久しぶりに別れた女の夢を見た。

自分から別れを言っておいてこんなことを言うのもアレだが、別れた後もずっと好きだった。今でも年に一度は夢の中に現れて、オレをからかって、そして去っていく。内容はともかくとして、気になるのはなぜこのタイミングで夢に出てきたのかという点。


①付き合ってた頃にやってたゲームが「ロマサガ」だったから。

②先週末に期せずして思い出の場所を通りかかったから。

③昨日、駅で似た人を見かけたから。

④秋だから。


④でファイナルアンサーってコトで。

それにしてもオトコって、最初に喰った女ってやはり忘れられない存在なのかね。あの時はまだ高校生だったし、今考えるとそれこそママゴトみたいな恋愛だったけど、あれから２０年近くが経って、色々な恋をして、色々な女を抱いて、様々な経験して、それでも変わらないのは、あの日下した結論は間違っていなかったなという確信。

だが、その為に未だに彼女が忘れられず、ある意味、今も彼女の存在に縛られているのも間違いない。あの日、彼女が泣きながら言った言葉。


「私たちは出会っちゃいけなかったんだよ」


ありがちだし、他に好きな男が出来た女が彼氏と別れるために良く使う台詞だよな。だからこそ、そこに二人の関係の本質が込められていた気がしてならない。