プロフィール

ang_nssy

埼玉県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2025/5 >>

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

:

タグ

タグは未登録です。

ジャンル

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:2
  • 昨日のアクセス:16
  • 総アクセス数:49224

QRコード

例え"厄介者"と言われても、

  • ジャンル:日記/一般
.

釣りに行けない日々が続いております。

この自粛自粛の情勢。
しかし、自粛。というよりは個人のスケジュール的な問題です。



なので、
ルアーケースひっくり返したり
無駄にノット組んで、練習したり
そんな日々を送っています。


過去の釣果写真を振り返る事もしてみた
そして、一枚の写真が








衣装ケースいっぱいのアカエイ。

友人とエサ釣りにハマっていた時に釣れた1匹
何故か、
釣れたものを泳がせたい!
釣れた魚が泳ぐのを生で見たい!

な、一心でわざわざ釣り場に持ち込まれた
馬鹿デカい衣装ケース。


当時、お互いの中でも一番の大物だったので、
例えアカエイだとしても大喜びした。
そして、この写真を見て
ある事に対する感情も自分の中で再燃。


内容は長くなりますが、どうしても話したい
なので、ここに書き留めます。





.

釣りが自分の趣味として根付いて6年目
(ルアーフィッシングは3年目)
その間に色々な所へ出向いて釣りをした。
色々な釣り人を見かけ、話をすることも、




その中のよく出向く釣り場の一つ

この釣り場、特別な漁業権があるのか?
という程、特定の釣り人がポイント独占をする。
(主に海に開けてる場所、そしてテトラが重ねられた場所)

これをやるのが、行くたびに見かける釣り人集団
同じ顔触れ。まぁまぁ御年配。
きっと地元民であろう方々。

やってる釣りはウキフカセでメジナ狙い。
(だと思う。見た感じ。)


この人らの釣りが、まぁ〜気になる。
自分の釣りに集中出来ないくらい気になる。
何故か、






その日も、いつもと同じように聞こえてくる。



ベチン!!!ぺちぺちぺち
ベチン!!!!!ぺちぺち




呆気にとられているとまた、



ベチン!!!ぺちぺち
ベチン!!!!ぺちぺちぺち
にゃ〜♡

「お!きたな!きたな〜!」
「なぁ〜んだ、ちっちぇじゃんか!」
「おっ!そっちはでかいなぁ!」


盛り上がる御年配集団の上空
アーチを描くメジナ。
足場の高い釣り場であり、
抜き上げられた勢いそのままにアスファルトへ。

置く?そんなことしてない。
魚は鈍い音を立て、叩きつけられている。

初夏を迎える季節の日中でもあり、
相当、高温に熱された地面である筈。


(ここまで書いた内容で場所を特定出来る方、ある程度予想出来る方、いると思います。個人的にとても酷いと思ったので敢えて知られるような内容で書いています。ご理解の程、お願いします。)




そのメジナは時として
逃される事もある。
その場に放置されることもある。
猫のエサにされる事もある

メジナを咥えて住処へ持ち帰る野良猫。
そのうち猫も満腹か、その場でちょっとかじって放置。




黙って経過を見る自分。すると



「よぉ、にいちゃんよ。あれ、酷くねぇか。俺と一緒であいつらもほぼ毎日ここに来て、あそこで釣りしてんだがあれは毎回だ。」

「釣れた魚がデカくても小さくても地面に叩きつけてよ。あみ使う時は、竿折れるかもって時だけだ。」

「気分で逃すか、持ち帰るか、猫にやるか。逃されてもあれじゃ死んじゃうよ。魚なんだと思ってるんだろうな。ああいうのに、釣りして欲しくねえよ。」




反対隣で釣りしてた別のご老人に話しかけらた。
突然声が聞こえ、身体に一瞬電撃が走る。
(故にマシンガントークに怯む自分。)


落ち着いた後、話された内容を解釈。

自分の抱く感情、そのものを代弁された様だと気づく。




釣りを始めてから、メジナという魚を知る。
どうやら、この魚種を専門とするプロもいる模様。

そう思うとメジナは雑な扱いされる魚ではない筈。
(そもそもなんであろうと雑に扱うな)



では、何故その様な扱いを?
サイズが小さければ"厄介者"同様?
最早、釣れるまでの過程を楽しんでいる?


わからん。自分には。




また別日。サーフへ釣行に。
季節は夏。時期でもあり、数m離れたところでキス狙いの人。

その方の竿に魚がかかる。釣れたのはフグ。
すぐさま針から外され、
海とは反対方向に飛んでいくフグ。

違う人の竿に釣られたフグ。
その釣り人の足元に投げられるフグ。


見なくても分かる。砂にまみれ、もがくフグ。
真夏の太陽に照らされ、人でももがくほど暑い砂浜
水で生きる魚が耐えられる筈がない。

すぐさまルアー回収。フグ回収。海にポイ。



陸地でカリッカリになり、息絶えたフグをよく見る。
こういう事だったのか、と解釈。



よく見ると、可愛い見た目してるのに。







ほら。




また別の日のサーフ。
干潟の砂浜に放置されたアカエイ数匹。
毒針は折られ、中には尻尾そのものがない個体も。

必死にもがくエイ。
危険を隣に、波打ち際まで連れて行く。




こんな事、釣りを始めて何度目か、
その都度、思う。

「いつかお前も同じ苦しみを感じろ」
「そうなる事を心から願う」

と、








特定の魚種を狙う際に別の魚が釣れる。
そしてそれらが
毒魚、エサ取り、小さい・食せない魚etc..となれば

"厄介者"もしくは悪い意味での"外道"

と言われてしまう魚もいる。
厄介者と言われる魚にいいイメージはない。
その扱われ方に。

これらの魚をぞんざいに扱うのは理解出来ない。
だが、そういう事ね、と解釈する事はある、

きっと

「この厄介者!そんなお前には罰を与えよう!」

という事だろうか、
きっとこの他にもぞんざいな扱いを受ける魚種はいるのだろう。



ただ、思うのは
幾ら狙い通りでも、望んだサイズでないといえ、
幾ら厄介者とはいえ、
食せないとはいえ、
エサ取りといえ、
危害を及ばされる事があるからといえ、


すぐ目の前に水があるのだから逃したらどう?
水へ返してあげれば、彼らは助かる。



そこに釣り人の様々な感情があるとは思う。


しかし、彼らも生きている。それは確かな事。





シーバス狙いに川に行き、釣れた白蓮
シーバス狙いに行き、釣れたニゴイ
フラット狙いに行き、猛アタック、スレるフグ
フラット狙いに行き、アタックしてくるエソ
フラット狙いに行き、スレるエイ。
対象魚が釣れても、愛おしく思える程のサイズ

自分が釣りをしてて、似たような事はよくある。



ただ、その時の思いは

狙ったものではないけれども、
狙った大きさではないけれども、
"魚が釣れた"という喜びがある。

まぁ、ボウズは逃れたな、という安堵
釣りそのものは楽しめた、という感情。

狙いが釣れなかった理由を考え
次に繋げる事ができるとも思う。
(実際は繋げられているか....)

そこには何かしら生き物がいる。
何かの理由で魚がいる。
という、その日の指標にもしている。
(狙いが居るかは知らん。何も居ないよりはマシ。何かしら起こるだろう、という経験浅はかな考え。)


どんな魚でも、ありがとう、と思い
蘇生が必要そうなら、十分に行い、
さっさと水に返すようにしている。





「小さければそれは厄介者同様。」
「真剣ならそんな感情は微塵も出ない。」
「厄介者は厄介者。そして釣果と言わない。」
「それの何が楽しい。」
「下手こその感情。」
「中途半端だから、そう思うんだ。」
「逃す?余計な事するな。逃したらまたそいつがかかるかもしれんだろう。」


こう言われても、仕方ないだろう。
しかし、自分の感情に嘘はつけない。



釣りを始めて
自身の知識、経験不足で蘇生を誤り、
自身の手で直接死なせてしまった魚もいた。
不必要な傷をつけたこともあった。

釣りを始めて
苦労して自分で釣った魚を食べる事が好きになり
自分で釣り、締め、捌き、食す事で
捕食される側の命のありがたみを感じる。

釣りを始めて
命の儚さ、尊さ、大切さを
より身に染みて感じるようになった。

何より釣りは"命"を扱う娯楽。
そこに命の差は無い。そう思う。


前ログで記載した事もあるが、

「釣りって魚傷つけて遊んでるだけでしょ?」

と、言われた事もある。
否定は出来ないし、綺麗事並べるのはおかしいかもしれない。

釣りが好きだから、辞めようとは思わない
釣りをする以上、
関わる魚全てを大切に扱わなければ、と思う。



だからこそ"厄介者"と言われる魚種を
ぞんざいに扱う釣り人に
これでもか、という嫌悪を抱く。




けど、面と向かってその人に言う程の勇気は無い
(争いが苦手。家族でも知人でも他人でも)

なので、自分で対処。水にお帰り。と、









極論、本気で、全身全霊で釣りをする
全身全霊で対象魚と向き合う
そうなると抱く感情で、起こす行動なのか?


自分が目の当たりにした人達から
そのような事は一切感じなかったけども、





腕を上げれば、厄介者は釣れなくなるのか、

腕を上げれば、厄介者側から釣り人を避けて行くのか、

腕を上げれば、抱くのか、起こすのか。

腕を上げると、抱くのか、起こすのか。


その感情。その行動。"厄介者め"と。



偽善的と思われてもいい。
これだけはきっと譲れない。

初心者な自分でも、個人的な思いは、




厄介者と言われる魚も生きてる、厄介者なりに。





いや、そもそも厄介者ってなんだ。
釣り人の勝手な都合じゃないか。





狙ってない魚が釣れる
狙った魚でも、サイズが小さい


「よっし!!お?う〜ん、ま、いいか。」

ちょっと複雑になるかもしれないけども、

そんな彼らが釣れても、釣りは楽しい。


ここに書いた、自分の魚に対するものは
誰に何を言われても、確たるものとして
思い続けよう。



きっとこれから、この情勢が落ち着けば
より多くの釣り人が増えると思います。
これを機に始める方もいるかもしれません。

それぞれの感性、考え方によると思います。
押し付ける気もありません。
ですが、勝手ながら少しでも僅かでも
こう思ってくれる釣り人がいたらいいな、
という思いです。







そろそろ、お魚が恋しい。


.

コメントを見る