発表されてすぐに予約して購入したビッグベイト用ベイトリール、
シマノ　スコーピオンMD 300XGLH。






シマノ(SHIMANO) 両軸リール 21 スコーピオンMD各種 ストロングベイトリール
　
　

ビックベイトを使った釣りで10回以上使ってみたので、その実釣インプレを書こうと思います。
 

スコーピオンMDに関するインプレは以下の通り書いています。

『ビッグベイト用リール　スコーピオンMD開封インプレ』

『ビッグベイト用リール　スコーピオンMD試投インプレ』

『 ビッグベイト用リール　スコーピオンMD実釣インプレ(今回）』

『 スコーピオンMDをオーバーホールに出してみた』

『今年もスコーピオンMDをオーバーホールに出しました』

『3年使ってみて思うスコーピオンMDの残念なところ』

今回は第三弾。
実際に魚を釣ってみてどう感じたか。

●使用タックル


ロッド：Fishman BRIST comodo 6.10XH　(206g)

リール：シマノ　スコーピオンMD 300XGLH　(315g)

ライン：よつあみ　スーパージグマン x8 3号(50lb)

リーダー：カーボナイロン8号





●利用シーン

僕は毎週ボートに乗って釣りをする人なので、このリールを買ったのはボートから100g以上のビッグベイトでシーバスを狙うため。

例えばメガドッグとかダウズスイマー220sfとかをキャストするのがメイン。

なので、ジョインテッドクロー178とかダヴィンチ190とかのいわゆる一般的なビッグベイトは、このタックルとは別のロッドとリールを使用している。





●実釣：キャスト


では実釣でこのリールで思うことを書きます。

まずは試投編でも書いたけど重さ。

ロッドとセットで500g超はかなりの重量感。

でも自分は気にならない。

タックルバランスが良かったせいもあると思うけど、そもそもルアーも100g以上で、両手でしっかり持って投げないとロッドごと放り込みかねない釣りなので、どうしてもある程度力は必要になる。

少なくとも成人男性が扱う分には問題なしかと。



実際に投げてみる。

うまくロッドを曲げて重さが乗ると、気持ちいいくらいメガドッグは飛んでいく。

特に後半の伸びが気持ちいい。

グリスがなじんだのかギアのアタリがついたのか、買った時よりも全然軽く回る。

これならけんのすけ船長のメガドッグの着水点にすこしでも近づけるかもかもしれない。





ブレーキロックは自分は4個ONで固定。

釣り場で変えることはまずしない。

強い向かい風の中を投げざるをえないシーンがあれば強めるかもしれないけれど。

comodoとの組み合わせでフルキャストしてみたけどバックラッシュは今のところ無し。

※うまく曲げられずに変なキャストしたときはもちろんバックラッシュや高切れは起きたので、どんな時でもバックラッシュしないわけではない）


投げててめっちゃ楽しい。

フルキャストができるのはリールの剛性感も大きい。

自重があることもあって、このがっしりした感じはもしキャストで何か起こっても、ギア周りは耐えてくれるだろう、という安心感、信頼感がある。

今までメタニウムMGLとか間違ったリール使ってたから余計にそう思う。

実際メタニウムMGLはギア欠けたし。






●実釣：ルアー操作


まずは巻きスピード。

最初はその巻取りの量の多さで、思った通りのアクションを出すのはできなかったけれど、数投もすればそのあたりの間合いというか巻きスピードは慣れて、メガドッグも、ダウズスイマーも、問題なくルアーを動かすことができた。

もちろん小さなルアーをきめ細かく動かすのは全く向いていないように思う^^;


次に巻きの感度。

感じるのは力強さとMGLのシルキーさ。

ロングハンドルモデルということもあり、しっかりと巻き重りもなく、そしてスムーズに気持ちよく巻ける。

そしてダウズスイマーをグリングリン巻いた時の入力感というか、水の抵抗感はちゃんと手に伝わる。


視覚的に操作するルアーしか使っていないので、沈めて使うルアーの動きをどこまで感じ取れるかは未知数。


そこはロッドとラインの性能の問題がメインかなと僕は思う。

これだけのがっしりしたリールなので、普通のシーバス釣りで使うリールではないのは間違いなく言える^^;


ミスキャストやポイントを外れた時のルアーの回収の速さは実感できる。

スペック通り太いラインをたくさん巻けるのも安心材料。

現場で根掛かりとかでラインブレイクしても、残りが少なくてキャストに困る、なんてことはない(^^)





●実釣：魚とのファイト

今年の8月にダウズスイマーで70cmオーバーのシーバスをキャッチしたのを皮切りに、ここまでこのリールで20匹くらいはファイトしてきた。





最大はこの85cm。






ファイト中の性能といえばドラグ性能。

自分は良く曲がるロッドを信頼していることもあり、70cmくらいまでのサイズの魚であれば、殆どドラグを出されないくらいかなり強めに設定。

チェッカー持ってないので測ってませんがm(_ _)m

それ以上の魚で、主導権を魚に渡してしまった場合でも、ヌルヌルと安定してドラグが仕事をしてくれるので、ボート際での急な突っ込みとかも安心。

先日穴撃ちでメガドッグ投げたときは70cm前後をフルロックで引きずり出した(^^)



ドラグノブも大きめでファイト中の調節はしやすい。

そしてロングハンドルであることで握りやすいと感じる。

僕はファイト中にボートポジションの修正で操船もするので、この二つは地味にとてもありがたい。



剛性感については言わずもがなで、ランカークラスでもまったく不安を感じる瞬間はない。

ブリとかメーターオーバーのシイラが来た時にどう感じるのか、この辺りは実際に釣れたら追記しようかなと思う。



あとは開封インプレでも少し触れたけれど、ファイト中のやりとりの結果、気が付いたらABUのリールみたいに、こんなふうに使い物にならなくなることはない。

今年のモデルか改善されてるのか知らないけれど。



※ええ、はっきり言ってこの恨みは絶対に忘れません。





●メンテナンスについて

釣行後は流水で1-2分程度ジャーとかけ流しして、3日くらい毎日朝晩クルクル回しながら乾燥。

説明書には一般的なベイトリールと同じメンテナンス方法が書いてあるけど、このリール特有の記載としてこんなのがあった(ほかの新機種もそうなのかな？）




水の侵入を抑えるパーツに特殊な撥水加工をしているそうだ。

具体的には2カ所。

このスプール軸を差し込むところの周り↓

わかるかな。ラバーシールしてあるんだけど。




あとはハンドルの根元の赤と黒の境目。

ここは撥水処理してるので、性能維持のため注油しないようにとのこと。


このインプレ書くまで知らんかった(笑)



でも幸いそこはまだ注油はしてないので、これから気を付けよう。

あとはRYUくんのコメントにあったように、今シーズン終わって使い込みまくった後、どんな状態になるか、それはまた耐久性編で書こうかなと思います。

読み返すと不満な点について何も書いていない・・・

実際にメガドッグで使っててなんの不満もないんだけど、ジョイクロとかダビンチとかウェイキーブーとかの50-100gまでのビッグベイトを巻くにはがっしり感が強すぎで、繊細な入力や巻き感は得られなかった気がする。

もう一つ小さいサイズが出るといいかも。
　

以上ですかねー。
　

定性的な記述ばかりで少しも客観性も定量性もなくて申し訳ない(⌒-⌒; )

もしなにか僕の認識誤りや質問があればコメントいただければ！

では！