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▼ ビッグベイト de レイクトラウト
上州屋渋谷東口店での2日間の展示会の後、一緒にイベントで店に立ったTULALAスタッフの一人であるペスカトーレ中西と共に栃木は奥日光へと車を走らせた。通常関西組は新幹線で帰るところなのだが、関西から自分の車で来ているペスカトーレ中西とその相棒である植木屋いたるさんの二人。彼らと釣りをするのは中禅寺湖解禁日からの3日間釣行以来である。
実はこのイベント中、僕の頭の中はある魚のことでいっぱいだった。レイクトラウトであることは最近の僕の釣りを見ている人はご存知かもしれないが(笑)、イベントの前日に取り逃がしたイッピキがもう夢にまで出そうだったのだ。非常に感覚的は話になってしまうのだけど、あの日は明らかに水の中で起きた変化を感じた。僕が取り逃がした80アップだと思われる複数の個体が狂ったように依存していたのは、ワカサギではなくウグイ(栃木ではアイソと呼ぶ)。僕がそれまで追いかけていた魚とは微妙に生活パターンが違うレイクの ”一族” を目撃したような、新しいドアのような魚たちだった。
その悔しい釣行時にどうにか口を使わせたのはミノーだったが、もしもあの時ビッグベイトがあればきっと…。そんな妄想に囚われてそろそろ病気になりかけていた矢先、TERUさんがイベント中に開いたタックルボックスの中にあったルアーを見つける。「これ貸してください」かなり強引に、TERUさんが塗ってもらったばかりだったという “逆転アイソ” カラー(勝手に名付けた)のトビキチを借りた。コレを見てしまってから一層早く釣りに行きたい病の症状は進んだ。
翌朝、大型のレイクが回ってくるだろうと予想するポイントで待つ事40分ぐらいだっただろうか?読み通りにそこそこのサイズが、いかにも餌を探すようなスピードで回遊してきた。その姿を確認したので早速ルアーを投入すると、見える場所で背中側にガツンとアタックしてきたではないか!!あまりに迷いのないバイトについつい早アワセ気味にロッドを煽ってしまいフッキングならず。しかしその魚は何事もなかったように寝ぼけた顔をして深みに帰って行った。
意気消沈。この湖で膝をつくのは最近では2度目である。
前回はその後もう一度喰わせることは出来なかった。岸際を泳ぐウグイたちも、いかにも危機感のない気持ちの良い泳ぎである。しかししばらくするとまた水の中がザワつき始めた。レイクが泳いでいたレンジを意識してルアーを沈め、移動距離を出さずにリップで岩を叩き、シャクって小さなフォールを繰り返す。一瞬見に来て反転後、また振り向いて突進してくる姿はまさにパイクだった。まさかバイトシーンまで見ることが出来るとは!

このトビキチというルアーはバスを釣る時も同様、絶対にビックリアワセをしてはいけないルアーらしい。さっきのは悪い例…。2度目のバイトはしっかりと口にハリが絡むのを確認しフッッキングした。ブラインドなら、しっかりと向こうが持って行ってからアワセればいいと思う。琵琶湖ではアングラ的にかなり人気のローカルビッグベイトで、まだまだ色々な魚種で使えるポテンシャルを感じるルアー。

上がったきた魚は鼻の曲がったシャープな顔つきの75cmだった。
不思議な感覚だ。アルバーノ180にビッグベイト、そこに大型の肉食魚が暴れている。まるでイギリスに引き戻されたかのような脳内トリップだった。そもそもどこかヨーロッパの懐かしさを感じる湖で、パイクのようにグリングリンとファイトするレイク。まさかカナル(運河)専用パイクロッドでレイクトラウトを釣る日が来るとは思ってもみなかった。

「逆転アイソ」は、ウグイの婚姻色がひっくり返ったみたいで、逆転勝利出来そうだから
知識も経験も、さらには腕もない僕のようなアングラーが、大きいレイクの様な “イッピキ” を狙う唯一の方法は、ネットで情報を漁ることでも、SNS中毒になることでもなく簡単だ。フィールドに立ち続け分母を増やしてあげることである(笑)そしてたまたま今回自分が見つけた場所は、岩山の尾根がそのまま水の中へと続くようなガレたエリア。そんな場所で根掛からずにしっかりと誘うことが出来るボリュームのあるルアー。偶然にもトビキチ以上の適任は思い当たらなかった。まあ何故イベントの時にしつこく貸してと言ったかというと、普段使っているトビキチを実家に置きっぱなしにしていたからなんだけどね。
まるで自分が釣ったかのように興奮して写真を撮ってくれるペスカトーレ中西。ペスはそんな男で、魚が大好きで、どっちみち放っておいても最後にきっちり釣る男なので遠慮はいらないのである。二人で魚に見とれていると、背後でバシャッ!!と音がする。振り向くと、ミノーをずっと浮かせていたいたるさんが魚を掛けているではないか!実はこれの少し前に、同じ方法で水面を爆発させた魚を逃しているので見事なリベンジフィッシュだった。

ROD: Glissando90, TULALA
REEL: CERTATO, daiwa
LINE: PE(1)+Shock Leader
LURE: F-Minnow

目元がセクシーで美人なブラウン
まさかのダブルヒットに騒がしくなった我々一行を遠くから見つめていた釣り人が歩いてきて、しかもお父さん(勝手にそう呼ぶ)はカメラが好きということでこれまた遠慮せずに撮影をお願いした。
「もしかしてあのヨーロッパで釣りしてる人?」
聞くとお父さんはもう数十年中禅寺湖で釣りをしているらしい。このブログも読んだことがあるそうで、今回ビッグベイトで釣れたのも考えてやっているんだから価値ある一匹だと言ってくれた。照れくさくてあまり目を合わさずにいる自分が相当に気持ち悪い。ダブルブツ持ちで1枚も写真を押さえなかったのが少しだけ悔やまれた。

お父さん撮影
しばらくの昼寝の後、エリアを変えてブラウンを狙う。そもそも今回の釣行は、前回ブラウンを仕留められなかったペスカトーレ中西の発案。ブラウンと、まだ釣ったことのないブルックを湯川で狙うというテーマ。まだ魚を触っていないせいか、わずかに焦りを感じてそうなペスカトーレと、それとは対照的に、「ペスはどうせ釣るだろ」とばかりに全く心配をしていない残り2人という面白い状況。さてどうなるこの男、きっと自身のブログでいつものペス持ちを披露してくれるはずなので、続きはそちらで。これがまた笑えたんだ…w
ペスのブログ「Minister of Defense of the night」
最後にあくまで条件が揃えばハマるパターンがあるだけで、決してレイクにはビッグベイト最高!とか、ビッグベイトの釣りやアルバーノをいたずらに推奨したいわけではない事だけ付け加えておきたい。むしろ鼻の良いアングラーはきっと何年も前から投げてたはず。この一匹も、2人が僕に回遊してくるであろう時間帯にキャストをさせてくれたからこそ獲れた魚。それでもやっぱり、新しい釣りでキャッチした1本は嬉しい。ここに辿り着くまでにはRodio Craft阿部さんのスライドスプーン個人講習(?)だったり、偶然のミノーほっとけパターンや、土砂降りの中木陰で魚を観察した日などなど、色々な要素が1本の糸になり、手繰り寄せてきてくれた様な、本当に感謝の一匹なのだ。ありがとう。
翌日、寝坊した僕らはのんびり晴天の中で戦場ヶ原をドライブする。

Bigbait tackle
ROD: El Urbano180, TULALA
REEL: Unknown(いたるさんの借りた)
LINE: PE(6)+Shock Leader 90lb
LURE: Tobikichi, BOMBA DA AGUA
Spooning tackle
ROD: Prototype 9.8ft class, Harmonix
REEL: STRADIC4000, shimano
LINE: PE(1)+Shock Leader 16lb
LURE: M.T.Lakes, Rodio Craft
- 2016年6月1日
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