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▼ シーバス釣りのショアジギングへの応用について❶
シーバスフィッシングが大好きで、一番だった…。令和6年10月までは…。海峡の激流ポイントで大きな鱸をルアーで釣るのが醍醐味で、好きなルアーはブローウィン140S。Buleblueの村岡昌憲様の言う通り、ブローウィン140Sは圧倒的な低重心で、海峡での4~9kt(ノット)の激流の中でも姿勢が良く、早い流れになじんで動いてくれるので、本当によく鱸を連れてきてくれる。もちろん今でも大好きである。しかも先月、村岡昌憲様の動画(マサッチ釣りチャンネル)で自分の質問に答えてくれたので、とても嬉しく興奮している。村岡昌憲様は私の釣りの神様!
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=es3RQnN4CuU">
※7:00頃の質問6;激流海峡問題について
ただ、R6.10~11月はブローウィン140SやⅩ80マグナム等ミノーでシーバスを狙っていても、とにかくサゴシが釣れる…。海でも河川でも秋爆。サゴシのサイズは50~55cm程度で引きも強く、日中釣れるのでとにかく面白い。近年まれにみる、爆発的な、星の数程の大量のマイワシの接岸により、フィッシュイーターも同じく大量に接岸しているわけで、堤防からミノーを投げればとにかく釣れる!特にブローウィン140jやⅩ80マグナムをジャーキングすれば、それはもう爆発的釣果。多い時には1時間で10匹もサゴシが釣れる!
https://x.com/seabassangler2/status/1850832997517550078
そこから青物の魅力にはまってしまい…。欲も出て来てサゴシは分かった…次は、ブリ族…と確実に青物釣りに方向転換していく。
サゴシは表層近くをミノーで釣れる。ジャーキングが本当に有効で、周りが釣れていなくても、ジャーキングをすれば、自分だけ釣れる。特にブローウィン140jは凄い!遠投できるしジャーキングもし易く、文句のつけようがないが、人気あり過ぎて品切れ気味なのでⅩ80マグナムでも代用できるし、他にも代用ルアーは探せばあると思う。
ただし、この釣り方ではブリ族は釣れない、全く…。何故?レンジなのか?ルアーの波動?時間帯?場所?いったいどうすれば…と考えに考えた挙句、ランガンしつつ、釣り場でブリ族の釣果情報を集め、釣れている場所に行き、釣れている人から直接学ぶ作戦に出る。まずは挨拶を大切に、それはもう低姿勢で…。皆親切に教えてくれて、感謝しかない…。
なので、自分も微力ながら誰かに初心者目線からの青物の狙い方について情報提供できればと思い…。ちなみに、シーバス釣り歴はたった3年だが…。
基本的なブリ族の釣り方はYOUTUBEやネットで情報収集するが、それだけでは釣れない為、その地域に合った釣り方やタイミングというものが確実にあると思い、情報収集。
調査した結果、自分の地域でブリ族を釣りたければ、まずは河口周辺のテトラから、朝マズメと最干潮からの上げ潮が重なった時、ミノー(特に釣れているのはセットアッパー145sdrとの事)を投げれば釣れているという情報が数人の方からと、地域の釣り具店の店員さんからも聞くことが出来た。特に朝マズメの暗い内がいいようで、明るくなってくるとサゴシに変わる様子。何故?と思うがよくわからない。他の地域でもそうなのだろうか?
もうひとつ、海峡エリアなので深さ20~30mの堤防や岸壁の激流ポイント(最大10ノット(kt))で、あえて流れがない時間帯に岸壁から40g程度のメタルジグを投げると釣れるという情報。
それらの情報をもとに、まずは実績のある中規模河川(幅約60m深さ3~4m弱)河口に行き、全く同じ状況でセットアッパー145SDR不夜城を投げると…、何と一投目でテトラ際の手前で食ってきた!ここは最近朝マズメにランカーシーバスも釣れているとの事で、最初鱸かと思ったが、そのパワーとスピード、派手な水際での暴れ具合に、鱸とは違う魚だと一瞬で感じることが出来た。玉網入れに苦労しつつ、何とかネットイン。
https://x.com/seabassangler2/status/1853235946881441969
人生初の67cmのメジロだった。ここの河口では、毎年春先に小型バイブレーションの遠投で45cm程度のイナダが数匹釣れたことはあった(これもその地域の方からの情報により釣れた。)が、50cm以上のブリ族は人生初だ。
鱸やサゴシとはまた違うパワーに翻弄され、釣りあげた後とても感動し、何かのスイッチが自分の中で入る。何だ、これは、この感覚は…、そしてこの魚体の美しさ、刺身の美味さ。
その日は周りに釣り人も多く、青物のパワーと感動によって一匹で満足し、直ぐに納竿するも、その日は興奮が冷めず、翌日にも行こうと決め、人の居なさそうな人気のない小規模河川の河口に場所を決めて行ってみることに。もちろんその場所も青物の釣果情報は得ていての釣行である。
翌日、その小規模河川(河口の幅は約20m、深さは2~3m弱)では他に釣り人は居なくて、最干潮からの上げ潮で朝マズメのうす暗い中、同条件で問題なく釣りを開始することが出来た。やはり、昨日のミノーも良いが、まずは自分の好きなⅩ80マグナムでジャーキング等試すが、全く反応なく、以外にもサゴシのバイトすらない…、ダメなのか?と思いつつ、昨日のヒットルアーであるセットアッパー145SDR不夜城を投げてみることに。
シーバス釣りの経験で、〝今までと違う方向や軌道に、違う波動のルアーを投げるとヒットにつながる確率がアップする時もある″というものが自分の中であり、それを試すため、違う方向と軌道を意識して、河川の上流から河口~沖までの動線のボトムに船通(ここは船は通らないが…)の様なハーフパイプ状の駆け上がりをイメージし、そこを斜めに横切らす感じでルアーを通すと…、手前のテトラ際でバイトが!
しかもでかい!ランカー鱸ならいなせる状況ではあったが、青物はそうはいかないらしい。まずエラ洗いはしない、いきなりのトップスピードとパワーで瞬時にテトラ際に潜ろうと、下に下にとグングン潜り込み、2キロ程度のドラグがすごい勢いで出る音がし、3~5秒位ラインが出たかと思った瞬間!ラインブレイク…。暫く放心状態…。
切れた断面を確認すると25lbフロロカーボンが擦れて切れていた。念のために1ヒロ半(約2m)と長めにしていたが、25lbの5号では不十分な様子。それもそのはず、ここではメーターオーバーのヒラマサの釣果が最近あったとも聞いていた。ヒラマサだけでなくカンパチも釣れている様子。とにかく甘く見ていた。昨日のメジロとは明らかに違う魚だったとしか思えない、下に突っ込むパワー。手が震えた…。また、何かのスイッチが自分の中で入る。だが、心が落ち着かず、再度ラインを組む気力もない。
ちなみに、タックルは昨日と同様、
〇ダイワラテオ100m
〇ストラディック4000mhg
〇Ⅹブレイドアップグレイド×4の25lb(1.2号)
〇シーガープレミアムマックス25lb(5号)
想像以上に突っ込むスピードとパワーがあり、あっという間にラインを切られたのは、自分の青物への未熟な技術力の為だ。そして気持ちを切り替える。
まだまだ朝マズメの8時過ぎ、ここがダメならと、すでに違う場所も情報収集済みで設定はしていた。次は海峡の激流地帯で、実はここが本命である。シーバス釣りで得意としている堤防や岸壁エリアだ。3年前に、違う堤防だが数回のみチャレンジしたショアジギタックルで攻めてみることに。正直に言うと、ショアジギングの釣り方というものがわずわらしかったのだ、シーバス釣りとは違い、あんな重いジグを遠投してボトムに落としてそこから何度もシャくるという行為が、自分に合わなかった。
3年前に購入したタックルは、
〇メジャークラフトSPX96MH(ルアーMAX80g)
〇ダイワBG3500H
〇サンラインSIGLON PE×4の35lb(2号)300m
〇メジャークラフト弾丸ショックリーダー35lb(10号)1.5m
で、いわゆる初心者向けタックル。メタルジグはこれも3年前に購入し、何度も投げたが一度も魚をかけたことが無い撃投ジグレイドバック85g(ブルピンゼブラ)にフックはカルティバ段差早掛け3/0ダブルをヘッドのみに装着…。今考えればこのタックルとルアー、いかにも釣れそうなのだが…。今まで何度もチャレンジしたが釣れたためしがないので数年眠っていた。多分その当時はショアジギングの何たるかを全く分かっていなく、なんとなく深さのある堤防で、よくわからないまま、ネットで基礎知識を学んで適当にワンピッチジャークをしていたに過ぎない。
とにかく、これではバイトすらなかった…。シーバスの様に深くは考えていない状態だった。
だが、今回は違う。そのタックルを使用し、事前に地域の釣具屋やこのエリアで釣れた方からの最新の情報を収集しており、本格的なショアジギングをスタートさせる!3年前とは意気込みも違うし、何よりもシーバス釣りの知識と経験が蓄積して身についている。先日初ブリ族が釣れたばかりで釣れるイメージもできつつある。(→ある意味この〝ブリ族が釣れた″というイメージが一番大事な気がする…)
激流岸壁エリア、ここは毎年この時期青物が釣れている!と、現地の方から3年前から聞いている。ただ、この釣り人達は平均年齢が高く、激流地帯で転流時間と言われる全く流れのない時間にこぞって釣っていたが、自分は違う。それはシーバス釣りの知識と経験である、この海峡地域特有の激流対策があるからである。
干潮前後の東流れで最強流速が午前6時に7.8ノット(kt)予想、午後2時頃には満潮前後の西流れ最強流速6.7ノット(kt)予想となる。朝マズメ8時半頃現地に着くと、東流れの流速も落ちてきていて3ノット⤵となっていた。風は東の風3mと流れの向きと逆行しているも、釣り座のある岸壁に向かってくる風なので、流れも岸壁と平行に走っている状況で、早い流れが岸近くにあるという事だ。
これは、シーバス釣りの考え方で、プラグはジグの様にあまり遠投できないので、可能な限り近くに激流が流れている方が、釣り人が居る岸壁側に流れの無になる部分が多くできることになるので、ベイトが流れてくるのを待ち構えている戦闘態勢の鱸が障害物周りに隠れやすく、しかも大型の鱸も付き易く、確率的にも釣り易くなるという事からくる。とにかく、ベイトは風の影響を受け易いという知識もシーバス釣りから学んだもの。シーバス釣りと同様、自分が一番大切にしている、ベイトの存在・風・流れだ。ちなみにベイトは今たくさんのカタクチイワシが岸壁からチラホラ目視できている。カモメも数羽上空を飛んでいる。
釣り場に着くとショアジギンガーが150m程の長さの長波止の根本側と先端に一人づつしかいなく、500m程ある岸壁には釣り人が一人もいない…人気が無いポイントなのかな…それとも釣れていないのか?こんな釣れそうな秋の時期なのに、と思う。(ちなみに11月初旬である)
自分の予想ではあるが、こんなに渦を巻いている様な激しい激流の時間帯に、フィッシュイーターが流れてくるベイトを待ち構えている、という発想をしている釣り人が少ないのでは…と思った。そういう考え方をする釣り人が居るとしても、警戒心の高いシーバス狙いならば夜間に分があるので、夜間には釣り人が多いかも…とも思うが、最近は夜間もほとんど人を見ないな。
海峡の激流ポイントとは、8ノット(kt)以上の流れが出ていると100gのジグを投げたとしても深さ30~40m程度のボトムを取ることは難しく、10ノットともなると150~200g程度ではボトムどころか中層に届くまでに真横に流されてしまう…。これが激流というものである。釣り人が落水しようものならあっという間に流されてしまうので危険極まりない!(10ノットだと1秒間に6mも流される!)チャレンジする方は必ずライフジャケットの着用を!
ちなみに自分は、流速としては6~7ノットの流れにブローウィン140Sをドリフトさせる激流ドリフトが大好きである。ショアジギングの場合は、これを応用させて、85gのジグを投げ、ボトムに着くまでにドリフトの様な状況で横に漂い流されながらフォールしていくので、ジグドリフトと勝手に名付けている。
これは、心おきなく釣りが出来ると嬉しく感じ、自分のシーバス狙いで実績のある、波止から少し沖へ飛び出している部分に難なく釣り座として入ることができた。ここは、雄大な海峡の景観を見る為の、簡易ベンチも設置してある様な出っ張りなのだが、実はこういう場所の下や周辺には構造上窪みや柱等あり、激流が当たっても流れが緩やかになる部分が多くできる。そういう所にフィッシュイーターがベイトを待ち伏せしている…これもシーバス釣りからの経験と知識。自分がこういうところを釣り座にしたくなるのは理由があるからで、それは釣れる確率が他の場所よりも高いからだ。ただ、それが同様に青物釣りのショアジギングに通用するかは、その時点ではまだ分かっていなかった。釣り座としても結局は85g程度のメタルジグを沖までかなり遠投するからあまり関係ないかな、という程度。
さあ、実釣というところだが、釣り座に着く前からタックルを組んで投げるまでに、以上の様なことを頭の中で考えていた。釣りはイメージが大事だと思う。
第一投目で軽めにジグを投げ、ラインに水分を含ませることと(3年前のPEラインなので…)、着底させ、ローピッチで一定間隔にシャクってくる中で流れの向きや水圧を感じ取る。基本シーバス釣りと同じである。東の風なので糸ふけは右に膨らみ、ジグは東流れ3ノット⤵なので海中で少し左に流されているのが分かる。風向きと流れが逆方向なので、無風の状態よりも風の影響で少しブレーキがかかり、ジグが左に流されていると感じ取れる。
ダウンクロスで投げワンピッチジャークすると浮き上が速く、水中に長くジグを置いて魚に見せることが出来ていない気がするので、真正面方向へのクロスで投げると少しはいいがやはり浮き上がりスピードが速く気になるので、アップで投げるといい感じで流され、糸ふけも適度にあり右から左へ流れるジグのフォールスピードを少し遅くしてくれている状態だ。なので、アップクロスで攻めることし、あとは投げる角度の問題。
岸に平行にアップで投げると、ジグが85gあるので、水深が手前で15m程度といってもすぐに着底するイメージで、根掛かりが怖かったので、少し角度を沖側に向けて45度位で投げると、深さもあるし着底が2~3回できていい感じで全レンジ探れていると思える。最初の着底で沖側のボトムに重い流れがあり、中層に来るとより流速があるのを感じ取れる。こういう細かなルアーの挙動を感じ取る能力?もシーバス釣りの経験と知識からの流用。水中の流れや状況をルアーによって感じ取る能力というかなんというか…。あとは、今使用している激投ジグレイドバックが、あえて動きを抑えている仕様の為に流れの変化を感じ易いのもある。2回目の着底では、ボトムと中層の間に一番強い流れがあるのを感じ取れた。3回目の着底ではボトム途中の中層よりも表層に近い部分が一番流れている。ここでは、流れの変化のある場所を攻めた方がいいと思うので、おのずと変化のあるポイントをジグが通過する際に注意を注ぐ。
そして、沖側斜め45度から70度位に投げる。90度のクロスに近いアップクロスだ。最初の着底後、ワンピッチジャークで中層まで上げ、2回目の着底後、ん?流れの変化があるな?と感じつつ、ワンピッチジャークを2回入れた瞬間に!グン!グン!とはっきりと分かる力強いバイト!頭を左右に振ってフックを外そうとしているのが手元まで伝わってくる。そこから力強い抵抗がある。
鱸のそれとは一線を画すパワーで、ボトム20m付近でかかっている。しかも激流に乗って逃げようともするので、ロッドのしなりと共にドラグも何度も激しい音が鳴り響く!ランカー鱸がかかった時のように、ゆっくりと落ち着いてファイトしようと決める。シーバス釣りよりも強いタックルだがロッドがしなり、ロッドの先が思い切り弧を描いて水面に向かっている。リールをゴリゴリと巻くと、結構このリール、安い割にはいいぞと思えた。ダイワBG3500Hはオフショアでも使える様でパワーがあるし、魚の抵抗を感じつつ無理なく寄せてこれる。PEラインも4本撚りの2号+フロロカーボン10号なので強度は安心。
水面まで近付くと凄い抵抗で下に潜っていったり岸壁に向かってきたりする。都度ドラグがぎゅーんと鳴り響く。なかなか魚の姿が見えないな~と思いつつ、ロッドを何度も上に挙げつつゴリ巻きしているとやっと!水面下にキレイなブルーの魚体がキラッと光る!(いつも思うがこの瞬間が一番嬉しい!とても綺麗な青色と銀色の光り輝く魚体が浮き上がってくるこの瞬間が!)
水面まで出ると思い切りバシャバシャと暴れ、まるでシーバスのエラ洗いの様!ただ、青物のパワーはすさまじく、タックル全体が身体の腕ごと揺らされている感がある。玉網入れも一苦労で、大暴れしているので周りを見渡して助けをこおうにもすでに誰も居なくなっていた…。自分で掬うしかないとハアハア言いながら魚が少し落ち着いてきたタイミングでやっとネットインし、安心するも重い!
https://x.com/seabassangler2/status/1854717418331123719
78cmのメジロだ。先日釣った河口でのメジロ67cmは痩せていたが、今回は激流の中で餌もたらふく食べているようで丸々と太っている!(ベイトはやはりカタクチイワシだった)重たくて計ってはいないがゆうに5キロは超えている。しっとりと水に濡れた肌は艶があって朝日に照らされて光り輝いている、顔も精悍でかっこいい!惚れてしまう…。ショアジギングの釣果に!しかも狙って取った激流青物だ。まさしく、シーバス釣りの延長で捕れた一匹であった。
シーバスは釣果が良かったので、今後も釣れそうな気がして…。予想通り釣果は続くこととなる。
<a href="https://www.youtube.com/watch?v=es3RQnN4CuU">
※7:00頃の質問6;激流海峡問題について
ただ、R6.10~11月はブローウィン140SやⅩ80マグナム等ミノーでシーバスを狙っていても、とにかくサゴシが釣れる…。海でも河川でも秋爆。サゴシのサイズは50~55cm程度で引きも強く、日中釣れるのでとにかく面白い。近年まれにみる、爆発的な、星の数程の大量のマイワシの接岸により、フィッシュイーターも同じく大量に接岸しているわけで、堤防からミノーを投げればとにかく釣れる!特にブローウィン140jやⅩ80マグナムをジャーキングすれば、それはもう爆発的釣果。多い時には1時間で10匹もサゴシが釣れる!
https://x.com/seabassangler2/status/1850832997517550078
そこから青物の魅力にはまってしまい…。欲も出て来てサゴシは分かった…次は、ブリ族…と確実に青物釣りに方向転換していく。
サゴシは表層近くをミノーで釣れる。ジャーキングが本当に有効で、周りが釣れていなくても、ジャーキングをすれば、自分だけ釣れる。特にブローウィン140jは凄い!遠投できるしジャーキングもし易く、文句のつけようがないが、人気あり過ぎて品切れ気味なのでⅩ80マグナムでも代用できるし、他にも代用ルアーは探せばあると思う。
ただし、この釣り方ではブリ族は釣れない、全く…。何故?レンジなのか?ルアーの波動?時間帯?場所?いったいどうすれば…と考えに考えた挙句、ランガンしつつ、釣り場でブリ族の釣果情報を集め、釣れている場所に行き、釣れている人から直接学ぶ作戦に出る。まずは挨拶を大切に、それはもう低姿勢で…。皆親切に教えてくれて、感謝しかない…。
なので、自分も微力ながら誰かに初心者目線からの青物の狙い方について情報提供できればと思い…。ちなみに、シーバス釣り歴はたった3年だが…。
基本的なブリ族の釣り方はYOUTUBEやネットで情報収集するが、それだけでは釣れない為、その地域に合った釣り方やタイミングというものが確実にあると思い、情報収集。
調査した結果、自分の地域でブリ族を釣りたければ、まずは河口周辺のテトラから、朝マズメと最干潮からの上げ潮が重なった時、ミノー(特に釣れているのはセットアッパー145sdrとの事)を投げれば釣れているという情報が数人の方からと、地域の釣り具店の店員さんからも聞くことが出来た。特に朝マズメの暗い内がいいようで、明るくなってくるとサゴシに変わる様子。何故?と思うがよくわからない。他の地域でもそうなのだろうか?
もうひとつ、海峡エリアなので深さ20~30mの堤防や岸壁の激流ポイント(最大10ノット(kt))で、あえて流れがない時間帯に岸壁から40g程度のメタルジグを投げると釣れるという情報。
それらの情報をもとに、まずは実績のある中規模河川(幅約60m深さ3~4m弱)河口に行き、全く同じ状況でセットアッパー145SDR不夜城を投げると…、何と一投目でテトラ際の手前で食ってきた!ここは最近朝マズメにランカーシーバスも釣れているとの事で、最初鱸かと思ったが、そのパワーとスピード、派手な水際での暴れ具合に、鱸とは違う魚だと一瞬で感じることが出来た。玉網入れに苦労しつつ、何とかネットイン。
https://x.com/seabassangler2/status/1853235946881441969
人生初の67cmのメジロだった。ここの河口では、毎年春先に小型バイブレーションの遠投で45cm程度のイナダが数匹釣れたことはあった(これもその地域の方からの情報により釣れた。)が、50cm以上のブリ族は人生初だ。
鱸やサゴシとはまた違うパワーに翻弄され、釣りあげた後とても感動し、何かのスイッチが自分の中で入る。何だ、これは、この感覚は…、そしてこの魚体の美しさ、刺身の美味さ。
その日は周りに釣り人も多く、青物のパワーと感動によって一匹で満足し、直ぐに納竿するも、その日は興奮が冷めず、翌日にも行こうと決め、人の居なさそうな人気のない小規模河川の河口に場所を決めて行ってみることに。もちろんその場所も青物の釣果情報は得ていての釣行である。
翌日、その小規模河川(河口の幅は約20m、深さは2~3m弱)では他に釣り人は居なくて、最干潮からの上げ潮で朝マズメのうす暗い中、同条件で問題なく釣りを開始することが出来た。やはり、昨日のミノーも良いが、まずは自分の好きなⅩ80マグナムでジャーキング等試すが、全く反応なく、以外にもサゴシのバイトすらない…、ダメなのか?と思いつつ、昨日のヒットルアーであるセットアッパー145SDR不夜城を投げてみることに。
シーバス釣りの経験で、〝今までと違う方向や軌道に、違う波動のルアーを投げるとヒットにつながる確率がアップする時もある″というものが自分の中であり、それを試すため、違う方向と軌道を意識して、河川の上流から河口~沖までの動線のボトムに船通(ここは船は通らないが…)の様なハーフパイプ状の駆け上がりをイメージし、そこを斜めに横切らす感じでルアーを通すと…、手前のテトラ際でバイトが!
しかもでかい!ランカー鱸ならいなせる状況ではあったが、青物はそうはいかないらしい。まずエラ洗いはしない、いきなりのトップスピードとパワーで瞬時にテトラ際に潜ろうと、下に下にとグングン潜り込み、2キロ程度のドラグがすごい勢いで出る音がし、3~5秒位ラインが出たかと思った瞬間!ラインブレイク…。暫く放心状態…。
切れた断面を確認すると25lbフロロカーボンが擦れて切れていた。念のために1ヒロ半(約2m)と長めにしていたが、25lbの5号では不十分な様子。それもそのはず、ここではメーターオーバーのヒラマサの釣果が最近あったとも聞いていた。ヒラマサだけでなくカンパチも釣れている様子。とにかく甘く見ていた。昨日のメジロとは明らかに違う魚だったとしか思えない、下に突っ込むパワー。手が震えた…。また、何かのスイッチが自分の中で入る。だが、心が落ち着かず、再度ラインを組む気力もない。
ちなみに、タックルは昨日と同様、
〇ダイワラテオ100m
〇ストラディック4000mhg
〇Ⅹブレイドアップグレイド×4の25lb(1.2号)
〇シーガープレミアムマックス25lb(5号)
想像以上に突っ込むスピードとパワーがあり、あっという間にラインを切られたのは、自分の青物への未熟な技術力の為だ。そして気持ちを切り替える。
まだまだ朝マズメの8時過ぎ、ここがダメならと、すでに違う場所も情報収集済みで設定はしていた。次は海峡の激流地帯で、実はここが本命である。シーバス釣りで得意としている堤防や岸壁エリアだ。3年前に、違う堤防だが数回のみチャレンジしたショアジギタックルで攻めてみることに。正直に言うと、ショアジギングの釣り方というものがわずわらしかったのだ、シーバス釣りとは違い、あんな重いジグを遠投してボトムに落としてそこから何度もシャくるという行為が、自分に合わなかった。
3年前に購入したタックルは、
〇メジャークラフトSPX96MH(ルアーMAX80g)
〇ダイワBG3500H
〇サンラインSIGLON PE×4の35lb(2号)300m
〇メジャークラフト弾丸ショックリーダー35lb(10号)1.5m
で、いわゆる初心者向けタックル。メタルジグはこれも3年前に購入し、何度も投げたが一度も魚をかけたことが無い撃投ジグレイドバック85g(ブルピンゼブラ)にフックはカルティバ段差早掛け3/0ダブルをヘッドのみに装着…。今考えればこのタックルとルアー、いかにも釣れそうなのだが…。今まで何度もチャレンジしたが釣れたためしがないので数年眠っていた。多分その当時はショアジギングの何たるかを全く分かっていなく、なんとなく深さのある堤防で、よくわからないまま、ネットで基礎知識を学んで適当にワンピッチジャークをしていたに過ぎない。
とにかく、これではバイトすらなかった…。シーバスの様に深くは考えていない状態だった。
だが、今回は違う。そのタックルを使用し、事前に地域の釣具屋やこのエリアで釣れた方からの最新の情報を収集しており、本格的なショアジギングをスタートさせる!3年前とは意気込みも違うし、何よりもシーバス釣りの知識と経験が蓄積して身についている。先日初ブリ族が釣れたばかりで釣れるイメージもできつつある。(→ある意味この〝ブリ族が釣れた″というイメージが一番大事な気がする…)
激流岸壁エリア、ここは毎年この時期青物が釣れている!と、現地の方から3年前から聞いている。ただ、この釣り人達は平均年齢が高く、激流地帯で転流時間と言われる全く流れのない時間にこぞって釣っていたが、自分は違う。それはシーバス釣りの知識と経験である、この海峡地域特有の激流対策があるからである。
干潮前後の東流れで最強流速が午前6時に7.8ノット(kt)予想、午後2時頃には満潮前後の西流れ最強流速6.7ノット(kt)予想となる。朝マズメ8時半頃現地に着くと、東流れの流速も落ちてきていて3ノット⤵となっていた。風は東の風3mと流れの向きと逆行しているも、釣り座のある岸壁に向かってくる風なので、流れも岸壁と平行に走っている状況で、早い流れが岸近くにあるという事だ。
これは、シーバス釣りの考え方で、プラグはジグの様にあまり遠投できないので、可能な限り近くに激流が流れている方が、釣り人が居る岸壁側に流れの無になる部分が多くできることになるので、ベイトが流れてくるのを待ち構えている戦闘態勢の鱸が障害物周りに隠れやすく、しかも大型の鱸も付き易く、確率的にも釣り易くなるという事からくる。とにかく、ベイトは風の影響を受け易いという知識もシーバス釣りから学んだもの。シーバス釣りと同様、自分が一番大切にしている、ベイトの存在・風・流れだ。ちなみにベイトは今たくさんのカタクチイワシが岸壁からチラホラ目視できている。カモメも数羽上空を飛んでいる。
釣り場に着くとショアジギンガーが150m程の長さの長波止の根本側と先端に一人づつしかいなく、500m程ある岸壁には釣り人が一人もいない…人気が無いポイントなのかな…それとも釣れていないのか?こんな釣れそうな秋の時期なのに、と思う。(ちなみに11月初旬である)
自分の予想ではあるが、こんなに渦を巻いている様な激しい激流の時間帯に、フィッシュイーターが流れてくるベイトを待ち構えている、という発想をしている釣り人が少ないのでは…と思った。そういう考え方をする釣り人が居るとしても、警戒心の高いシーバス狙いならば夜間に分があるので、夜間には釣り人が多いかも…とも思うが、最近は夜間もほとんど人を見ないな。
海峡の激流ポイントとは、8ノット(kt)以上の流れが出ていると100gのジグを投げたとしても深さ30~40m程度のボトムを取ることは難しく、10ノットともなると150~200g程度ではボトムどころか中層に届くまでに真横に流されてしまう…。これが激流というものである。釣り人が落水しようものならあっという間に流されてしまうので危険極まりない!(10ノットだと1秒間に6mも流される!)チャレンジする方は必ずライフジャケットの着用を!
ちなみに自分は、流速としては6~7ノットの流れにブローウィン140Sをドリフトさせる激流ドリフトが大好きである。ショアジギングの場合は、これを応用させて、85gのジグを投げ、ボトムに着くまでにドリフトの様な状況で横に漂い流されながらフォールしていくので、ジグドリフトと勝手に名付けている。
これは、心おきなく釣りが出来ると嬉しく感じ、自分のシーバス狙いで実績のある、波止から少し沖へ飛び出している部分に難なく釣り座として入ることができた。ここは、雄大な海峡の景観を見る為の、簡易ベンチも設置してある様な出っ張りなのだが、実はこういう場所の下や周辺には構造上窪みや柱等あり、激流が当たっても流れが緩やかになる部分が多くできる。そういう所にフィッシュイーターがベイトを待ち伏せしている…これもシーバス釣りからの経験と知識。自分がこういうところを釣り座にしたくなるのは理由があるからで、それは釣れる確率が他の場所よりも高いからだ。ただ、それが同様に青物釣りのショアジギングに通用するかは、その時点ではまだ分かっていなかった。釣り座としても結局は85g程度のメタルジグを沖までかなり遠投するからあまり関係ないかな、という程度。
さあ、実釣というところだが、釣り座に着く前からタックルを組んで投げるまでに、以上の様なことを頭の中で考えていた。釣りはイメージが大事だと思う。
第一投目で軽めにジグを投げ、ラインに水分を含ませることと(3年前のPEラインなので…)、着底させ、ローピッチで一定間隔にシャクってくる中で流れの向きや水圧を感じ取る。基本シーバス釣りと同じである。東の風なので糸ふけは右に膨らみ、ジグは東流れ3ノット⤵なので海中で少し左に流されているのが分かる。風向きと流れが逆方向なので、無風の状態よりも風の影響で少しブレーキがかかり、ジグが左に流されていると感じ取れる。
ダウンクロスで投げワンピッチジャークすると浮き上が速く、水中に長くジグを置いて魚に見せることが出来ていない気がするので、真正面方向へのクロスで投げると少しはいいがやはり浮き上がりスピードが速く気になるので、アップで投げるといい感じで流され、糸ふけも適度にあり右から左へ流れるジグのフォールスピードを少し遅くしてくれている状態だ。なので、アップクロスで攻めることし、あとは投げる角度の問題。
岸に平行にアップで投げると、ジグが85gあるので、水深が手前で15m程度といってもすぐに着底するイメージで、根掛かりが怖かったので、少し角度を沖側に向けて45度位で投げると、深さもあるし着底が2~3回できていい感じで全レンジ探れていると思える。最初の着底で沖側のボトムに重い流れがあり、中層に来るとより流速があるのを感じ取れる。こういう細かなルアーの挙動を感じ取る能力?もシーバス釣りの経験と知識からの流用。水中の流れや状況をルアーによって感じ取る能力というかなんというか…。あとは、今使用している激投ジグレイドバックが、あえて動きを抑えている仕様の為に流れの変化を感じ易いのもある。2回目の着底では、ボトムと中層の間に一番強い流れがあるのを感じ取れた。3回目の着底ではボトム途中の中層よりも表層に近い部分が一番流れている。ここでは、流れの変化のある場所を攻めた方がいいと思うので、おのずと変化のあるポイントをジグが通過する際に注意を注ぐ。
そして、沖側斜め45度から70度位に投げる。90度のクロスに近いアップクロスだ。最初の着底後、ワンピッチジャークで中層まで上げ、2回目の着底後、ん?流れの変化があるな?と感じつつ、ワンピッチジャークを2回入れた瞬間に!グン!グン!とはっきりと分かる力強いバイト!頭を左右に振ってフックを外そうとしているのが手元まで伝わってくる。そこから力強い抵抗がある。
鱸のそれとは一線を画すパワーで、ボトム20m付近でかかっている。しかも激流に乗って逃げようともするので、ロッドのしなりと共にドラグも何度も激しい音が鳴り響く!ランカー鱸がかかった時のように、ゆっくりと落ち着いてファイトしようと決める。シーバス釣りよりも強いタックルだがロッドがしなり、ロッドの先が思い切り弧を描いて水面に向かっている。リールをゴリゴリと巻くと、結構このリール、安い割にはいいぞと思えた。ダイワBG3500Hはオフショアでも使える様でパワーがあるし、魚の抵抗を感じつつ無理なく寄せてこれる。PEラインも4本撚りの2号+フロロカーボン10号なので強度は安心。
水面まで近付くと凄い抵抗で下に潜っていったり岸壁に向かってきたりする。都度ドラグがぎゅーんと鳴り響く。なかなか魚の姿が見えないな~と思いつつ、ロッドを何度も上に挙げつつゴリ巻きしているとやっと!水面下にキレイなブルーの魚体がキラッと光る!(いつも思うがこの瞬間が一番嬉しい!とても綺麗な青色と銀色の光り輝く魚体が浮き上がってくるこの瞬間が!)
水面まで出ると思い切りバシャバシャと暴れ、まるでシーバスのエラ洗いの様!ただ、青物のパワーはすさまじく、タックル全体が身体の腕ごと揺らされている感がある。玉網入れも一苦労で、大暴れしているので周りを見渡して助けをこおうにもすでに誰も居なくなっていた…。自分で掬うしかないとハアハア言いながら魚が少し落ち着いてきたタイミングでやっとネットインし、安心するも重い!
https://x.com/seabassangler2/status/1854717418331123719
78cmのメジロだ。先日釣った河口でのメジロ67cmは痩せていたが、今回は激流の中で餌もたらふく食べているようで丸々と太っている!(ベイトはやはりカタクチイワシだった)重たくて計ってはいないがゆうに5キロは超えている。しっとりと水に濡れた肌は艶があって朝日に照らされて光り輝いている、顔も精悍でかっこいい!惚れてしまう…。ショアジギングの釣果に!しかも狙って取った激流青物だ。まさしく、シーバス釣りの延長で捕れた一匹であった。
シーバスは釣果が良かったので、今後も釣れそうな気がして…。予想通り釣果は続くこととなる。
- 2025年3月6日
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