を釣るために一番重要なことはなんでしょうか?
やはり「よく釣れる日」に行くことと答える方が多いと思います。
ではその「よく釣れる日」とは一体どんな条件の日なのか?というのを岸ジギ的目線で紹介していきたいと思います。
〈ベストシーズンについて〉
まずは岸ジギでよく釣れるシーズンがいつなのかについてご紹介していきたいと思います。
一般的には高水温期に涼を求めて岸壁の日影に隠れているシーバスをリアクションで狙うというイメージがあり、大多数の方はベストシーズンは8月をイメージするかと思いますが、必ずしもそうではありません。
実際、私のホーム川崎新堤に限っては3月でした。
何故3月がベストシーズンなのかというと、厳寒期から少し季節が進んで水温が上がりはじめ、メインベイトのカタクチイワシの回遊があるからです。
シーバスは何かしらのストラクチャーにイワシを追い込んで捕食するものですが、地形変化に乏しく水深がある沖堤防においては、最大のストラクチャーである岸壁に追い込んで捕食しています。
そしてこの岸壁付近に待ち構えているシーバス達を効率良く釣れるのが岸ジギという訳です。
つまり、このカタクチイワシの回遊さえあればいつでもベストシーズンになりうる、ということになります。
私はこのイワシの回遊時期を予測するために釣り場近辺の海釣り施設の釣果情報は必ず確認してイワシの釣果数をチェックしていました。
近辺でもしイワシの釣果があがっていれば期待大です。
〈風向き・風の強さ〉
風向きはベイトの次に重要なポイントのため、お天気アプリでの事前確認はマストです。
岸ジギでは基本的には風が当たる方の岸壁を狙いますので、向かい風が好条件となります。
その理由としては、風によって遊泳力の低いベイトが岸壁に押し付けられるためです。
風の強さについては、もちろん釣りが成立する範囲内でというのが大前提ですが、強いほど良いです。
(具体的な風速数値は控えさせていただきます)
風が強い日はキャスティングの釣りがしづらいというのもあって岸ジギの独壇場となりますが、その分危険も伴いますので、細心の注意を払って安全第一で行動しましょう。
危険を感じたらすぐに釣りを中止してください。
その他の風向きについて、
釣り場に対して平行に吹く風はベイトが流されていってしまうためか、シーバスがステイしにくいせいかはわかりませんが、良い釣果は見込めません。
そして追い風の場合も同様に良くないことが多いですが、岸壁付近がちょうど風避けになって魚がステイしやすいのか、たまに良い日もあります。
〈天気〉
天気も岸ジギにおいては重要な要素ですので、お天気アプリの確認は欠かせません。
私個人的に岸ジギ向きであると思う天気は
雨>晴れ>曇
の順番になります。
まず雨が最も向いていると思う理由について。
岸ジギはキャスティングと違い、足下数メートル下の魚を狙う超接近戦ですので、アングラーは魚側から常に見られていると考えています。
しかし、雨の日は波紋で見えにくくなるためか警戒心が薄くなると感じます。
そう感じる理由としては、荒天の日に釣れる魚はいかにも警戒心強そうな居付きっぽい個体が多かったからです。
もちろんアングラー側は寒くてかなりキツい(特に冬)ですが、その分ライバルも少ないので私はむしろ小雨の日を狙って行っていました。
ただし、強雨は絶対NG。安全上の問題ももちろんですが、港湾部の場合河川の泥水が流入して魚が抜けてしまいます。
次に晴れが向いていると思う理由については、シーバスの居場所を特定しやすいためです。
晴れの日は岸壁の日影側にシーバスが集中するので、狙いを定めやすく、魚を探す手間が省けます。
そして曇の日は逆にシーバスが四方八方に散らばってしまうためか、岸壁から離れてしまう様に感じます。
こうなると岸ジギで釣るのは中々難しいです。
〈潮汐〉
潮汐も重要な要素の一つなので、私は潮汐アプリを確認してから入釣します。
まず潮位についてはやはり高いほどいいです。
水深が深くなるのでその分チャンスが増えます。
しかし、沖堤防の様に水深が10メートル以上あるフィールドであればそこまで影響が無いので気にしなくてもOKです。
次は潮回りについてです。
岸ジギでもやはり下げ始め下げ終わり、上げ始め上げ終わりにバイトが集中します。(特に下げ始め)
岸壁についているシーバスも水の流れの変化を利用してベイトを捕食しているためかと思います。
ここはキャスティングの釣りとなんら変わりはありません。
大潮は流れが早くなりすぎて狙いのポイントを狙えないこともあるので、私は中潮が好みです。
では長潮や若潮の日は全く釣れないのか?と言われればそうではありません。前述のベイト、風向き、天気の好条件さえ揃っていれば関係なく釣れます。
〈時間帯〉
完全に日が出たド日中をイメージする方が多いかもしれませんが、キャスティングゲームと同じく朝夕マズメの時間帯が非常に釣れやすいです。
その他の時間帯については前述したベイト、風向き等の好条件さえ揃えば真っ昼間でも普通に釣れます。
〈青潮〉
ここまでは好条件となりうるものを紹介してきましたが、悪条件サイドも紹介していきたいと思います。
東京湾では水温が高くなる5月〜9月頃に青潮が発生し、海水が貧酸素状態になることがあります。
この状態になるとベイトを追う元気がなくなるのか、魚が抜けていくのかはわかりませんが、シーバスからの反応が極端に悪くなります。
岸ジギにおいてもかなり影響を受けてしまうので、ゼロワンゲームを強いられます。
貧酸素状態については千葉県庁HPの貧酸素水塊分布予測システムと、東京湾環境情報センターHPの東京湾水質連続観測にて確認出来ますので、私は事前に確認しています。
DO(溶存酸素量)が2ml/lを下回っているとかなり厳しい釣りを強いられる可能性が高いので、そういった状況の際は釣行を避けるのが無難です。
〈赤潮〉
前述の通り貧酸素状態はシーバス釣りにおいてマイナス要素ですが、赤潮に限っては岸ジギに対してプラスに働くこともあります。
東京湾の赤潮は表層付近だけで発生することが多いので、中層から下は普通の水であることが多い様です。
赤潮が表層を覆っていると魚からはこちら側が見えないので警戒心が薄れるためか、よく釣れる日があります。
キャスティングと違い岸ジギは魚との距離が非常に近い接近戦ですので、この赤潮はむしろチャンスと言っても過言ではないです。
よく釣れる日の条件編は以上になります。
次回はようやく実釣編です。
実際に釣り場に立ってから魚を釣るまでのながれと、私自身が行っている小技や釣果アップのコツを紹介したいと思います。
沖堤防岸壁ジギング回顧録 前書き
沖堤防岸壁ジギング回顧録 ロッド編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 ラインシステム編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 リール編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 ルアー・フックシステム編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 よく釣れる日の条件編 ←イマココ
沖堤防岸壁ジギング回顧録 実釣編
一匹でも多く魚を釣るために一番重要なことはなんでしょうか?
やはり「よく釣れる日」に行くことと答える方が多いと思います。
ではその「よく釣れる日」とは一体どんな条件の日なのか?というのを岸ジギ的目線で紹介していきたいと思います。
〈ベストシーズンについて〉
まずは岸ジギでよく釣れるシーズンがいつなのかについてご紹介していきたいと思います。
一般的には高水温期に涼を求めて岸壁の日影に隠れているシーバスをリアクションで狙うというイメージがあり、大多数の方はベストシーズンは8月をイメージするかと思いますが、必ずしもそうではありません。
実際、私のホーム川崎新堤に限っては3月でした。
何故3月がベストシーズンなのかというと、厳寒期から少し季節が進んで水温が上がりはじめ、メインベイトのカタクチイワシの回遊があるからです。
シーバスは何かしらのストラクチャーにイワシを追い込んで捕食するものですが、地形変化に乏しく水深がある沖堤防においては、最大のストラクチャーである岸壁に追い込んで捕食しています。
そしてこの岸壁付近に待ち構えているシーバス達を効率良く釣れるのが岸ジギという訳です。
つまり、このカタクチイワシの回遊さえあればいつでもベストシーズンになりうる、ということになります。
私はこのイワシの回遊時期を予測するために釣り場近辺の海釣り施設の釣果情報は必ず確認してイワシの釣果数をチェックしていました。
近辺でもしイワシの釣果があがっていれば期待大です。
〈風向き・風の強さ〉
風向きはベイトの次に重要なポイントのため、お天気アプリでの事前確認はマストです。
岸ジギでは基本的には風が当たる方の岸壁を狙いますので、向かい風が好条件となります。
その理由としては、風によって遊泳力の低いベイトが岸壁に押し付けられるためです。
風の強さについては、もちろん釣りが成立する範囲内でというのが大前提ですが、強いほど良いです。
(具体的な風速数値は控えさせていただきます)
風が強い日はキャスティングの釣りがしづらいというのもあって岸ジギの独壇場となりますが、その分危険も伴いますので、細心の注意を払って安全第一で行動しましょう。
危険を感じたらすぐに釣りを中止してください。
その他の風向きについて、
釣り場に対して平行に吹く風はベイトが流されていってしまうためか、シーバスがステイしにくいせいかはわかりませんが、良い釣果は見込めません。
そして追い風の場合も同様に良くないことが多いですが、岸壁付近がちょうど風避けになって魚がステイしやすいのか、たまに良い日もあります。
〈天気〉
天気も岸ジギにおいては重要な要素ですので、お天気アプリの確認は欠かせません。
私個人的に岸ジギ向きであると思う天気は
雨>晴れ>曇
の順番になります。
まず雨が最も向いていると思う理由について。
岸ジギはキャスティングと違い、足下数メートル下の魚を狙う超接近戦ですので、アングラーは魚側から常に見られていると考えています。
しかし、雨の日は波紋で見えにくくなるためか警戒心が薄くなると感じます。
そう感じる理由としては、荒天の日に釣れる魚はいかにも警戒心強そうな居付きっぽい個体が多かったからです。
もちろんアングラー側は寒くてかなりキツい(特に冬)ですが、その分ライバルも少ないので私はむしろ小雨の日を狙って行っていました。
ただし、強雨は絶対NG。安全上の問題ももちろんですが、港湾部の場合河川の泥水が流入して魚が抜けてしまいます。
次に晴れが向いていると思う理由については、シーバスの居場所を特定しやすいためです。
晴れの日は岸壁の日影側にシーバスが集中するので、狙いを定めやすく、魚を探す手間が省けます。
そして曇の日は逆にシーバスが四方八方に散らばってしまうためか、岸壁から離れてしまう様に感じます。
こうなると岸ジギで釣るのは中々難しいです。
〈潮汐〉
潮汐も重要な要素の一つなので、私は潮汐アプリを確認してから入釣します。
まず潮位についてはやはり高いほどいいです。
水深が深くなるのでその分チャンスが増えます。
しかし、沖堤防の様に水深が10メートル以上あるフィールドであればそこまで影響が無いので気にしなくてもOKです。
次は潮回りについてです。
岸ジギでもやはり下げ始め下げ終わり、上げ始め上げ終わりにバイトが集中します。(特に下げ始め)
岸壁についているシーバスも水の流れの変化を利用してベイトを捕食しているためかと思います。
ここはキャスティングの釣りとなんら変わりはありません。
大潮は流れが早くなりすぎて狙いのポイントを狙えないこともあるので、私は中潮が好みです。
では長潮や若潮の日は全く釣れないのか?と言われればそうではありません。前述のベイト、風向き、天気の好条件さえ揃っていれば関係なく釣れます。
〈時間帯〉
完全に日が出たド日中をイメージする方が多いかもしれませんが、キャスティングゲームと同じく朝夕マズメの時間帯が非常に釣れやすいです。
その他の時間帯については前述したベイト、風向き等の好条件さえ揃えば真っ昼間でも普通に釣れます。
〈青潮〉
ここまでは好条件となりうるものを紹介してきましたが、悪条件サイドも紹介していきたいと思います。
東京湾では水温が高くなる5月〜9月頃に青潮が発生し、海水が貧酸素状態になることがあります。
この状態になるとベイトを追う元気がなくなるのか、魚が抜けていくのかはわかりませんが、シーバスからの反応が極端に悪くなります。
岸ジギにおいてもかなり影響を受けてしまうので、ゼロワンゲームを強いられます。
貧酸素状態については千葉県庁HPの貧酸素水塊分布予測システムと、東京湾環境情報センターHPの東京湾水質連続観測にて確認出来ますので、私は事前に確認しています。
DO(溶存酸素量)が2ml/lを下回っているとかなり厳しい釣りを強いられる可能性が高いので、そういった状況の際は釣行を避けるのが無難です。
〈赤潮〉
前述の通り貧酸素状態はシーバス釣りにおいてマイナス要素ですが、赤潮に限っては岸ジギに対してプラスに働くこともあります。
東京湾の赤潮は表層付近だけで発生することが多いので、中層から下は普通の水であることが多い様です。
赤潮が表層を覆っていると魚からはこちら側が見えないので警戒心が薄れるためか、よく釣れる日があります。
キャスティングと違い岸ジギは魚との距離が非常に近い接近戦ですので、この赤潮はむしろチャンスと言っても過言ではないです。
よく釣れる日の条件編は以上になります。
次回はようやく実釣編です。
実際に釣り場に立ってから魚を釣るまでのながれと、私自身が行っている小技や釣果アップのコツを紹介したいと思います。
沖堤防岸壁ジギング回顧録 前書き
沖堤防岸壁ジギング回顧録 ロッド編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 ラインシステム編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 リール編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 ルアー・フックシステム編
沖堤防岸壁ジギング回顧録 よく釣れる日の条件編 ←イマココ
沖堤防岸壁ジギング回顧録 実釣編
- 2024年10月21日
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