日中はひたすらアイナメを追いかけた宮城遠征。

夜はクロソイ爆釣劇…を展開したいところだったのですが、これが全く反応なし。
ショートバイトすらなし。

シーズンもだいぶ進んだので、かなり叩かれたか、かなり抜かれたかってとこでしょうか。
マヅメ絡んでこの状況では期待薄だな、ってことで、クロソイはスパッと諦めることに。


ライトゲーマーの夜のお楽しみといえば？
アジング！という声も聞こえてきそうですが、俺はもちろんメバリングです。
一時期は、何かに取り憑かれたかのようにメバルを追いかけていました。
すでに除霊は済んでいますが、ちょっと当時を思い出して、半島をランガン。


しかーし！
どこに行っても豆サイズの嵐。

宮城まで遠征に来て、さすがにこれはないでしょ！
ボトム付近を攻めればサイズも出るかなぁ、と、リグを沈めてる途中でこのサイズに食われてしまうから手に負えません。
100匹釣ったら尺メバルと交換してくれる、とかだったらナンボでも釣りますが…


さて、どこ行けばサイズ出るかなー…
と悩んでいたところ、仙台在住時に釣り場で出会ったメバラーの言葉が頭をよぎります。


「某所の某漁港では、調子いい時はアベレージ20cmくらい行くっすよ！」


それは盛りすぎっしょwwwと、その時は話半分で聞いていたのですが。
仮にアベレージサイズは盛り盛りだったとしても、まあ今の状況よりは期待できるか？ということで、その漁港を目指すことに。



…いや、風強ぇから…
まあ、雰囲気はありますよ。メバルのいる気配はプンプンします。
でも、風強ぇんすよ…

とはいえ、まあせっかく来たんだし、投げてみないことには始まりません。

メバル凪とは程遠いこの状況。
とりあえず、2gジグヘッドをつけてそれっぽいところに投げてみると、


ギュンっ！ジジジジジジジジジ！！


え！？ウソ！？
ちょっとドラグ緩めすぎていたのもありますが、なかなかいい感じの引き。
豆サイズばっか相手にしていた俺は、この時点で大興奮。


あー、なるほど。

アベレージ20cmは、強ちウソってわけじゃなさそーだな。

小さいのももちろん混じりますが、このサイズがコンスタントに釣れるのには驚き。

下手に凪いでいないため、豆みたいなのが動き回れていないのかもしれません。

どれどれ、もっと数もサイズも伸ばしてやろうか！
と、ここでメバルルアーとしては確固たる地位を築いた感のあるガルプ　ベビーサーディンを投入。
過去、何度も俺のボーズの危機を救ってきたこのワームであれば、この状況下で更なる上積みを期待できよう。


…


…し〜ん…



…あっるぇ〜…？

同じレンジ、同じコースを通しているのに、パタッとアタリが途絶えました。
いやいや、マジで？

時合が過ぎたのか？ワームがいかんのか？

先ほどまで使っていたレインのアジアダー（クリアラメ系）に戻してやると、

はー、そーいうこと？



この日は、ガルプが全くダメ。
考えられる原因としては、

　・訪れるアングラーが挙ってガルプを投げるからスレていた
　・クリア系のワームが激効きの日だった
　・ラメ系のワームが激効きの日だった
　・ガルプのベビサには出せないピロピロアクションが効いた
　・アジアダーの細かいヒダヒダによる水流が効いた

等々。

波っ気があって濁りが若干きつかったため、ニオイで魚を寄せようという目論みのガルプ投入だったのですが、結果を見ればアジアダーに完敗。
ソリッド系のプラスチックワームを持っていかなかったため、クリアカラー云々の検証ができませんでしたが、とにかく、味もニオイも強いガルプが避けられる or アジアダーが好まれる要因というのがあったのは間違いなさそうな。



実は俺、メバリングでガルプってあまり使わないんですよ。
ただ、釣れる！という実感は持っていたし、アイナメやソイ相手にも十分な実績があったので、どうしても釣れない時の切り札として釣り場に携帯しています。

これまでは「ガルプで釣れなかったら諦めよう」ということも多かったのですが、こういうことを経験すると、またちょっと考え方が変わってきますね。


とはいえ、ガルプが実績あるワームであるという事実は確かで。
今後も強力な武器として活躍してもらうことに変わりはありません。

ただし、もっと視野を広く。
あくまでもガルプは「選択肢の一つ」ということですな。
いやはや、今更ながら勉強になりました。