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▼ 17'純淡水域川鱸 ”霜月のボイル撃ち…”
- ジャンル:釣行記
釣り以外の趣味のプロジェクトによって例年に比べ釣行回数が少なめな今シーズン。
完全淡水域の最終章と呼ばれる十月だけは締めの極太清流鱸を追い求めて大河を駆け巡るつもりだったが、まさかの大型台風直撃による今季一番の大増水。

そして一週間後にも台風接近による降雨によって水況が落ち着く間もなく再びの増水。
どちらかと言ったら”増水マニア”の自分だが、最終章の十月以降の手持ちポイントは基本的に平水〜減水時のポイントがメイン。
手持ちの数カ所の増水ポイントは秋が近づくにつれて増水しても魚が抜けてしまう感が強い。

理由は水温低下とベイトが抜けてしまうという所が一番強いのだろうが、海から遥か上流といった事と鱸の生態を考えると遡上した鱸達が産卵を意識し始める時期だけにそれだけで済ます事は出来ない気がする。
そんな訳で海へ落ち行く清流鱸の着き場を探すのは中々難しい…
闇雲に撃ちに行くのであれば十月下旬には手持ちの増水ポイント数カ所での勝負も出来る水位に下がってはいたが可能性はかなり低いと判断し平水位に戻るまで虎視眈々と待っていた。
この時期の増水は水田の取水も必要としない為に水位の下がりが鈍く気付けば終った感が強い十一月。
予想はしていたがそれでも未だに平水位まで下がっていない状況。
しかしここ数日は十一月とは思えないような暖かい日が続いており、まだチャンスは残されているかもと淡い期待をしながら過ごしていた。
そしてようやくの休日。
釣り以外の趣味のプロジェクトでの外出途中に横目で大河の土手と稲刈りの始った田園地帯を見ながら”今季も終わりなんだなぁ…”と言う事を実感する。

景色は晩秋そのものだが、まるで初秋のような気持ちのよい陽気。
”そろそろ今夜は出てみるか…”
帰宅して水位テレメーターを確認してみると、この時期狙いのエリアに入るのにはまだ高過ぎる水位。
しかし初秋〜秋の実績ポイントであれば入れるポイントが数カ所といった水位に準備を済ませ自宅を出る。
久しぶりに走る大河の河川敷は既に褐色に覆われてきていた。

彼方此方に水に浸かった形跡がまだまだ残る。

河川敷のメインストリート以外は未だに泥濘みなので、愛機の力を過信し過ぎてもスタックの可能性が高いので深入りせずに手前で車から降りて用意を済ませる。

薄雲に隠れた月がぼんやりと河川敷を照らし出す。

夜露と泥濘によって入水前からグチョグチョといった感じだ…

見上げるような木の上にも増水による沢山のオブジェの姿。
流石にこの高さはあまり見る事が無く今回の増水の凄さを物語っている…
増水によって浸かった荒れた薮を漕げば泥埃が舞い上がる。

画像の粒子は雨では無く泥埃。
大増水後は何処からか流されて来た見付けてはいけない物を見付けてしまうのではないかというドキドキ感を味わいながらの藪漕ぎ。

本当に見付けてしまったら洒落にならないから…
今回入ったのは初秋から実績があるシャローフラット系のポイント。

水色は晩秋らしいクリアカラーだが水位に対して妙に浅い…
気にしていたのは勿論増水による地形変化。
ポイントに向けて下流に釣り下って行くと想像通り…

岸沿いは巨大な砂の壁…
今までそれなりに水深があった狙いの場所は激シャローと化して、とても釣りになるような状況では無い…
更に下流に下って行くとそれなりに良い水深と良い流れを発見。

この場所は砂泥が流されたようで砂礫系のボトムで良い雰囲気。
”可能性があるとしたら此方だろう…”
そう思いながら撃ち込むのは此所では一軍のシャローランナー。
狙いの流れをキャスト距離&角度と立ち位置を変えながら撃ち込んで行くものの反応の無い時間が過ぎて行く…
初夏〜秋なら闇の中でもハクレンの盥をひっくり返したような爆発音や飛び跳ね続けるボラジャンプの音が聞こえるが、暖かい日が続いているとはいえども季節は初冠雪や初氷の話題が出て来る晩秋の闇。
ほぼ無風なのとシャローフラットエリアだけに流れの音も聞こえずチャラ瀬も無い為に秋の遡上魚の産卵の賑わいも無い静粛なポイントに生命感を全く感じない。
感じた生命感は入水始めに流れの淀んだ淵に居たオイカワをはじめとした淡水系の小魚数匹。
十分ベイトになる魚達だったが狙いの筋には居ないのだろうか。
”甘くは無いよな…”
そう思いながらエントリーポイントに戻ろうと考え出した直後にメインで撃ち込んでいた流れよりも更に下流側で”スッパーン”と耳を疑う様な真空捕食音。
”何…!?”
遠目だがその辺りを見渡すと水面に残る僅かな波紋。
”居やがった…しかもこの時期の完全淡水域の闇でボイルかよ…”
例年であれば水面遊戯の疑似餌達は時期的に二軍のボックスに移動してしまっているが釣行が疎かになっていた今季はまだ一軍のボックスに鎮座したまま。
透かさず急いでペンシルベイトにチェンジし先程ボイルがあった付近に撃ち込んでドッグウォークで流し込む。
”出るかっ…”
そんな思いも裏腹に繰り返し攻めるも何も起きない時間が過ぎて行く。
先程聞こえたのは明らかに本命の真空捕食音。
下手なポイント潰しのキャストや警戒される動きもしてないし針掛かりしていない相手は絶対に近くに居る筈。
”見切られたのか?それとも出ないだけか…?”
まさかのこの時期の完全淡水域でのボイル撃ちに後者を考えサブサーフェイス系シャローランナーでの攻めに変更。
ルアーチェンジをして狙いの位置を通せるようにダウンクロスでフルキャスト。
ロッドを立てながらスローリトリーブで狙いの位置まで送り込む。
そして狙いの流れに入ったシャローランナーが引き波を立ている辺りで水面が”モワンッ”となったと同時に”ゴンッ”と気持ちの良い明確なバイト。
”良し喰った…!”
直後に”ゴババババーッ”と派手に割れる水面に本命確定。
シャローフラット系なポイントだけに障害物や一際強い流れも無い為、じっくりとしたやり取りで相手を寄せて来る。
ヘッドライトに照らし出された銀鱗は大きくは無いが太めのナイスコンディション。
そして無事グリップランディング。
”よっしゃ〜獲ったぞ…”

白鮭の遡上が本格的に始った晩秋の海から遥か彼方の完全淡水域に清流鱸。

69cmと自分達的スズキサイズには届かぬ良型フッコ。
極太ランカーのような貫禄は感じられないが、この時期らしいビューティフルボディ。

このサイズでグリップ測定3.6kgと結構な極太系。

良型フッコとは思えぬ貫禄。
痩せて長いだけの自分達的スズキサイズなら此方の方が自分の中では断然上。

低い水温と溶存酸素量の高い時期だけに蘇生要らず。
放射冷却による川霧が上がってくる晩秋の清流域。
そんな中で美しい魚体に暫し見蕩れる…

時期的にもこれが自分の中で今季最後の清流鱸になる可能性はかなり高い。
”今季はこれで締めるべきか…”
そんな葛藤の中、相手を流れの中に放つ。

最後かもしれないという思いを胸に相手を見送る…
欲を出して再開するも流石に次は無く上がり支度をしエントリーポイントへ戻った。
そして空を見上げながら考える…

”増水によってこの時期狙いの筋にはまだ入れないが、水位が下がり安定したら最後は其処に入って釣れても釣れなくても納得するまで竿を振ってから今季は締めよう…”
自分の中での答えは出た。
時期的にかなり厳しい展開が予想されるが最後の極太ランカーを夢見てもう少し悪足掻きが続きそうだ…
完全淡水域の最終章と呼ばれる十月だけは締めの極太清流鱸を追い求めて大河を駆け巡るつもりだったが、まさかの大型台風直撃による今季一番の大増水。

そして一週間後にも台風接近による降雨によって水況が落ち着く間もなく再びの増水。
どちらかと言ったら”増水マニア”の自分だが、最終章の十月以降の手持ちポイントは基本的に平水〜減水時のポイントがメイン。
手持ちの数カ所の増水ポイントは秋が近づくにつれて増水しても魚が抜けてしまう感が強い。

理由は水温低下とベイトが抜けてしまうという所が一番強いのだろうが、海から遥か上流といった事と鱸の生態を考えると遡上した鱸達が産卵を意識し始める時期だけにそれだけで済ます事は出来ない気がする。
そんな訳で海へ落ち行く清流鱸の着き場を探すのは中々難しい…
闇雲に撃ちに行くのであれば十月下旬には手持ちの増水ポイント数カ所での勝負も出来る水位に下がってはいたが可能性はかなり低いと判断し平水位に戻るまで虎視眈々と待っていた。
この時期の増水は水田の取水も必要としない為に水位の下がりが鈍く気付けば終った感が強い十一月。
予想はしていたがそれでも未だに平水位まで下がっていない状況。
しかしここ数日は十一月とは思えないような暖かい日が続いており、まだチャンスは残されているかもと淡い期待をしながら過ごしていた。
そしてようやくの休日。
釣り以外の趣味のプロジェクトでの外出途中に横目で大河の土手と稲刈りの始った田園地帯を見ながら”今季も終わりなんだなぁ…”と言う事を実感する。

景色は晩秋そのものだが、まるで初秋のような気持ちのよい陽気。
”そろそろ今夜は出てみるか…”
帰宅して水位テレメーターを確認してみると、この時期狙いのエリアに入るのにはまだ高過ぎる水位。
しかし初秋〜秋の実績ポイントであれば入れるポイントが数カ所といった水位に準備を済ませ自宅を出る。
久しぶりに走る大河の河川敷は既に褐色に覆われてきていた。

彼方此方に水に浸かった形跡がまだまだ残る。

河川敷のメインストリート以外は未だに泥濘みなので、愛機の力を過信し過ぎてもスタックの可能性が高いので深入りせずに手前で車から降りて用意を済ませる。

薄雲に隠れた月がぼんやりと河川敷を照らし出す。

夜露と泥濘によって入水前からグチョグチョといった感じだ…

見上げるような木の上にも増水による沢山のオブジェの姿。
流石にこの高さはあまり見る事が無く今回の増水の凄さを物語っている…
増水によって浸かった荒れた薮を漕げば泥埃が舞い上がる。

画像の粒子は雨では無く泥埃。
大増水後は何処からか流されて来た見付けてはいけない物を見付けてしまうのではないかというドキドキ感を味わいながらの藪漕ぎ。

本当に見付けてしまったら洒落にならないから…
今回入ったのは初秋から実績があるシャローフラット系のポイント。

水色は晩秋らしいクリアカラーだが水位に対して妙に浅い…
気にしていたのは勿論増水による地形変化。
ポイントに向けて下流に釣り下って行くと想像通り…

岸沿いは巨大な砂の壁…
今までそれなりに水深があった狙いの場所は激シャローと化して、とても釣りになるような状況では無い…
更に下流に下って行くとそれなりに良い水深と良い流れを発見。

この場所は砂泥が流されたようで砂礫系のボトムで良い雰囲気。
”可能性があるとしたら此方だろう…”
そう思いながら撃ち込むのは此所では一軍のシャローランナー。
狙いの流れをキャスト距離&角度と立ち位置を変えながら撃ち込んで行くものの反応の無い時間が過ぎて行く…
初夏〜秋なら闇の中でもハクレンの盥をひっくり返したような爆発音や飛び跳ね続けるボラジャンプの音が聞こえるが、暖かい日が続いているとはいえども季節は初冠雪や初氷の話題が出て来る晩秋の闇。
ほぼ無風なのとシャローフラットエリアだけに流れの音も聞こえずチャラ瀬も無い為に秋の遡上魚の産卵の賑わいも無い静粛なポイントに生命感を全く感じない。
感じた生命感は入水始めに流れの淀んだ淵に居たオイカワをはじめとした淡水系の小魚数匹。
十分ベイトになる魚達だったが狙いの筋には居ないのだろうか。
”甘くは無いよな…”
そう思いながらエントリーポイントに戻ろうと考え出した直後にメインで撃ち込んでいた流れよりも更に下流側で”スッパーン”と耳を疑う様な真空捕食音。
”何…!?”
遠目だがその辺りを見渡すと水面に残る僅かな波紋。
”居やがった…しかもこの時期の完全淡水域の闇でボイルかよ…”
例年であれば水面遊戯の疑似餌達は時期的に二軍のボックスに移動してしまっているが釣行が疎かになっていた今季はまだ一軍のボックスに鎮座したまま。
透かさず急いでペンシルベイトにチェンジし先程ボイルがあった付近に撃ち込んでドッグウォークで流し込む。
”出るかっ…”
そんな思いも裏腹に繰り返し攻めるも何も起きない時間が過ぎて行く。
先程聞こえたのは明らかに本命の真空捕食音。
下手なポイント潰しのキャストや警戒される動きもしてないし針掛かりしていない相手は絶対に近くに居る筈。
”見切られたのか?それとも出ないだけか…?”
まさかのこの時期の完全淡水域でのボイル撃ちに後者を考えサブサーフェイス系シャローランナーでの攻めに変更。
ルアーチェンジをして狙いの位置を通せるようにダウンクロスでフルキャスト。
ロッドを立てながらスローリトリーブで狙いの位置まで送り込む。
そして狙いの流れに入ったシャローランナーが引き波を立ている辺りで水面が”モワンッ”となったと同時に”ゴンッ”と気持ちの良い明確なバイト。
”良し喰った…!”
直後に”ゴババババーッ”と派手に割れる水面に本命確定。
シャローフラット系なポイントだけに障害物や一際強い流れも無い為、じっくりとしたやり取りで相手を寄せて来る。
ヘッドライトに照らし出された銀鱗は大きくは無いが太めのナイスコンディション。
そして無事グリップランディング。
”よっしゃ〜獲ったぞ…”

白鮭の遡上が本格的に始った晩秋の海から遥か彼方の完全淡水域に清流鱸。

69cmと自分達的スズキサイズには届かぬ良型フッコ。
極太ランカーのような貫禄は感じられないが、この時期らしいビューティフルボディ。

このサイズでグリップ測定3.6kgと結構な極太系。

良型フッコとは思えぬ貫禄。
痩せて長いだけの自分達的スズキサイズなら此方の方が自分の中では断然上。

低い水温と溶存酸素量の高い時期だけに蘇生要らず。
放射冷却による川霧が上がってくる晩秋の清流域。
そんな中で美しい魚体に暫し見蕩れる…

時期的にもこれが自分の中で今季最後の清流鱸になる可能性はかなり高い。
”今季はこれで締めるべきか…”
そんな葛藤の中、相手を流れの中に放つ。

最後かもしれないという思いを胸に相手を見送る…
欲を出して再開するも流石に次は無く上がり支度をしエントリーポイントへ戻った。
そして空を見上げながら考える…

”増水によってこの時期狙いの筋にはまだ入れないが、水位が下がり安定したら最後は其処に入って釣れても釣れなくても納得するまで竿を振ってから今季は締めよう…”
自分の中での答えは出た。
時期的にかなり厳しい展開が予想されるが最後の極太ランカーを夢見てもう少し悪足掻きが続きそうだ…
- 2017年11月8日
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