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abuのアンバサダーとキャスティングの妙

  • ジャンル:日記/一般
今更って気しますが、BCスイングキャストの練習した事がabuのアンバサダーについて再考するきっかけになってます。



BCスイングキャストを使い、ベイトリールで0.5gのスプーンをキャストしていると、この重さのルアーを飛ばす時に最大の問題になるのは、ラインとレベルワインドの摩擦って所にいきつくんです。


BCスイングキャストは理屈の上ではスプールの持ってる慣性モーメントを無視してルアーをキャスト可能のため、とんでもなくでかい慣性モーメントのリールでも軽量ルアーをキャスト可能になります。


なので、軽量ルアー飛ばす時に、飛距離失わせる最大の問題がレベルワインドそのものって話になるわけです。


abuの代表と言っていい丸形リールのアンバサダーは、キャスト中にもスプールとレベルワインドが同調します。そのため、ラインとレベルワインドの摩擦が非常に小さいリールです。


これ、一見すると遠投向けに見えます。見えるんですが、ちょっとした落とし穴があって、スプールとレベルワインドを同調させるためにスプールの回転力を使う機構の為に、それ自体がブレーキの役割を果たしてしまう仕組みなんですね。



そのため、abu6500なんかを使った大遠投ではレベルワインドを抜く人が多いです。





こちらはabu6000mag使った奴のキャスト動画です。リールからレベルワインド抜いてるのがわかると思います。


話が反れますが、この動画のキャスティングではアンバサダーの遠心ブレーキを全部抜いて、マグブレーキのみで大遠投してます。マグは最強の設定からちょっと緩めておいてキャスト。ブレーキは錘が飛んでいく最中に手動で緩めていくやり方です。これは海外のキャスターがabu6500で遠投する際によくやってる方法です。人力マグブレーキとでも申しますかね。


実際の釣りでは正直出番はないのですが、遠投の方法としては最高の方法の一つです。


遠心ブレーキ、そしてレベルワインダーとスプールを同調させる仕組みはアブの丸形リールの特徴なんですが、世界の遠投キャスティング大会では、その特徴が全く生かされていないというのは皮肉な話です。


結局のところ、ベイトで遠投するだけならレベルワインダーは必要なく、遠心ブレーキより手動式マグブレーキが好まれるという形になってるんです。


話を戻しますが、レベルワインドとスプールを同調させるのにスプールの回転力を使う仕組みは、通常のルアーフィッシング向けとは言い難い仕組みです。そのため、アブですらロープロのベイトにはこの仕組みを採用してません。アンバサダー6500と用途が似ているWM60はキャスト中レベルワインド動きませんからね。



しかし、しかしなのです。最近、BCスイングキャストを研究していくうちに、この仕組みはかなり使えるなと思ったわけです。



というのも、この仕組みはラインとレベルワインドの摩擦をゼロちかくにまで抑えられるわけです。


さらに、ベイトリールのBCスイングキャストってのは超軽量ルアーを扱う為のものなので、スプールの低回転時にもブレーキングが安定して効く仕組みが欲しいのですが、レベルワインドを動かすのにスプールの回転力を使う事は、まさに安定的なブレーキシステムに他ならんのです。


以前、abuの2500cで1gのジグヘッドを16m飛ばす人のログを読んだことがあるんですが、なるほどなるほど、そういう事だったのかと今更納得した次第です。


でもって、自分もabu2500Cが欲しくなったのですが、中古市場ですんごい値段になってるのを見て「うそーん」となりました。


ベイトフィネスが流行ってるせいですかねえ。たしかにベイトフィネス向きのシステムですよね、あれ。BCスイングキャストに使いたいと思いましたが、値段みて止めました。


今日はそんなお話なのでした。















 

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