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浅川和治

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VIVA!! FLY FISHING

  • ジャンル:釣行記
若い頃、8年程青年期を過ごした長野県白馬村。
北アルプスの山岳渓流、雪解け水の潤沢な沢や
渓流が多く、イワナにヤマメ、レインボートラウトが
潜む渓が懐かしい。

かつてフライフィッシングに憧れ、見よう見まねで
始めた時期が有った。
情報の少ない地方で、やっと手に入れたフライ入門書。
隅まで幾度も読み返したものだが、わからないことだらけだった。

狭い山岳渓流や源流を好んでミノーイングしていた僕が、その狭~ぁい渓流でミスキャストやバチバチ切れるティペットやバックキャストの度に張り出したブッシュや木の枝に、ラインやリーダーが絡んだ。

上達することも無いまま、FLYは向いていない。。。
年を重ねて、イライラしなくなった頃にゆっくり楽しもう。
よく、シルバーグレイヘアーのダンディなフライフィッシャーが居るではないか。
自分が似合うようになったら改めてチャレンジしよう。
そう言い訳をして、フライロッドを仕舞った。
正確に言えば、フライロッドとリールは当時の部屋で
壁に掛けられオブジェとなった。

時は過ぎ、あれから15年以上。

 僕の周りにはフライを楽しむ仲間が増えていた。
そして、当然ながらフライタイイングを楽しむ仲間まで。

もう一度やってみたい!
そう思わせてくれたのは彼のこのキャストだった。


狭いブッシュに覆われたクリークに沿って狭く開けた
川筋に沿って振り上げたフライラインは淵へとシュート
された。

「おっちー」さん。カメラと波乗りをこよなく愛する彼の渓流での
顔はアングラーでありフライフィッシャーでもあった。

「こんな狭いブッシーなポイントでもあんなキャストがあるんだ・・・」
フライラインは美しいループを描いて・・・
そんなフライフィッシングしか想像できなかった僕の貧弱なイマジネーションは「ガッツン」と衝撃を受けた。

ゆっくりと始めてみようフライフィッシングを。
テツ西山氏が遺したフライに関する著書をこれまた
仲間に借りて、隅から隅まで読み漁る。

2冊、3冊。。。

当然、未知の単語や、解説はいくつもあるが、
15年以上前に????を抱えながら教本を読んだ
あの頃とは違う。フライではないがそれなりに様々なゲームに身を浸してきた。経験が想像力を深めてくれる。

そして向った先は都心から僅かな距離で喧騒から離れられる、都会のオアシス。川崎の「Fish On! 王禅寺」
ナイターならば安価に練習を積めると目論んで出掛けたのだが、節電時勢の中、ナイター設備を稼動してまでの営業はしていなかった。
それもその筈、この施設は東京電力グループの
東電不動産が母体。

やっちまった~。。。
行きはヨイヨイ東名川崎インターを降りたが、帰りは
トボトボ下道で。

6月初旬 日を改めて、今度は先生を連れて夕方
の3時間を楽しむ。


全身ベールで覆われ怪しさ満点の「織愛」先生ですが、
当たり前のように開始早々、ビシバシ釣っておられます。



う~ん・・・ 僕も釣りたい。
飛ばないキャストに見かねた「織愛」先生 が、
「浅川さん、ロッドの降りが早すぎるし、大きいから
ループがメチャクチャですっ」←この先生、結構辛口。。
わかってはいるのだが、どうにも皆様のようには上手くいかない。
ここで有り難~い助言が!
「後ろを振り返ってループを確認していますけど、そんなことをしなくても自分の前で描かれたループと、自分の後ろのループは同じだからイチイチ確認しなくても大丈夫ですっ」辛口だけれども、確かに的を得たアドバイスだ。アリガタヤァ~

そんな僕にも待望のフィッシュオン!
リーダーがツツツッと引かれたので「ぶわぁしっ!」
おぉ!なんだか大アワセだったけれども大暴れして
くれる~♪


似合わないハットをかぶってアヤシイ笑み。
このレインボーさん、僕のフライで釣った始めての魚です。

なんてったって、白馬時代、フライでの釣りを諦め、テンカラで楽しんでしまったから、フライでは魚は釣れなかった訳で・・・
ウレシィ~♪

そして「織愛」先生が隠し持っていたインジケーター(目印)なぞをラインに取り付けたら、アタリがわかるなんてものじゃない



  ライン

連発ですっ!
フライフィッシング面白い~!
ビギナー丸出しで3時間があっと言う間に暮れて
いった。


ストリーマーを沈めるゲームから、ドライフライを浮かべるゲームへ。
時折ライズが出るものの、ドライはなかなか食ってくれない。
次回の課題かな。。

ふと思い出したようにティペットに結んだフライ。
黄色い、マラブーがテールに長くタイイングされたもの。
中学校卒業の翌日に技術の教諭が個人的に連れて行ってくれた芦ノ湖。
夕暮れ前のライズにスプーンやミノーで反応が無い状況下、スプーンからリーダーをとり、結んだフライ。
面白いようにこのトレーラーとなったマラブーは活躍した。

経年で薄っすらとフックの表面に浮かんだ赤錆をシャプナーで拭い、ゆっくりと沈めていく。
「クンッ!」 1/3にカットした小型インジケーターが引き込まれた!

20年以上の歳月を経て、芦ノ湖の夕暮れにレインボーが咥えた姿が甦る。

K先生、お元気ですか?
放課後に技術室の金床とハンマーで共に叩き出した
スプーンや、ベルトソーでアワビを削り出したスプーンはロストしてしまったけれど、先生のご友人がタイイングしたフライは色褪せることなく今日も「虹鱒」を惑わせてくれました。

「少年釣りトップ(学研パブリシング)」が愛読書だった僕に「Angling(コスミック出版)」という大人の世界を垣間見せてくれた先生に今でも感謝しています。

19時のアナウンスとともに、「Fish On! 王禅寺」は終了を迎える。
薄暗くなりつつある中、最後のキャッチ。


また来よう。そして練習しよう。
いつかはネイティブやワイルドフィッシュに
出会うために。


Eye wear : DNA optics Triton
                +SPX LightGreen Lens













 




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