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落ち鮎を求めて2012 ピークタイムの追求

落ち鮎の存在が確実となった事で一手進める駒。

盤面に向かい、考える。


最善手はどこか

落ち鮎を求めた旅も終わりが近い。


ファクター

先ず一連の繁殖行動を落ち鮎、と呼ぶとすると、その状態は主に3つと思う。

待機、産卵、衰弱。

この中で”待機”する事で河川におけるポジションを下げる事が”落ち”なのだが
シーバスゲームにおける落ち鮎パターンはこの中で、衰弱状態を想定したものがほぼ全てでは無いだろうか。

それはつまり、産卵後の状態であり、衰弱状態の鮎が大量に発生するタイミングを考えるには産卵をいつどこで行うか?の追求に等しいと言う事になる。

そして同時に、流れの強さと、シーバスがどこまで行けるのか、により衰弱状態の鮎とシーバスがコンタクトするタイミングを推理していった。


夜の条件

先ず考えたのはやはり夕方から夜にかけて産卵した個体が、下げと同調した強い流れで押し流される大潮のタイミングだった。

暗さが出来る橋の下が、産卵床として丁度良い地形では真昼間など特殊なタイミングも多々あるだろうが、ピークを狙う以上は出来るだけオーソドックスであった方が良いと考えた。

衰弱状態の鮎は間違いなく発生するだろう。

あとはそれがここにいつ届くのか。
流れの勢いは充分。

産卵床との距離が重要と考える。


募る不安

今年は渇水の影響で各地から不調の声を多く聞いた。
おそらくここも例外では無いだろう。

冬~春のバチ抜けを思い出す。

通るたびに橋の上から水面を見つめたが2度しか姿を見なかった。

タックル一式を持っていって30分水面を見て、
そのまま何もせずに帰った事がいったい何度あっただろう。

補給の遅い自販機からは英国紳士御用達のミルクティが売り切れた。


ベストと思って今ここに立った。

最早、今日がピークではないのは明白だった。


反省点

想定する理由は以下の通り。

・落ち鮎自体が少ない → ベイトとしてインパクトがなく魚が止まらない。

・タイミングが悪い → まだ産卵をする大規模な群れが無い。

・場所が悪い → ここまで流されてくるのは朝かもしれない。


落ち鮎量、産卵床、産卵時間、衰弱鮎の流下時間、

とにかくこれらのファクターがはまった感じ、
カチリと言う手応えがもたらす爽快感がまるでない。


差す光

終わってしまった可能性をぬぐえなかったかもしれない。
もう一度来るだけのモチベーション、今日は入る時間だけが悪かったのだ、と思えなかったかもしれない。

今日は失敗。

ピークには程遠いが、また来れる。


フリードリフトさせたジョイクロがおそらく沈む岩を越え、
そのヨレに吸い込まれた時だろう、闇の中、全てはイメージの話。

まだ終わってない。





落ち鮎のピーク

次のシナリオを考えながら帰途についた。



また あした~♪



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