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鮭の遡上する川

  • ジャンル:日記/一般
先日、太平洋ロックを終えて一度帰宅してタックル一式を玄関に置き、半月くらい前から鮭が遡上している川へ行く事にした。



川底が護岸されている三面護岸の川だが全て人工的ではなく、川全体を通し幾つもの淵はそのまま残しつつある。
この日も近所の子供たちがウグイなどと戯れていた。
  
気になり、「何を捕っているんだい?」と尋ねると解かりませんと返って来た。

20数年前からこの時期は鮭の姿が見られるようになっていた。

今年に限っては猛暑日や残暑の影響で海水温が低下せずに鮭も遡上を拒み、足踏み状態だと聞いていたので一安心といったところだ♪

これも地域のボランティアの方々やこの川を綺麗に保つ努力をしている人たちの成果の賜物なのだろう、、、
実際に川に入り遡上の妨げになっていた魚道付近にあった大きな石の撤去、それに底に溜まっていた土砂の排除など札幌市の広報誌で見た事があった。
その記事を読んで釣りだけが魚たちと関わる行為ではないと改めて考えさせられたのも記憶に新しい。

まだ生きている個体は肉眼では見つけにくいが、既に息絶えている個体は仰向けになり容易に見る事が出来る。



解かるだろうか? 中央の白く横たわっている個体を



こんな状態の魚がいたる所に見られる、、、
偏光を掛けているとその数にきっと驚くのだろう。



もう少し下流に行くと、、、



いた しかもまだ生きている 水面に背中と腹を交互に見せて
最後の時を待っていた。




ここまでたどり着くのに要した体力の消費量は相当なものだっただろう、、、
断末魔の叫びなど微塵も聞こえない それどころか最大の目的を果たした達成感で満ち溢れていた。

全てのひれをボロボロにし、最後の力を振り絞り次の世代へおのれのDNAを残そうとする姿に悲しみより感動すら覚えた。

自分の息子たち、またその子供たちの時代にも今と変わらない鮭の遡上する光景を残してあげたいと願いつつ家路に着いた。








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