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▼ 相模川のハクパターンの解説
- ジャンル:style-攻略法
相変わらず相模川下流はセイゴしか釣れません。昨日、大潮の下げ潮で相模川の下流で釣りしてきたんですけど、
セイゴの数釣りモードでバイト多数で6キャッチでした。セイゴだけは良く釣れます。セイゴしか釣れないとも言います。釣れたパターンは全部ハクパターンでした。
小さい魚苛める位なら横浜でバチ抜けやれよという声が各方面から聞こえて来そうです(ボソッ
そろそろ今年のハクパターンのセイゴ釣りにも飽きてきたし、簡単にハクパターンのセイゴ釣りの解説をやっときます。もう十分僕は釣りましたしね。
実は、最近の釣行では、ナイロンラインのテストをしてたのですが、ハクパターンに限っては、ナイロンラインが最高だという結論に達しました。
以下、相模川のハクパターンの解説。
1,ハクとは?
ボラの稚魚を関西ではハクと呼びます。相模川の場合、三月上旬あたりから川に入り始め、5月位まで川にいて、その後はどっかにいってしまいます。リバーシーバスのハクパターンというのは、このボラの稚魚を食ってる魚を狙う釣りになります。ハクの体長は2~3センチ程度ですから、ハクパターンで使うルアーは必然的に小さい奴になります。相模川のハクパターンは三月上旬に始まり、五月下旬位までがシーズンとなります。
2、ハクパターンのタックル
相模川の場合、ハクパターンで釣れるのは、ほぼ全部セイゴです。三月初旬~中旬にかけてはフッコが釣れる事もあるのですが、四月に入ると、ほぼセイゴしか釣れなくなります。勿論、例外はありますけど、95%はセイゴだと思ってください。
セイゴ相手なので、Lクラスのロッド(メバル用でもおk、ソリッドティップ推奨)、2000番台のリール、ラインはナイロンがオススメです。
3,ナイロンラインがオススメな理由
現在、シーバスフィッシングではPEラインが全盛です。ただし、ハクパターンの釣りでは、ナイロンラインを強くオススメします。
これは自分でPE、フロロ、ナイロンをハクパターンでテストしてみて、一番キャッチ率が高く、バラシが少なかったのがナイロンだったからです。
何故、ナイロンが一番になるのかというと、これはハクがどこにいるのか、ハクをどこでセイゴが食っているのかという事と関連しています。
コアマンの泉 裕文の著書「シーバスノート」と「シーバスノート2」には、ハクパターンの解説記事があります。その中で、ハクがいる場所は「岸際+表層+風裏」という記述があるのですが、これは100%同意です。ハクがいる場所は、基本コレです。
そして、当然ですが、ハクを食ってるセイゴが釣れるのも「岸際+表層+風裏」になります。
この時、アングラーがセイゴをルアーで釣ろうとすると、ヒットする場所は全て「岸際+表層」になります。つまり、極端にアングラーに近い場所でヒットしてくる訳です。
この時、MLクラスのロッドにPEラインで釣りをすると、笑っちゃうくらいバイトを弾きます。硬いロッドに伸びないラインだと、足下でシーバスがバイトしてきた場合、シーバスはルアーを吸い込めません。ラインは伸びないし、ロッドは曲がらない訳だから、吸い込みたくても吸い込めない訳です。
コレは自分でやってみて嫌と言うほど味わいました。
で、この解決策として、今、僕がやってるのはソリッドティップのロッドに4LBナイロンというシステムです。
このシステムだと、「柔らかいティップ+伸びるライン」の組み合わせなので、足下でシーバスがバイトしてきても、シーバスはルアーをスムーズに吸い込めます。ルアーを丸呑みにすることもあります。そのおかげで、深くフッキングできるのでバラシが減り、キャッチ率が大幅に上昇しました。
ただ、このシステムは岸から15メートル以内でシーバスが食ってくる場合のみ有効です。それ以上の距離だと、「柔らかいティップ+伸びるライン」というのがデメリットとなり、フッキングがやりにくくなります。というか、フッキングしません。ラインが伸びてティップもペラペラなんで。
ハクパターンの場合、岸から15メートル以内でバイトが出るので、このデメリットは問題になりません。なのでナイロンが絶対にオススメになります。僕はナイロンにフロロリーダーつけてやってますが、直結でもいけると思います。
4,実績ルアー
相模川のハクパターンの実績ルアーですが、ぶっちゃけ、シーバスルアーの大定番の二つでオッケーです。つまり、ローリングベイトとワンダーです。
ただし、ベイトとなるハクが小さいので、ローリングベイト48、48SSS、ワンダー45をメインで僕は使っています。風や波が強い時用にストリームドライブ45、ラパラCD3、ロリベ55をサブにしてます。前二つはリップがあり、ロリベ55は重さがあるので。
圧倒的な実績ルアーはロリベ48SSSです。こいつはセイゴに対する殺意を具現化させた存在です。僕の中ではボウズ逃れの切り札です。これを投げてダメなら、そこにハク食ってるセイゴはいないと判断するほどに信頼しているルアーです。今月初めはコイツで93のシーバス釣れましたが、本当に阿呆のように良く釣れるルアーです。ただ、デメリットも多く、飛距離はせいぜい15m程度、風があると使用は絶望的です。軽すぎます。
基本的に、「水面直下を引ける小型ルアー」であれば、どれでもいけるとは思いますが、ロリベ48SSS並に釣れるルアーを僕は知りません。
5、ロッド操作
これは自分でやって覚えてもらうしかないのですが、風があるかないかでかなり変わります。使うルアーが小さくて軽いのばかりなので、風がある場合にはロッドの角度の調節が重要になってきます。ティップの位置でバイトが出る時と出ない時が別れたりします。
また、投げる方向も、潮回りや水温、気温で変わってきます。アップクロスがヒットパターンの日もあれば、ダウンクロスの日もあります。早巻の日もあればスローリトリーブの日もあります。アクションつけたほうが釣れる日もあれば、タダ巻でしか食わない日もあります。
自然が相手ですので、その日の状況に合わせて調整してみてください。
6,ハクパターンのポイントと潮回り
ポイントの詳細は伏せますが、相模川下流域(馬入橋より下のエリア)にはハクが溜まるポイントといのが複数存在します。まず、そこを探してみてください。ハクは表層泳いでますし、目視で発見できます。
そして、ハクが溜まるポイントを見つけたら、次は潮回りとの兼ね合いになります。
大潮であれば、潮が大きく動きますから、シャローに入ったハクが本流に落ちてきた瞬間を狙ってシーバスは待ち伏せ補食します。また、潮が大きく動くときは流れの中でハクが流されてくるを待っていたりする事が多いです。
一方、潮があまり動かない時ですが、そういう時はハクが護岸際に沿って移動してる所を狙ったり、明暗について上げ潮で岸際を上流に向かって移動するハクを補食していたりします。
ハクパターンなんですが、上げ潮で釣れるポイントと下げ潮で釣れるポイントの二つが存在します。これについては、自分で調査してもらうしかありません。
基本的に、「ハクが溜まるポイント」で「セイゴがライズ」している状態なら、ロリベ48SSSを使えば、僕はほぼ確実に釣れます。ですので、ハクが溜まるポイントを複数抑えておき、その中でセイゴがライズしてる場所を探してみてください。セイゴのライズが見あたらない場合、僕はハクが潮位の変化で落ちてくる場所か、ハクが集まってくる場所のストラクチャー周りを狙います。
とりあえず、こんな所で。くり返しますが、相模川のハクパターンは、セイゴ釣りでデカイ奴はまず取れません。大野ゆうきプロなんかは荒川のハクパターンでフッコサイズをポンポン釣ってますが、相模川のハクパターンはセイゴ釣りです。
ま、四月であれば、横浜のバチ抜けの最盛期ですから、神奈川県に住んでるなら横浜行った方が数釣りには良いのですけどね・・・・hahaha
- 2016年4月23日
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