この話題については、以前から考えることがよくあって、一度まとめて書いてみたいと思っていました。

今現在、シマノやダイワのカタログを見ても船に限らず専用竿のオンパレードになっています。
初めて竿やリールを購入する場合、専用を謳ってもらうと選びやすいのも事実で、そういう事から専用竿が増えたように思えます。
今までなら6：4、7：3、8：2とかの調子の竿から自分の釣り物に適した竿を選ばなければなりませんでしたが、〇〇用の竿っていう括りの中から選択するので選びやすくなったという感じです。

その専用竿ですが、「目的の魚種以外の釣り物に使えないのか？」と思うわけです。
そういう事で色々と使ってみたのですが、答えは「使える。」でした。

アルファタックルの餌木タコ竿は、明石海峡の深場のガシラ釣りに使えますし、イカメタル・ロッドは明石のウマヅラや中錘のアオリイカに使えました。
調子や使う糸の太ささえ間違わなければ、他の釣りでも十分使えるのです。
釣られる魚達には、釣り人の使っている道具は分かる訳ありませんから、当然と言えば当然です。

狙いの魚種の釣りに合った調子か？竿の強度は大丈夫か？使う糸の号数とガイド径は問題無いか？
以上さえ問題無ければ、他魚種の釣りに使えます。
細かな部分で、グリップ形状やグリップエンドまでの長さによって使い易い、使い辛いはあるかも知れませんが、大概は問題にならないレベルだと思います。
ですから、専用竿を魚種別に悪戯に増やしてゆくのはもったいないですし、無駄な買い物になる場合があります。（私が書くと説得力無いですが。。。）

今年、シマノよりクロスミッションという竿が発売されました。
コンセプトは、「船のルアー用何でもロッド」だそうです。

※シルバーブランクにシルバーロゴなのでネームが見えません。
ライトジギング、タイラバ、イカメタル、インチク等々何にでも使ってくださいっていう竿です。
タイラバロッドより曲がり過ぎず、イカメタルロッドほど先調子じゃない。使える糸の号数に幅を持たせるため、ガイド径に余裕を持たせています。
色んな釣りをしたいんだけど、専用竿を魚種別に買いそろえるのは辛いな、と思っている方にはピッタリな竿だと思います。
私は、深場の剣先烏賊のオモリグ用にベイトモデルのMHを購入しました。

他に明石海峡のガシラの餌釣りやアオリイカの中錘に使えそうです。

専用竿が色々使えると言っても初心者だから調子の具合とか分からないよ、って方はこういう竿を最初の一本にするのも良いですね。
こういった汎用ロッドをどのような魚種に合うか寄せてゆくのも釣りの楽しみの一つだと思います。

では最後に今まで使った専用竿と異魚種の組み合わせを書いておきます。
セフィアエクスチューン・メタルスッテB605M-S：中錘アオリイカ
セフィアCI4+・メタルスッテB66MH-S：ウマヅラハギ
バイオインパクトXタチウオ73.200：ハマチ呑ませ釣り、オニカサゴ
沖釣工房・タコエギLTD185：深場ガシラ釣り
以上は実際に試して使い良かったさおです。
これから試したい竿も色々あるので、具合が良かったものはログに上げてゆきたいと思います。