とあるフックの品質と噂話

日本の釣具クオリティーは素晴らしい。

海外に居ると、その凄さを本当に実感できるんだ。
良い商品を知ってしまった以上、代替では満足できないよな。

だけど、中国で日本規格の商品を購入するのは苦労する。
現地での購入は送料、関税が上乗せされるので、かなり割高だ。

だから、中国で代替を探す。
届いた商品を使用して、
改めて日本メーカーの素晴らしさを再認識する。

何度も後悔し、何度も思い知るのサ。

でも、そんな過程のなかで、使用に値する代替が見つかる。
今日はそのひとつ、フックを紹介。

全ての中国メーカーのフックが良い訳じゃない。
【BKK】ってメーカーのフックだけが、ずば抜けて良いんだ。

【BKK】のサイト。(写真をクリックすると公式サイトに飛ぶよ)

ボクは常にストックしている。

トリプルフックだけでも多くの形状がある。

品質なんだけど、素人のボクでは日本メーカーとの差が判らない。
だけど、欧米系のメーカーと日本メーカーの差は判る。
BKKはこのレベルなんだ。

値段の差も日本メーカーと比べ多少安い位だが、
輸入関税と送料が加わらないのは大きいよな。

さて、紹介はコレくらいにしておこうか。
メーカーの回し者じゃないからね。

ここからはこのフックに関わる中国らしいネタを。

フックの購入なんだけど、
釣具店でも、ネットでも購入できる。
んで、何故かバラ売りがある。

希望の本数を伝えれば、それに応じて雑に梱包してくれる。

中身はフックだけ。

このバラ売りなんだけど、リスクがデカい。

パッキング費用が掛かってないので、もちろん値段は安いのだが、
本当にBKKのフックか怪しい。

BKKと謳って、粗悪品を梱包する悪徳業者は当然ある。
だって、中国だもん。

そもそも小売店にバラ売りが並ぶのも異常なんだけど、
正規品のバラ売りにはグレーな理由ってか言い訳があり、
ルアーメーカーが生産で余ったフックを流すパターンだ。

なので、バラ売りなら自分で現物を触ってからの購入が安心。
ネットはチョッと危険かな。

パッケージ物ならそんなリスクは少ない。
あくまで、少ない。
ゼロじゃない。

いや~な話をひとつ。

パッケージだけを大量に買い込み、
粗悪品を梱包して売る悪徳業者が存在する。
ボクはその現場を見たことがある。

最後にこのBKKの歴史について。

公式サイトでは100年以上の歴史があると公表してる。

しかし、BKKにはこんな噂がある。

十数年前に有名フックメーカーの生産が中国で始まった。
そのメーカーの社員だった中国人が生産ノウハウを得た後、
退職し、立ち上げた会社がBKKと言う噂。

噂の真相は判らないが、
この噂が今でも広がり続けてるのは
BKKが品質の高さを維持している事の証明ではないだろうか。

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