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岡林 弘樹(オカバ)

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パプアニューギニア釣行①「証明」

2017年6月


またパプアニューギニアへ行ってきました。
ターゲットは2年前の前回と同じパプアンバス。
前回はパプアンバスをゲットは出来たものの、目がくらむような強烈なサイズとは出会えず。
次はもう少し上手くやれるんじゃないか。
と、思い続け・・・2年が過ぎ。
遂に再遠征を決行しました。


その時の事を数回に分けて書いていこうと思います。
少し長くなりますが、ご覧頂ければ幸いですm(_ _)m































パプアニューギニア釣行①

「証明」









ルーティンを繰り返す毎日。


否定と肯定を繰り返す毎日。


コンプレックスからの反骨心。


捉えようのない何かが募ってしまう。


人は誰とも違って生きてる。


そうだろ。


生きてるってこと。




全部まとめて探しに行こう。





毎日胃痛と戦うプログラマーが休暇を最大限に利用して再びジャングルに踏み込んだお話です。


よろしくお願いします!!

















2017年6月8日
パプア渡航2日前。
僕は仕事で北海道に来ていた。
出張業務の予定が大きく変更され、5月中に終わる仕事が6月にズレ込んでしまった。
最悪のタイミングだ。
更に、遠征の準備もロクに出来ていない。
焦りとイライラだけが募った。


身を粉にして頑張ったお陰で仕事もひと段落。
浮かない気分のままだが、​翌日には関西の自宅へ帰ることができた。


純粋に疲れから足取りが重くなっていた。



帰宅したその日の夜に、足立さんへ預けていたビッグシューターを引き取りに行った。
仕事で自宅にいない間に色々と改造をお願いしていたのだ。
完璧チューニングされて帰ってきた愛機。
さすがは足立チューンだ。
回転という回転が全部スムーズになっていた。


予備ロッド、その他にも小物を色々と貸してもらった。
散々フォロー頂いて申し訳ない気持ちになるが、まぁ後輩なので甘えれる所は甘えておくことにした。笑



これでパッキング出来る準備が整った。










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帰宅してからはフック、ライン交換など細かい準備に追われる。
服などを詰め込んで本格的なパッキングが終わる頃には外が明るくなり始めていた。


眠い。


しかし時間を掛けた分、荷物は前回より補強出来た気がする。



布団にダルくなった身体を横たえると、旅立ちに思いを馳せる暇もなく眠りに落ちてしまった。















6月10日
昼前には家を出て、ゆっくり成田空港へ向かう。
本当は前日からバスで関東へ向かいたかったが、仕事の予定が押したせいで間に合わなかった。
既に予定を狂わされていることに少々不安を覚える。

新幹線で東京駅へ。
東京駅から更にバスに乗って成田空港へ向かった。
久々の成田空港。
やっぱり成田空港は綺麗で快適だ。
こうしてたまに来る国際空港の豊富なアメニティには何歳になってもワクワクするなぁ。笑











綺麗でも快適でも。
ぶっちゃけ買うものも、食うものも無い。
寂しいオトコだ・・・。
そのままカウンターへ行きチェックインと出国を終える。
6月という微妙な時期のせいか空港には人があまりおらず、出国まであっという間だった。



随分と時間が余ってしまったのでゲート近くの飲食店でビールを飲みながら時間を潰すことにした。







オニオンリングうめぇ・・・





快適な空間もこれで終わりかもしれない。














さよなら日本。




飛行機は定刻通りに離陸した。









機内食。正直、大手航空会社に引けを取らない程に美味しい。




機内は寒いくらいに冷房が効いていて、早速耐えられない僕はCAにブランケットを貰って潜り込む。
3列シートの通路側の席だったが、横には誰も座っていない。
窮屈じゃないのが少し嬉しい。



足を伸ばして、ボーっと目の前のモニターを眺める。
世界地図に映った飛行機が、少しづつ目的地へ進んでいく。


パプアか。
楽しみだな。









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飛行機は無事にポートモレスビーへ着いたようで、ドスンと響く着陸の衝撃でようやく頭が起きた。
働かない体と頭を引きずり、ゾンビみたいに飛行機から降りる。







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空にはまだ綺麗な満月が浮かんでいた。




イミグレは人が少ないためか妙に静かで、「タンッ、タンッ」とスタンプの音だけが響く、無機質な空間になっていた。
手続きに時間が掛かり、入国した頃には夜が明けていた。







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とりあえず前回同様、空港のカフェで一息。






雨が降ったのか、むせ返るほどに湿気が高い。
そして入り口にごった返す人。

赤い地面。

匂い。

空。

熱気。

息を吸うだけで実感出来る空間。







また帰ってきたんだな。






空港を出た途端、ギラギラとした目が僕に向けられる。
この地では、日本人はどうやったって目立ってしまう。














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ここからは前回の街を目指し移動を開始。
半日かけて前回の街まで動いて、明日の朝より街を出て村を目指し本格的に移動する予定だ。
なので、前回の街で宿を見つけるのが今回の予定完遂の最低条件だ。




前回泊まったゲストハウスの名前は覚えていたので、そこでも良かったが。
前回同様も面白くないし、違う所にしようと決めていた。
色々と当たってみて今後の為にも良さげな所を探したかった。




ダラダラと聞き込む事、約1時間。
ゲストハウス自体がこの地域に少ない為、あまり良い情報が無い。
うーん。
やばい。
とりあえず、乗り合いのトラックに乗り込んでゴトゴトと1時間程走って移動してみた。






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移動中、運転手にゲストハウスが無いかを聞いてみると、なんと知ってるとの答えが!
少し離れているようだが、このまま車で連れて行ってくれるそうだ。
運転手も、わりとマトモそうなので信用してみることにした。
開始早々ラッキーかもしれない。






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更にゴトゴト道を走る。





連れてきてもらったゲストハウスは、どうやら運転手の友人が経営しているらしい。
見た目はかなり綺麗だ。
値段は少し高かったが・・・。
シャワー出るし、水洗トイレもある。
なによりエアコンがあるのだ!
凄い。







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個室の寝室。
ここまで綺麗だとは思わなかった。




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キッチンは誰でも使っていいらしい。




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しかしガスコンロの使い方が分からなくて調理断念。笑





日本の俺の部屋より色々凄いんじゃないか?


しかもオーナー夫婦が優しくて、到着してすぐにバナナパイを作ってくれた。
めちゃくちゃ美味かった。














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更に、かなり高級なレストランに連れて行ってくれて昼ごはんまでご馳走になってしまった。


実家に息子が帰ってきた以上の待遇だ。
昼ごはん代だけで既に宿代より高いんですけど。
これ村で取る2日分くらいのカロリー取ってない?

しかしこのオーナーは一体何者なのか。
とにかく金持ち感出まくりである。
ゲストハウス経営は趣味なんだろうか。



早くも奇想天外の渦に飲み込まれそうになる。



聞くと、夫のほうが釣り好きでしかもバラマンディやらパプアンバスを良く釣りに行くらしい。



正直、この人に連れて行ってもらえば村に行く必要無いんじゃないか?
うーん。
一瞬迷ったが頼むのはやめた。








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晩御飯はパプアの即席ラーメンとコーラ。
移動日は日曜だった為、酒が買えなかった。泣









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暇すぎて悩むフリをする自撮りした。




ゲストハウスに帰って、明日から村に入る準備を進める。








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夜も更け、カエルやトカゲの鳴き声しか聞こえなくなった。
それを聞きながらベッドに横たわるとすぐに睡魔がやってくる。





ウトウトしつつ、思い付いた事を日記に書いてみることにした。
慎太郎がパプアに行った時に日記を付けてたのを思い出して、真似をしたくなったからだ。











以下、日記の一部






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「POM着。少し移動してゲストハウスを探した。部屋がエアコン付きで虫もいない。一生ここにいたい。夜はインスタントラーメンを食べて音楽を聞きながら寝た。めっちゃ快適や。」























パプアニューギニア釣行①「証明」 ~終~




2日目に続く。







 

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