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▼ ひとつ屋根の下でin Australia②
- ジャンル:日記/一般
- (オーストラリア ライフ)
*この記事は、実際にあった事を文章化したものであり、各国良い人もいればそうでない人もいる事、その国、文化、民族、人権、肌色を侮辱するものではない事を理解して、読んでいただきたい*
人の物は俺のもの、俺の物も俺のもの
オーストラリアに住んで避けては通れない道、それはオーストラリア人との共生である。もちろんこの国では僕は外から来て住ませて頂いているから当たり前の事ではある。
基本的にオージー(オーストラリア人)はマナーや礼儀などはしっかりしている人が多い。欧州から来た知り合いや友人達によるとオーストラリア人はとてもROUGH(ジェントルではない)らしいけど。まぁ昔は罪人の島だったし、そのDNAを受け継いでいる者も確かにいる訳だし・・・僕的にはのんびりしてて(QLD州は)、多少いい加減で、でもその張り詰めてない空気が憎めない人柄が多いと感じている。仕事は残業はほとんど無いし、1年に4週間の有給休暇が与えられ、それを使うことを会社側から勧められるし、もし使わなければその分は支払われる。有給の病欠も9日間許されていて、二日酔いで病欠なんてのはよくある(職場に寄るが)。これらの要素がそのような人格を作る要素なのかもしれない。僕はいつもオーストラリア人はしっかりした仕事や連絡ができないと扱き下ろしているが、尊敬している部分もある。
それは何か己が手伝える問題が発生した時。ちょっと前にこんなことがあった、信号待ちで止まっていると、3台前の車が何かの故障で動かなくなった。釣りの帰りで疲れていた事もあり、早く帰りたい自分は「面倒くさいな」と思った瞬間、僕の前の車のお兄ちゃんが颯爽と故障車を移動するのを手伝いに出て行ったのである。迷い無く困った人を助けに出て行ったお兄ちゃんに自分は負けたような、恥ずかしさを覚えた。他にも路上でタイヤ交換していると、わざわざ止まってくれて「大丈夫か?」と声をかけてくれたり、ボートでのトラブルが起きた時などでも嫌な顔をせずにヘルプしてくれた経験もある。そう彼らは親切なのだ。もちろん、ちょっとした事で中指をおっ立てられた事も幾度かあるが、根は親切な人達だと僕は思いたい。
話は逸れてしまったが、その時はちょうど3人のオージー(オーストラリア人)と一緒に住んでいた。ある日、冷蔵庫を開けると半分以上あったはずのジュースが無くなりかけていた。自分の覚え間違いだとその時は納得したが、その後多めに作っておいたチャーハンや作り置きしておいたオカズが減っている事に気が付いた。誰かが盗み食いしている事は確かで、ストレートな自分は皆に速攻で聞いてみたが皆「俺じゃない」と答えた。
誰かが嘘をついている。そうなればやる事は「釣り」である。
生粋の釣り師としての才能で閃いた。その日僕は中華風に煮た鳥の腿肉をわざと台所に置きっぱなしにした。数は6つほど入っている。誰かがドアを開けるたび、僕はドアに張り付きその音に耳を傾ける。まるで、ちょっとした探偵さんみたいな気分だ。1時間ほど経ち、誰かが帰って来た。耳を澄ましていると、カンカンとスプーンで陶器を触ったときに出る音が聞こえた。獲物は僕が仕掛けた餌に食いついたようだ。しっかりバイトするまで少し待つ、1分後獲物がドアを閉める音が聞こえた。まずはチキンを確認する。うむ、4つになっている。音からして部屋を割り出し、ノックする。軽い挨拶をし、「俺のチキン盗っただろ」と聞くと、彼は真顔で「盗ってないよ」と答えた。その瞬間、僕の中で何かがキレた。一気に詰め寄り、「嘘つくなよ、盗っただろ!」と血走った目とブッ○すぞ位の気迫で問いだすと、「じ、実は盗ったんだ、ごめん」と言った。そしてまた何かがキレた。「嘘つきやがって、ふざけんなよ、何盗ってんだよ」もう僕が止まらない。彼はひたすら謝っている、そして「お金は払うよ、5ドルくらいか?」といった、また僕はビキッ!とキタ。「金の問題ではない、お互いの尊重の話だ!」と一喝したが、彼はひたすら謝り、何が悪いのか分かっていない感じだった。今度やったら家から速攻蹴飛ばすと事で解決した。部屋に戻り、落ち着きを取り戻した自分。チキン2つ盗られただけで、あそこまで怒った自分がとてつもなく可笑しく感じ、相棒と一緒に爆笑してしまった。
それでひと段落したと思われたが、その後今度は他の部屋のオージーが携帯を盗まれたと騒いでいた、自分も釣り用にとっておいたRED BULLが一瓶なくなっている事に気が付いた。もう許さん!と意気込んで彼のドアをノックする。が、ひたすら否定する彼、今回は証拠が無いため詰め寄ることもできず。その二週間後彼は家から出て行き、平和が戻った気がしたのも束の間、携帯が盗まれたオージーが新調したIPHONEがまた盗まれたと騒ぎ出した。ヤツが合鍵を使って盗みを働いていると思った自分はドアの鍵を変えた。
ところが、盗みはなくならず、ジュースや果物などの食品を中心にやられている。おかしいと思っているうちにもう一人のオージーが家賃を滞納し始めた。「来週は払う作戦」で 3週間分滞納している。携帯が盗まれたオージーが、彼が僕のジュースを飲んでいるところを発見したので問いただすと、仕事がクビになり家賃も無いとの事だった。彼はまだ18歳だったので、親元へ帰りなと説得し、出て行ってもらった。携帯2台も盗まれたオージーは、なぜかそう怒りもせず、犯人が出てってよかったと安心した感じであった。チキン2個であそこまで怒れた自分、携帯2台だったらどうなっていたことか・・・チキンを盗った彼にもその件では無罪だったのにまた疑ってしまい、結果出て行ったしちょっと悪い気もした。まだまだ修行が足りないようである。日本政府の外交決まり手の「大人の対応」と「遺憾」を学ぶ必要があるかもしれないw
その時は2/3の確立で盗人オージーがいた訳だが、誤解の無い様書いておきたい。
他にも沢山のオージーと一緒に住んだが、ほとんどは常識があり、アウトドアが好きな彼らと話が合うことが多い。一緒に釣りに行ったこともあるくらいだ。多少の国民性はあれど、どの国も十人十色なのだ。
人の物は俺のもの、俺の物も俺のもの
オーストラリアに住んで避けては通れない道、それはオーストラリア人との共生である。もちろんこの国では僕は外から来て住ませて頂いているから当たり前の事ではある。
基本的にオージー(オーストラリア人)はマナーや礼儀などはしっかりしている人が多い。欧州から来た知り合いや友人達によるとオーストラリア人はとてもROUGH(ジェントルではない)らしいけど。まぁ昔は罪人の島だったし、そのDNAを受け継いでいる者も確かにいる訳だし・・・僕的にはのんびりしてて(QLD州は)、多少いい加減で、でもその張り詰めてない空気が憎めない人柄が多いと感じている。仕事は残業はほとんど無いし、1年に4週間の有給休暇が与えられ、それを使うことを会社側から勧められるし、もし使わなければその分は支払われる。有給の病欠も9日間許されていて、二日酔いで病欠なんてのはよくある(職場に寄るが)。これらの要素がそのような人格を作る要素なのかもしれない。僕はいつもオーストラリア人はしっかりした仕事や連絡ができないと扱き下ろしているが、尊敬している部分もある。
それは何か己が手伝える問題が発生した時。ちょっと前にこんなことがあった、信号待ちで止まっていると、3台前の車が何かの故障で動かなくなった。釣りの帰りで疲れていた事もあり、早く帰りたい自分は「面倒くさいな」と思った瞬間、僕の前の車のお兄ちゃんが颯爽と故障車を移動するのを手伝いに出て行ったのである。迷い無く困った人を助けに出て行ったお兄ちゃんに自分は負けたような、恥ずかしさを覚えた。他にも路上でタイヤ交換していると、わざわざ止まってくれて「大丈夫か?」と声をかけてくれたり、ボートでのトラブルが起きた時などでも嫌な顔をせずにヘルプしてくれた経験もある。そう彼らは親切なのだ。もちろん、ちょっとした事で中指をおっ立てられた事も幾度かあるが、根は親切な人達だと僕は思いたい。
話は逸れてしまったが、その時はちょうど3人のオージー(オーストラリア人)と一緒に住んでいた。ある日、冷蔵庫を開けると半分以上あったはずのジュースが無くなりかけていた。自分の覚え間違いだとその時は納得したが、その後多めに作っておいたチャーハンや作り置きしておいたオカズが減っている事に気が付いた。誰かが盗み食いしている事は確かで、ストレートな自分は皆に速攻で聞いてみたが皆「俺じゃない」と答えた。
誰かが嘘をついている。そうなればやる事は「釣り」である。
生粋の釣り師としての才能で閃いた。その日僕は中華風に煮た鳥の腿肉をわざと台所に置きっぱなしにした。数は6つほど入っている。誰かがドアを開けるたび、僕はドアに張り付きその音に耳を傾ける。まるで、ちょっとした探偵さんみたいな気分だ。1時間ほど経ち、誰かが帰って来た。耳を澄ましていると、カンカンとスプーンで陶器を触ったときに出る音が聞こえた。獲物は僕が仕掛けた餌に食いついたようだ。しっかりバイトするまで少し待つ、1分後獲物がドアを閉める音が聞こえた。まずはチキンを確認する。うむ、4つになっている。音からして部屋を割り出し、ノックする。軽い挨拶をし、「俺のチキン盗っただろ」と聞くと、彼は真顔で「盗ってないよ」と答えた。その瞬間、僕の中で何かがキレた。一気に詰め寄り、「嘘つくなよ、盗っただろ!」と血走った目とブッ○すぞ位の気迫で問いだすと、「じ、実は盗ったんだ、ごめん」と言った。そしてまた何かがキレた。「嘘つきやがって、ふざけんなよ、何盗ってんだよ」もう僕が止まらない。彼はひたすら謝っている、そして「お金は払うよ、5ドルくらいか?」といった、また僕はビキッ!とキタ。「金の問題ではない、お互いの尊重の話だ!」と一喝したが、彼はひたすら謝り、何が悪いのか分かっていない感じだった。今度やったら家から速攻蹴飛ばすと事で解決した。部屋に戻り、落ち着きを取り戻した自分。チキン2つ盗られただけで、あそこまで怒った自分がとてつもなく可笑しく感じ、相棒と一緒に爆笑してしまった。
それでひと段落したと思われたが、その後今度は他の部屋のオージーが携帯を盗まれたと騒いでいた、自分も釣り用にとっておいたRED BULLが一瓶なくなっている事に気が付いた。もう許さん!と意気込んで彼のドアをノックする。が、ひたすら否定する彼、今回は証拠が無いため詰め寄ることもできず。その二週間後彼は家から出て行き、平和が戻った気がしたのも束の間、携帯が盗まれたオージーが新調したIPHONEがまた盗まれたと騒ぎ出した。ヤツが合鍵を使って盗みを働いていると思った自分はドアの鍵を変えた。
ところが、盗みはなくならず、ジュースや果物などの食品を中心にやられている。おかしいと思っているうちにもう一人のオージーが家賃を滞納し始めた。「来週は払う作戦」で 3週間分滞納している。携帯が盗まれたオージーが、彼が僕のジュースを飲んでいるところを発見したので問いただすと、仕事がクビになり家賃も無いとの事だった。彼はまだ18歳だったので、親元へ帰りなと説得し、出て行ってもらった。携帯2台も盗まれたオージーは、なぜかそう怒りもせず、犯人が出てってよかったと安心した感じであった。チキン2個であそこまで怒れた自分、携帯2台だったらどうなっていたことか・・・チキンを盗った彼にもその件では無罪だったのにまた疑ってしまい、結果出て行ったしちょっと悪い気もした。まだまだ修行が足りないようである。日本政府の外交決まり手の「大人の対応」と「遺憾」を学ぶ必要があるかもしれないw
その時は2/3の確立で盗人オージーがいた訳だが、誤解の無い様書いておきたい。
他にも沢山のオージーと一緒に住んだが、ほとんどは常識があり、アウトドアが好きな彼らと話が合うことが多い。一緒に釣りに行ったこともあるくらいだ。多少の国民性はあれど、どの国も十人十色なのだ。
- 2010年9月14日
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