青森の短い夏。


今年もあっという間に過ぎ去る。
何年か振りに跳人として参加したような気がするが、改めてねぶたの熱さを肌で感じた。



そんな翌日。
早朝は疲れで起きれないことは目に見えていたため、7時くらいに起きてのんびり行こうと目覚ましをセットしたつもり。いや、絶対にした。

なぜもう太陽が真上近くにいるのだ…。
何度寝かしたのだろうか、あまりの暑さで起きた最悪の目覚めに風速と水量をチェックするとこうしちゃいられない。

急いで十三湖へ向かい、到着がお昼前。
連日強めに吹いていたやませが大人しくなったのに加え、大潮満潮で水位も高め。
まさにポイントのバイキング状態。

道中で道を間違えるほど頭は回転していないようだが、それなりの当日プランを立てながら、とりあえず水量の多いポイントで鉄板バイブでボトムを小刻みに探っていく。

大雨のあと流下物もだいぶ増えたようで、いまいちボトムの状態を把握できていない事による根掛りが怖いが、おそらくニゴイによる突っつくようなバイトが続いた後でガツッとやってしまった。。。

…ってあれ、寄ってくる。。
重量感はあるが元気はない、そんな印象の生命体が姿を見せた瞬間。


【トレイシー15】

最悪の目覚めから気持ちイイ目覚めの一本。

同様のパターンで再び、なかなかフッキングまで至らず。
焦らされながら自分も魚も飽きないようにルアーをバイブやシンペンに替えるが、結局一周した後でようやくヒット。


【トレイシー15】

時合が終わったか、ニゴイが元気を取り戻したか、また違う祭りが始まりそうになったため移動を決断。



道中ふと気になったポイントで下げが効き出すだろうタイミングまで時間を潰し、そろそろかと次の本命ポイントへ行ってみると流れも潮目も全開。

シャルダスでほぼ確定な状況でニヤついていたが、手を変えても全くの無反応で次第に表情が曇り始める。


ルアーをぶっ飛びシンペンに替えて潮目撃ち。
とにかくギラッギラさせて目立つように水面から飛び出さない程度の連続ジャークでヒット。


【スイッチヒッター85S】

この感じは連発でしょ〜。
根拠のない第六感がそう語りかけたが、欲張りを見せるとどうしても思い通りにさせない何かが働く。
急に薄くなる潮目、消滅。


流れは無反応、潮目は消滅でなす術なし。
ただ次のラストポイントはもう少し日が傾いてから入りたい…。

無反応な流れをひたすらランガン。
絶対1匹はいるだろう、そう思わせる要因はルアーを引いた時に散るマイクロベイト。

何度か魚の背中に当たるような、バイトとはまた違った感触を得ながらも待望の瞬間はようやく。

ハッキリとしたバイトの後、緩くもないはずのドラグをファーストランで引き出し、エラ洗いを一発。
全身を空中へ投げ出すその体の大きさから、最近調子の悪いドラグがとうとう逝ったかと疑うほど。


【シャルダス14】

ランディングまで終始楽しませてくれたそのシーバスはきっと将来有望なアスリート気質なのだろう。

流れの中の魚は良く引くが、、、
流れが全開といっても、河川のそれに比べたら所詮湖内の流れなんて無いに等しいからこそ。



太陽が傾き始め、そろそろ行ってみようとラストポイント。
シャローのベイトに爆発しても良さそうな雰囲気だが特に異常は無し。

またまた流れもガッツリ効いてうまく群れに当たれば祭りもあり得そうな…。
なんて思った時点で良くない旗が上がっていたことに今になってようやく気付いた。

シンキングミノーやバイブの早巻きを中心に群れを当てるような気持ちでキャストを続けるが、刻々と時間だけが過ぎていく。

日没直前の黄昏時、タイムリミットまでも残り僅か。
速いテンポから遅いテンポに釣りを切り替え、最近頼りにしているアイツの出番。

全体で引っ張ってもらうようにラインに水をつけ、ボトムを擦らない限界のデッドスローで巻いている時の衝撃。
ん〜快感。笑



ん〜、、、ん？笑
夕日に照らされた黄金の神々さ、貫禄があるあまりの美しさに思わずパシャリ。

同様の感じで連続ヒット。
最後の最後に違う方の祭りが始まったか、の割には重量感もあり水面に顔を出した時の色が違うような…。


【スネコン90S】


絶望的な逆光。。。汗

リリースした直後に今日は絶対来られると密かに思っていたあ〜るさん登場。
出来ればあと5分早く来て頂きたかった…。笑



ロッド…ミッドナイトジェッティ932PE
リール…12イグジスト2510PE-H
ライン…スーパージグマンX8 0.8号＋フロロ16lb