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2015 TSST第3戦

  • ジャンル:釣行記


毎年、夏に行われる第2戦と第3戦とは相性がすこぶる良かった。

湾奥を主な釣り場とする自分にとっては数・型共に揃えやすいからだ。
過去の結果からもそれが見て取れる。








今戦における重要なカギとなったのが「雨」。


記憶が正しければ、前日まで関東全域に雨が降り注いでいた。この雨がフィールドのコンディションを変え、事前プラで得た情報を曇らせた。

もっとも事前プラをしていなかった自分にとってはあまり影響はなく、むしろポイントが絞られるため好都合であった。














そんな中で行われた第3戦。

エントリー数は19名と少なめ。
キーパーサイズは40cm。

いつもの如く、ウソかホントか分からない情報のやり取りがあっちでもこっちでも行われている。

がしかし、ここで惑わされたら潜む魔物の思う壺だ。

既に戦いが始まっている。



そんな猛者たちの目の奥には、鈍く光る思惑が見え隠れしていた。(…とは書いてみたものの実際は皆さんニコニコで和やかです。)










簡単なルール説明がされた後、一斉にスタートフィッシング。


スタート直後に向かったのは、外洋系の潮通しの良いエリア。
雨後の潮が濁った時に良く使うポイントで、ここは潮位がタイドグラフ上で120cmを切ってからでも勝負できる。


比較的広いポイントである為、要所をテンポ良く撃っていきながら釣り進んでいく。

ルアーローテーションは実績のある2、3個のルアーが中心。







開始早々、最初のピンでヒット。

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1本目 50cm




速やかにリリースを終えて次を狙う。

その数投目。
同じ攻め方でヒット。

この魚も丁寧にいなしてネットイン。
サイズは50cmに欠けるくらい。



スタートして間もないが、このポイントの魚影の濃さを感じ、魚との距離感覚を変えながら釣り進む。









そして 23:16

3本目となる魚がヒット。

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3本目 54cm




リミットメイク。
早い。

過去の例を振り返っても、ここまで早くリミットメイクできたことはなかったのではないだろか。

その後の展開も大きく変わってくる。






雨も強く、お腹も減ってきたところで一旦ブレイク。

遅い食事を済ませ、束の間の仮眠。








数時間の仮眠後、道具とラインシステムを見直す。

戦闘態勢が整ったことを確認しレインを羽織る。


幾つかのポイントを回ったが、結局スタート直後に入ったポイントが◎と判断。





東寄りの空が徐々に白け始めた。


遠目から状況を確認しつつ、静かにエントリー。

さっと見たところ打ち寄せられるゴミはなく、それでいて水面にはベイトの気配が濃厚だ。

少し離れた所ではボイルするシーバスも確認。

足元は沖から上げてくる潮が岸際を洗っている。






ルアーは一発必中のベイスラッグ改。

立体的なアクションでシーバスの視界から外すことを意識し、この日のコンディションに合わせるように微調整をする。




手返し重視で撃っていくと、ポツポツ魚は掛かるものの、ランディングには今一歩届かずでバラしを多発する。

既にリミットは揃えていて焦りこそないものの、到底上位に食い込めるスコアではなく、一つ頭抜け出すキッカーが欲しいところだ。





そんな状況を打開したのがザグスティック。

ベイスラッグほど立体的なダートではないが、独特の艶めかしいスライドアクションが秀逸で自重も軽い。




さて、ラストスパートだ。

タイムリミットもそこまで迫ってきている。

気合いを入れ直し、ルアーに命を吹き込む。








深い集中のなかでルアーの躍動を感じた時、求めていた答えが返ってきた。

グワリと広げた大きな口がゆっくりと反転してルアーを水中へと引きずり込む。

ラインにテンションがかかったのと同時に起こる水面の爆発。

悠々のこちらを睨みつけながら水中を右往左往する。






数回に亘る激しい突っ込みをかわし、最後にネットに入る瞬間はまるでスローモーションの世界だった。











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69cm。

まさに求めていた答えが今目の前に静かに横たわった。

これがあるからトーナメントはたまらなく面白い。


感謝の念を抱きながら優しくリリースした。












撮り終えた写真を見て今更ながら気が付いた。

今回のMyナンバー、良い数字だ。
















その後、会場に戻ってウエイイン。
状況は全体的に良かったらしく、19人中14人が封筒を手にした。


結果発表。






下から順に名前が呼ばれていく。

気づけば自分ともう一人を残すのみ。






そして2位の人の名前を呼ぶその瞬間、運営Nさんの顔がこちらを見てニコリと微笑んだ。









足掛け5年。

参戦し始めた高校生の頃は魚が釣れず、NFなんてのはザラにあった。

嬉しい時もあれば悔しい時もあった。
いや、むしろ悔しい時がほとんどであった。

それから月日が経ち、多くの先生方から技術・知識をご教授頂き、晴れてこの日ようやく立つことができたこの舞台で。




トータルスコア50cm+54cm+69cm=173cm

1位。





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疲れてました。目が眠そうです。














参戦された皆様、運営の皆様、大変お疲れ様でございました。

今後とも末永く宜しくお願い致します。


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告知: TSST第4戦が明日の9月12日に行われます。
東京湾でシーバス釣りをする人々が集まる貴重な機会です。

まだ第4戦の受付も行っております。(多分当日の参戦表明もOK)

詳しくは下記URLまで。

http://www.tokyo-crossroad.org/





 

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