ベストフィッシュ TOP5 2019

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「ベストフィッシュ TOP5 2019」


今年は何釣ったかなー?



iPhoneのアルバムを見ながら今年の釣りを思い返してみる


あんなに楽しかった遠征もやっとの思いでキャッチした魚も数ヶ月で意外と忘れてるもんですね




最近は足が遠のいている景色があったり

今とは違う薄着のウェアで楽しそうに釣りしてる友人達

見てなかなかいい時間です。




企画に参加するかどうかは別として1年の釣りを振り返るのほんとオススメです(^^)




惜しかったのはアルバムに魚の写真がほとんど無かったこと

2020年の目標はなるべく魚の写真を撮ること!


あれ…2019年も目標も同じだったような……




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第五位


6月某日、日によっては暑い日もあり磯歩きするにはTシャツ1枚でも汗ダクになる

前日に予定があり不眠のまま120km先の磯を目指した



春のイージーさは消え失せて来る度に反応が薄くなる磯ヒラスズキ



もうシーズンオフになるなぁと思えば急に寂しくなる

そして寂しさ以上に釣りたくなる




基本的に前もって決めた一ヶ所目でハズシたらそのまま帰ることが多いんですけど、わたし今日は帰りたくないの////


120km走った先から始まる車でのランガン


車を走らせて磯を歩いてちょっとだけ打ったらまた車まで戻って次のラン




どのポイントも車からキャストできる場所までも遠かった

ベイトなんて居なかった



どうしても釣りたい日に釣れてくれた


波予報1.8m+ウネリ予報1mの荒れたデイゲーム




このサイズにしては珍しく体丸出しのエラ洗いを連発してくれたサービス精神旺盛な魚


かなり高い足場だったけど綺麗に波に乗せて抜き上げたランディングは思い出すだけでニヤニヤできます

よく太った75cm


また来年も釣りたいと思える思い出の1匹

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多分この魚のせいで粘ってしまう日が増えるんだろうなー(笑)

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ROD: fcllabo UC11 2S
REEL: DAIWA セルテートHD 3500SH
LINE: YGK WX8 2号
LEADER: grandmaxFX 8号

カッコ良く全部英語表記にしようと思ったけどセルテートの綴りであえなく敗退

あとラインは号数表記派です



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第4位


春に地元のショップが開催するシーバス大会

その大会での戦績は参加した年から毎年二位か三位



総合成績的には満足してるしこの大会のおかげで色んな方からの評価も上がっている



でも無冠のまま

毎年表彰台、でも優勝経験無し



これがどれだけモヤモヤする事か



色んな事を試して1ヶ月で100匹以上釣った

数釣ればサイズは出ると信じて釣りまくった

手がカサカサカピカピのデコボコになるまで竿振った

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でも1番サイズが良かったのは普段は使わないほど太いリーダーで、キャストでは絶対に届かない橋脚の先までずーーーーーっとK2Rを流して釣った魚



サイズが出るまで数釣りまくって出てくるサイズよりもやっぱり1発で良型の方がテンション上がる♪


サイズを出したい時にサイズを出そうとして釣れてくれた丸々太った良型






まぁランカー出るまで抜きまくったウル◯んに負けたんやけどね(笑)


出ないなら
出るまで釣ろう
イワシ付き


もう1年遊べるドン♪ちくしょぉぉおおおお

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ROD: DAIKO ジャークナイトS1002M
REEL: 16セルテート 3012H
LINE: YGK アップグレードX8 1.2号
LEADER: premium shock leader 6号



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第三位


ソルトルアーを始める前は川での釣りが大好きだった


週末のイベントと言えば親と一緒に川でキャンプして釣り



家族で最後に川に行ったのは多分15歳の夏休みだったと思う



大人になり自分の車を持ち、色んな釣りを覚えて釣りの幅が増えた頃にまた渓流がやりたくなった



まずは近場から

ルアーは昔から好きだったスミスのスプーンとスピナー



小さいカワムツが釣れただけで何枚も写真を撮った


海とは違う雰囲気や癒しがあった



それからは年に数回は川でルアーを投げていた
 


そして今年、後輩の「渓流でルアー使ってアメゴを釣ってみたいです」との頼みごとをキッカケに専用ロッドやリールを買ったりルアーを揃えた




仕事、台風、行事、渇水、お互いの仕事の休みが合わない上に色んな事が重なりハイシーズンはとうに終わってしまった8月




あの日家族で行った渓流への道を調べてボウズ覚悟のプラグ縛り




岩のトンネルを越えて釣りをして
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木漏れ日の中を歩いて釣りをして
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汗ダクになって釣りをして
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服を乾かしてる間に釣りをした
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最初に入った支流はサイズが小さかった
次に入った支流はは数が多かった
最後に入った支流は数もサイズも良かった





心は完全にあの頃に戻って最高に楽しい癒しのひととき


けど体はおっさんのままなので体力が限界(笑)






また来年、来年は早い時期から、絶対に!

あの沢でテントを張ってバーベキューセットとゴーグル持って来よ!


真剣な顔でそんな約束を大の大人がしてしまうような綺麗な川と魚

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来年はあの支流のもう一つ奥へ…いやあっち側も…


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ROD: SHIMANO カーディフNX S50L
REEL: DAIWA フリームスLT2000S-XH
LINE: バリバス スーパートラウトアドバンス 4lb
LURE: イトウクラフト 蝦夷50D/ima イッセン




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第二位

2018年1月
秋のヒラスズキを堪能し終え毎年恒例の沖磯グレでホクホクしてると相棒から不穏な連絡が入る



「2.3投以内に青物が絶対出るけど決まったルアーで一回だけ、それが何回も続いてる」


そんなアホなと何人もが討伐部隊に志願し旅立って行った




結果は全員が敗退


そしてそのパターンの発見者だけが釣果を重ねていく


最初は興味なかったけど敗退者が増えるにつれ興味が湧いてきた


「俺なら出来る!」

なんの根拠もない、ただの自己過信と好奇心である



んなもんミノー入れたら1発よ!
ルアーサイズが合ってないわ
シンペンをな、水面アピールからの食わせで
はいはいシンペンのスローな
TDペンシル投げさせてみ



僕がやった事はすでに他のみんなが試した事らしい

結局そのシーズン私が青物を抱っこする事はなかった





そして2019年


やはり今年も同じパターンが成立しているようだ


今年も一緒に行く、車を停めて長い長い山道を歩いて崖を下って磯を渡って岬の先端へ




例年通りミノーを投げる、ポッパーを投げる、シンペンを投げる、隣で釣られる
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去年の復習をしっかりこなして帰宅





2019年2回目

今回はパターン発見者と同じルアーを持ってきている

奴には悟られないように「私はミノーでも投げますよー」ってトボけた顔して奴が海面に集中するのを待つ



奴が前傾姿勢でルアーの操作に入った隙にササッとボックスからルアーを出す




奴とは違う潮目にフルキャストしてラインスラッグを取ったらそのまま奴の方向を見る




必殺 完全コピー!




奴とこちらのリール1回転あたりの巻き取り量の差11cmとロッドの長さの差30cmを考慮して調整して動きをコピー



こうか?もうちょいこうか?ちょっと早いかな?これぐらいかな?合ってきたかな?




とかそんな事してたらラインがグイグイ引っ張られてヒットしてました


もう衝撃でしたね




その次の釣行では先に投げさせてくれる事になりその一投目でヒット


キャッチした魚はそんなに大きいわけでは無かったけどとても大きな意味のある魚



新しい引き出しを増やしてくれた魚



2020年は同じルアーでいくか…他のルアーに挑戦するか…釣れたからこそ考えられる第二案




ちなみにルアーはマリアのローデッドです


過去の僕みたいに固定概念に捉われて新しい引き出しが生まれる機会が減っては困るので使い方やチューンに関しては書きません



釣りっていいですよねー

まだまだ楽しめそうです(^^)

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ROD: yamaga blanks ブルースナイパー100MH
REEL: DAIWA セルテートHD3500SH
LINE: YGK ultraJIGMAN WX8 2号
LEADER: YGK FCアブソーバー 10号



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ベストフィッシュ2019 第一位


秋になりシーバスアングラーが意識するパターンはいくつかありますが僕の仲間達が1番強く意識するのは落ち鮎パターン



ですが、私の住む徳島県ではここ数年鮎の遡上が少なく秋の落ち鮎もかなり減りました




春の稚鮎時期には有名河川の魚道で鮎の遡上量を確認している漁協の監視員の方に「今年はどうですかー?」と尋ねに行きます


ちなみに2019年の監視員さんは
「遡上してるはずなんだが見えない…わしの視力ではダメかもしれんわ」と(笑)




夏の鮎釣りハイシーズンに鮎師の方に会う度に今年の鮎はどうですか?と尋ねます

「全く釣れんけんワシもう行くんやめた、一級ポイントのooooもxxxも人が立ってないわ!一級ポイント立ち放題やけん今がチャンスぞ、行ってこい(笑)」と




秋になれば去年の産卵場や流れの当たるチャラ瀬や堰周りを確認しますが鳥はほとんど集まってない




そんなタイミングまとまった雨が降り増水


もうここしか無いと仲間達でナイトウエーディングしましたが数もサイズもそこまで伸びず



でもパターン的には間違いなく落ち鮎パターンな誘い方が1番反応いい


ミノー でスローに引くとかレンジを入れずとかそんな事するよりもリップルポッパー140を流れに乗せて流している人が1番魚からコンタクトを貰える夜




でも魚が小さかったり太くなかったり…




その日も次の日も待ち焦がれていた仲間達が交代で入り色々試しますがドンドンと釣果は落ちていき…ついにはみんなしてもう今年はダメだと諦めムードに




そんな時に1人のエキスパートから
「今日は仕事が早く終わるからお昼から釣りに行きませんか?」と連絡が

断る理由もなく二つ返事で了承し待ち合わせ




待ち合わせ場所から落ち鮎ど定番のポイントに行くのかと思ってると反対方向に歩き出すエキスパートさん



あれ??そっちに渡れるルートなんてあったかなー?と思いながらついて行くと人が歩けるとは思えない濁流の中に入っていく…



「ちょ、そこ歩けますか?その先は深いし流れが速いですよ!」



エキスパートさん「この先に古い魚道が沈んでて、そこはどんなに増水しても地形が変わらないんで安全なんです。水深もそこだけ浅いですし、この水量なら水の流れもその一部だけは緩むので渡れます」



ビビりながらソロリソロリと着いて行くと言われた通りで見た目には流れが速いのに表層以外は全く流れてない




そして渡った先にはパラダイス


陸側から見てもわからない極太の流れと巨大な反転流


足を滑らせたら上がるのに苦労しそうな程にハッキリとエグられた急深なブレイクライン



ここに来た事はあるけど…こんな強烈な反転流やブレイクは無かったはず




エキスパートさん曰く、上流の地形の関係で今以上に水量があると支流に水が引かれるし今より水量が落ちると反転流がおさまってブレイクラインを緩やかに崩していくらしい



つまり大増水の後で旧魚道を使って渡れるギリギリラインの「今」だけこの状態になるとの事




魚が出るのはもう間違いなかった


色んな事を考えてサイズを出す為には何を投げるか、どこに落とすか、どのコースでどこの魚を誘ってどこで食わせるか




食わせるのに選んだ場所は湧き上がるような本流が緩やかになるラインと反転流が落ち着く場所の交差点




投げる場所は自分の立ち位置と食わせのピンを結んだ延長線上


11cmのTDペンシルを思いっきりドアップに投げたらちょうど食わせのピンに来るように投げる場所じゃなくて立ち位置を調整



食わせたい場所の手前からただ巻きで引き波立ててるとバイト

トップで食ったはずなのに静かに水面をモワンッとだけさせて反転して潜っていくシーバス




しっかり送ってからラインを巻き取ってから深く重くフッキング


フッキングした時の重さが嘘みたいに重かったけど太い流れに乗ってるしはっきりとしたサイズはわからない…けど絶対デカい



ファーストランで極太の流れに突っ込まれて主導権が魚に渡る


何度も反撃するけど相手からの反撃もなかなかに重たい…




何度かの攻防戦、もう反転流の無い下流まで下らされてしまったので楽にランディングはできない


目の前ですらしっかりと下流に向いて流れている




相手の体が大きくて流れに乗ってる以上どこかで勝負に出ないと対岸側に向かう流れに乗ってどんどんラインを出されてしまう


そうなると手が出せない



それに増水後なら流木や流されてきたゴミに巻かれる可能性もある…





何度目かの勝負で


「ブツッ」 嫌な感触


2フックのうち1本が外れた
 





怒ったのか驚いたのか今までのゆったりとしたトルク勝負ではなく猛スピードで暴れ回る魚



ただ耐えても振り出しに戻るだけだとロッドを真上に立ててゴリ巻きしながら歩きにくい砂利浜を下流にダッシュ


走りながらも巻き続けて魚を追い抜いた所で一気に勝負に





片方のフックが外れた衝撃で我を失ったのか下流には走られたものの沖向きには走ってなかったおかげでなんとか寄せれた



あとはランディング…でもブレイクのキツさと魚の太さで陸に上げれない

けど絶対逃したくない




アドレナリンが出てるのをいいことに砂利のブレイクに思いっきり自分の爪先を突き刺した


そのまま女の子座りして手と膝と足首で魚を包み込むように




とりあえず上に とりあえず陸に



薄く開いた口にフィッシュグリップをかけて魚を持ち上げた時に手首が逝きそうになった



幸せな痛みランキング 第一位

そしてベストフィッシュ2019第一位




なぜこの魚が一位なのか

それは自分だけでは届かなかったであろう魚だから




自分の力で獲った魚の価値は知ってます

その喜びも知ってます



けど自分の力だけでは出会えなかったであろう格上の魚を、尊敬できるエキスパートの助けがあって、考えれる事を考え抜いて、腕も足もパンパンにしてギリギリ釣れた魚




私のレベルを1つ上げてくれた魚

格上フィッシュ、キングコング、はぐれメタル!


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ROD: Gクラフト midnight monster 982SR
REEL: DAIWA 16セルテート3012H
LINE: YGK アップグレードX8 1号
LEADER: grandmaxFX 4号
LURE: TD salt pencil 11LD-F



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今年も残すところ後少しですね





私はこの魚達を超える魚を探してウロウロして過ごします


年内もその先も。












あとがき
最後まで読んでくれた方に感謝の意を込めましていい事を教えます

直径が3cmを超える丸い砂利に高い所から飛び降りたり爪先を突き刺すと超高確率で爪の中が内出血し、ちょっと運が悪いと爪が剥がれます

見た目にはいけそうに見えます

現に私は何度も内出血して何度も後悔しております

大里海岸でジャンプした時は多分右足の親指にヒビ入ってたと思います

もしどうしても飛び降りたい衝動に駆られた時はカカトから着地してパルクールの基本動作を真似してください

※カカトからの着地は予想であり筆者は試し




あとがき長くなりそうなんで今日はここまで

また来年もよろしくお願いします
良いお年をー

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