短いゴールデンタイム

  • ジャンル:釣行記
目を覚ますと辺りはまだ暗かった。
家族を起こさないように忍び足で自宅を出て車をスタートさせる。
行き先は前回と同じ橘湾の船溜りだ。
釣り上げたシーバスの数は多くはないが、キャッチしたサイズは80cmオーバーばかりの場所だ。空振り覚悟で釣行する価値はある。

今日も先行者の姿は見えない。
この場所のゴールデンタイムは短い。
夜と朝の間のわずかな時間に奴らは現れる。それを待ちながら暗いうちからキャストを繰り返す。風と波の音を聴きながら夜明けを待つ時間は楽しい。

そして…コン!

軽いアタリに合わせると、ググッとティップが引き込まれた。そして始まる猛ダッシュ!
ラインを引き出してはエラ洗いを繰り返す。元気のいいシーバスとのやりとりを楽しんでから足元に寄せてくる。
ガイドを軋ませる最後の抵抗を力で抑えてのネットイン。水から上げる時の重みが心地よかった。



計測すると81cm。写真撮影を終えてリリースした時にはすっかり夜が明けていました。
前回と同じく南からの風がシーバスを連れてきてくれました。


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