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エキスパートさん

富山でヒラスズキの可能性?

昨日のログで書いたぬーさんが釣った怪しい魚の話の続きです。

すでにぬーさんのブログ、
http://www.fimosw.com/u/yuimao815629/v2bebb5j72oem5
にあるとおり、ヒラスズキと思しき魚が釣れた件です。


今回の話はかなり重箱の隅をつつくような話なので、面白くなかったら読み飛ばしてください。あとPCでの閲覧推奨です。


 以前大阪在住の折、和歌山のほうでヒラセイゴ・フッコをいじめて遊んでいたことがあったので、ぬーさんの釣った魚を見てアレ?ヒラッぽいぞ、と思ってぬーさんに進言したんですが、個人的に非常に興味を惹かれる事象でもあり、今回撮影した写真をもとに同定のまねごとをやってみました。

幸い蔵書の週刊釣りサンデー刊、新・さかな大図鑑に判別法が載っています。

その判別方法とは、

①背鰭の軟条数の差異
 スズキ    :12~14本
 ヒラスズキ  :15~16本

②鰓蓋の2本の棘
 スズキ    :くぼみが浅い
 ヒラスズキ  :くぼみが深い

③尾柄部
 スズキ    :長くて幅が狭い
 ヒラスズキ  :短くて幅が広い

④尾鰭
 スズキ    :後縁の切れ込みが深くて明瞭
 ヒラスズキ  :後縁の切れ込みが浅くて不明瞭

といったところで判別するそうです。
あと、下顎に一列鱗があるかどうかで判別する方法もある模様。

では、こういったことをふまえて、当日釣れた(ぬーさんが釣った)2尾の魚で差異を検証してましょう。

まずは①の軟条数から。
比較には、

マルスズキのこの画像と、

疑惑の魚のこの画像について、それぞれの赤枠でかこった背鰭の軟条部分の拡大画像を見てください。


左がマル、右がヒラ?の軟条の画像です。
見難いので軟条の数だけ赤線を入れてみました。
それでも見難かったらすいませんっ(汗)

左のマルでは13本あるのに対し、右の魚体では15本の軟条を観測することができ、①の要件についてはヒラスズキの要件を満たしています。

次に②なんですが、写真ではどちらも棘の存在が不明瞭で詳細な観察を出来なかったのでパスです

次は③の尾柄部です。
両者の写真を見比べてみましょう。

こちらがマル。よく太った魚体ですね。

次に疑惑の魚体。前の写真と比べると、背鰭から尾鰭にかけての形がかなり違っているのが判ると思います。背鰭付近の体高が頭と比べてかなり高くなっているのも特徴的。

参考写真で、昔和歌山で釣ったヒラセイゴ。魚体イメージ、似てると思いませんか?③も限りなく◎に近い感じ?

最後に④の尾鰭について。

マルのほうは尾鰭の切れ込みがはっきり確認出来ますが・・・、

疑惑魚のほうは尾鰭の切れ込みが不明瞭です。

くそっ、ぬーさんのドヤ顔写真ばっかりや!

・・・、すいませんとり乱しました。


以上、3点においてヒラスズキの特徴がある魚体であることから、
この魚がおヒラ様である可能性はかなり高いのではないか、との結論に至ったわけです。


タイリクもたまに釣れたりするし、富山湾、侮れないですね~。

天晴の女岩の付近のサラシの中に、憧れのブラックフィンがいちゃったりするんでしょうか、夢が広がります!






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