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落ち鮎を求めて2012 20時半

論理の実施による事実の確認

これを検証と言う。


この検証がシーバスゲームにおけるベイトとしての落ち鮎

これを考える上で何かの役に立てばと思う。



想定の修正

前回の反省を活かし、想定に修正を行った。

主な点は産卵行動から衰弱に至る時間経過である。
これに関して、もっと膨大な物と考えるようになった。

それはつまり、もっと長いのではないか、と言う事になる。

現在、日没を迎えるのは17時過ぎであるが

そこから1時間やそこらではなく、
3時間以上の時間が必要なのではないか

これが今回の推論となる。



詰める

もっと遅いピーク、もっと上流でのコンタクト
満潮が20時半となる小さな潮周りに、限界点に立った。


これは立った場所ではなくて
ルアーを流した場所



*手軽に3歩前に行きたい人にはオススメ
2008年 グッドデザイン賞受賞賞品「らくらく長靴大地」


足の長さから見るに理想は50cmだが
おそらく40cmないかもしれない。


落ち鮎ナシでは沸騰する事など考えられない場所


震える手

最も釣り人がもどかしい瞬間

あなたは5m前の炸裂音を聞きながら冷静にスナップを結べるだろうか?


前述したように3時間以上を考慮したが
これでも、まだ早いのではないか、と言う不安があった。

だから、わざとゆっくりと準備していた手に焦りが生じる。

気配ゼロからの100%
その現象は沸騰ではなく爆発と呼ぶべきだろう。



徹底的にフリー

流れが激しすぎるのか”テンションをかけての流し”に反応が非常に悪い。
反応してもいわゆるショートバイト、点数の低いハズレバイトしか出ない。

真っ暗な激流に放り込む、という表現が正しいラインテンションゼロのフリードリフトを行う。
ルアーが何処にあるのかすら解らない。

なかなか勇気が必要だ。



流れてなかったルアー

数秒待っておそらくの範囲で下流である右を意識しながらラインを回収する。

右に出ていたラインがするするとリールに収まる。
そしてその先は右ではなく、正面に伸びていった。


途中で岩に刺さってしまったようだ。
回収は可能だが、それはこの場を潰す事とイコールだ。

シャクっての回収を試みようとラインにテンションを作った。
激流にもまれているらしく、水の流れが断続的にティップをガツガツと引っ張る。

出来るだけロッドを高く持ってパンッと一発シャクってみた。

こんなに釣れた事で驚いた魚もない。







気の長い話

これがずっと続いた。
そう、岩ではなく魚だった。

流すというより放り込む。

ではそろそろいいか、とテンションを作るとティップが数回押さえ込まれる。
ルアーミサイルの恐怖と戦いながら一発で引き抜くつもりでこれに応じる。

運がいいと魚、運が悪いとミサイルが飛んできた






リスクヘッジ

通常、いわゆるバイトに対してあわせる動作はロッドを真上に立てる。
横に倒すアワセはこの一年でもルアーに限らず、ほぼ記憶がない。

だが、途中からロッドは横に倒す事にした。
ルアーミサイルが耳に風切り音を残したからだ。

落ち鮎のピークはインパクトのあるベイトとして魚をこの場に呼んだ。

60cm前後なサイズの群れがしっかりと入った印象を受けた。
その分、運任せの状況とあわせてルアーミサイルが多い。



方程式の確立

オーソドックスに暗くなって産卵を行う群れが、産卵床で20時頃から衰弱し流されていった場合、シーバスとコンタクトするのはいつか。

産卵床、衰弱個体の推理、シーバスの限界点

この3つのファクターをおさえる事で、シーバスゲームにおける落ち鮎パターンのピークは割り出す事が可能と言う1つの実証結果になるのではないかと思う。




闇からの通信

弛んだラインが水から離陸しながら一気に張られる時、どんな音がするか解るだろうか。
その音色は極上で、そして究極的0.1秒のスリルだ。






落ち鮎への理解が深まった2012年秋

もし産卵床が、シーバスの限界点に対し遠かったら?
それはコンタクトが遅くなる事を意味する。

朝にピークを迎える場所を探したい。


また 来週~♪


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