麓から頂へ 4話

数日晴天が続いた南風の吹く夜。

少々冷え込んだものの条件としては完璧です。



この日はポイントに着いたのが遅く、干潮30分前。

こうなるとタモが届かなくなるのでこのポイントは厳しいのですが

他にアテもないので強行しました。

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干潮前という事で潮はほとんど動いてないけれど

タイミングに関しては全く気にしていませんでした。

一投目に前回の釣行で自信がついたバーティス120Fを選び

例の必釣ピンスポットまでスイスイ~ッと泳がせてきたところで

ゴバッ!と突然水中からの突き上げバイト!



潮位が低いのでタモ入れは慎重に

いつもの倍以上の時間を掛けたのですが、

どうやら魚がタモに入りきっておらず、引き上げ途中でボチャン!

これを獲れていれば帰れたのに・・・

仕方なく2時間ほどコンビニで待機する事になりました。





あまり遅くなりすぎると南風が北の強風へと変わる予報でしたが

再開したタイミングは幸いなことに小康(ほぼ無風)状態。

しかもこの待機が功を奏したようで

ポイントに戻ってみるとボイルが起こっているではありませんか!!

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既に頭の中にイメージは出来上がっているので

当然ルアーはバーティス120F

水面から皮一枚のレンジをタダ巻き・・・で

ドンッ!!!

想定通りとはいえ、水面に突き上げてバイトする瞬間を真上から見るのは

やっぱりドキドキしますね・・・

60cm前後ですが腹パンのナイスプロポーション♪

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この後は他のルアーの反応も試してみたくて

グラバーHi68Sで少しレンジを下げてみて

ドンッ!!とこれもルアーチェンジしての一投目。

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魚の反応の幅を知りたくて交換してみた

レイジースリム88Sではショートバイト止まりで乗らず

今日もミノー系のアクションの方が強い模様。



レンジを水面直下にすれば騙しきれるかな

という事で、ガルバ73Sを投入すると

数回の誤爆ののち、ボコン!!

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サイズはどれも50~60cmクラスの腹パン状態。

どうやらベイトのイワシに良型が群れていたようでした。

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粘ればもう少し釣れそうな雰囲気でしたが

北風が少しずつ強まってきたため終了にしました。



以上で釣行記は終了となります。

最初は小場所で120mmのミノーはちょっと・・・

という偏見からスタートした第三ステージでしたが

ルアーというのは使い方ひとつで魚の反応もガラッと変わるもので

終わってみればバーティス120Fもひとつの最適解!

自分の引き出しも増えるという最高の結果で幕を閉じました。



やってみなければ分からない事って沢山あるものですね。

先入観はときに自分の成長の妨げになる。

とても良い勉強をさせて貰いました。

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