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~夢釣行~小笠原遠征編 紺碧の海にメモリアルフィッシュを求めて②

  • ジャンル:釣行記
~day1~と~day2~の模様はこちらから
~夢釣行~小笠原遠征編 紺碧の海にメモリアルフィッシュを求めて




~day3~
ボートエギング&ジギングと小笠原の伝統漁!

午前8時起床
常夏の太陽が眩しい。


この日も朝から地元の漁師さんの船で漁をするついでにと釣りに行けることになっていた


なんでもこの漁師さん、日本で二人しかいない(もう一人は母島にいる方)ある生き物をとることができる漁師さんらしい。
とても楽しみだ。


顔を洗って、ふとテレビを見てみると、皇居周辺の今朝の様子が映っている
なんとこの日の内地は雪が降っているらしい

こっちはこれから半袖半ズボンで釣りに行こうかとしているのに…
あらためて、1000kmという距離を実感した朝のひと時だった。


午前9時、港で待ち合わせていた漁師さんと合流し、船を出す。





漁をする時に狙うタイミングが上げ潮なので、午前中の下げはエギングをやらせてもらえることに。


昨日と同じような、シャローのリーフ帯や岩回りを狙う



釣りをしているだけでも満足してしまいそうな場所
晴れていれば、水深30mの所でも海底が見えてしまうほどだ。



船はイカの気配の濃いエリアへと進んでいき、釣りがスタートする



この日も好調でひとつのポイントで数杯ずつすぐに釣れるといった感じ



僕にもヒット、700~800gぐらいのサイズ


小笠原ではまだまだ大きいとは言えないサイズだ。


テンポよく数杯釣って移動を繰り返す


エギングをしていると時々、根魚系も顔を出す


陸っぱりからも釣れたアズキハタ


移動を繰り返しながら釣りをしていると、漁のお手伝いで乗っていた地元の方にヒット、バットから大きくしなっていてドラグが出されている。
デカそうだ

が、さすがに慣れているようで、難なくいなしてネットイン

2kgを超えるビッグワンだ!


この方、さらにすごいことにその後同じサイズをもう一杯キャッチした。(どちらの時も二匹目のどじょうを狙って釣りをしていたため写真なし)




イカが落ち着いたので、次はジギングへ
小笠原遠征の中でも一番楽しみにしていて、メインに思っていたこと。

移動中、小笠原な生き物に遭遇

アオウミガメの子供




クジラ

何度も言うが、素敵な地だ
移動時間も楽しいクルージング。


ジギングでは水深30~60mのエリアを狙い、ジグは100~150gを使用する。
狙うは10kgオーバーのカンパチ


ポイントとなる沈没船周りのエリアに到着し、さっそくジグを落とす

着底を確認し、間髪入れずにワンピッチジャークでシャクリあげてくる

すると、数投目でヒット!

なかなか重たい

あがってきたのはこんな魚


南国色をしたキレイな魚体で紫色の斑点が美しい。
こっちではチギと呼ばれている根魚(正式名称はバラハタ)

ウォータープレッシャーもあってかサイズのわりによく引いた一匹だった。


続けて、仲間の人にもヒット!


こちらはアカバという魚(正式名称はわかりません)

根魚系はヒットしてくるも本命のカンパチはなかなか食ってこない


それでも休まずジグをしゃくっていると、仲間の一人が声をあげる
「船長!!カメがいます!」
指さす方向を見てみると確かにカメが二頭、どうやらペアのようだ。
船長の目の色が変わる
そう、小笠原の伝統漁とは、ウミガメ漁のことだ。


にわかに船上の空気も変わり、僕たちは仕事の邪魔にならないよう離れて待機(デジカメ片手に。)
船長は素早くウェットを着て海に飛び込む、漁が始まった




大きなモリでカメの甲羅を刺し、刺すとモリの先端が外れて、先端と繋がっている浮と赤い旗が目印となり、先端や目印が繋がっているロープに浮を増やしていってカメを弱らせる。

カメが浮上したタイミングで船でそこまで近づき、水中ランディング






一頭が捕まっても、もう一頭はすぐ近くをウロウロしているためペアで捕まえやすいらしく、二頭そろっての御用となった。

漁も無事終わり、時間も日暮れが近かったのでこれにて本日は終漁となった。



港に向かう途中、正直なところ複雑な気持ちで一杯だった。漁をしている最中もカメが捕まらないことを密かに願っていたりした。そんなこと言ったら魚も一緒だろと言われたら返す言葉もないが、普段、内地で生活をしている僕たちからしたらウミガメは水族館の人気物という印象が強い。
そんな人気物がモリで刺されて船べりにロープで括り付けられたらそのロープを切りたくもなる。
小笠原諸島が世界遺産に登録されたのは昨年のこと。僕が行った時は外国人観光客はあまり多くはなかったが、
今後、小笠原の大自然を求めて多くの外国人観光客がこの地を訪れることは確かであろう。
その時、外国人観光客がこの漁のことを知ったらと思うと僕は少し不安だ。
調査捕鯨やイルカ漁の二の舞にならぬことを心から願っている。

~day3~終わり

次回、~day4~ジギングでカンパチ乱舞!!

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