「テンプレート」

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下記は全て化学的根拠に基づかない「妄想」ですwww
(カテゴリーに適切なのが無いなあ。「style」ってはちょっと違うね)
 

「マッチザベイト」「マッチザハッチ」という言葉があります。
魚が食べている「餌」や「ステージ」にルアーやフライを合わせていく作業のことです。
 

これが最終的に行き着く先は、本物の餌を使った、
「泳がせ釣り」や「ゼロ釣法」かと思われます。
 

しかし、あくまでもルアーやフライで「だまして」釣るとなると、
魚がその時持っている「テンプレート」※を意識することで、
魚に近づけるのではないかと妄想します。
 

「テンプレート」とは、
たしか、フライの世界では有名な久野康弘さんが、
著作の中で書かれている概念で(元ネタは岩井渓一郎さんかしらん)、
 

画一的な対象を繰り返し繰り返し捕食する中で、
合理的に捕食するために意識の中に形成される、
「抽象化された選択の基準」とでも言えばいいでしょうか?
 

なんのこっちゃですね?
 

例えば、夏場でアリを選択的に捕食しているマスがいるとします。
 

実際、ある湖で釣れたアメマスの腹を割いてみた時に、
胃の中には、びっしりとアリだけが詰まっていたケースがありました。
 

その時のアメマスの「テンプレ」としては、
「黒く」「小さく」「ぶりぶり泳がず」「流れにもがきながら流される」
といったモノであったと推定されます。
 

そこで、「テンプレ」にあわせる形で釣り方を変えていきます。
 

マイクロスプーンをカラーチェンジしながら流し込んでいくと、
やはり黒にだけ好反応。
 

ミノーはとっかえひっかえしても無反応。
 

スピナーは、黒をデッドに巻いたら好反応。
 

この時、大事だなと感じたのは、
「テンプレ」の各要素は「かつ」の関係では無いということです。
 

つまり、先ほど述べた、4要素、
「黒く」「小さく」「ぶりぶり泳がず」「流れにもがきながら流される」
を全て満たしていなくても、魚は釣れる(釣れる場合がある)ということですね。
 

マイクロスプーンの黒であれば、人間目線では、「テンプレ」の要素は概ね充足してますが、黒のスピナーであれば「黒い」程度の共通性しか見えません。
 

「テンプレ」とルアー、フライとのズレは、
いわゆる「バイトの深さ」に出てきます。
 

フライであれば、「テンプレ」にあっていれば、吸い込むようにバイトしますし、
ルアーであれば、いわゆるショートバイトが多くなると思います。
 

また、
「テンプレ」の強度といいますか、ズレと許さない厳密性は、
「フィッシングプレッシャー」と
「テンプレの元となる捕食対象の相対的な量」によります。
 

例えば、
プレッシャーの高い、冬の管理釣り場で、
ユスリカ(激 小さい)にライズしているヤマメがいたりすると、
彼は、本物の中に混じっているユスリカフライを見に、
水面まで上がってきて、「口を閉じたまま」突っついたりします!
 

で、フックのサイズを少しずつ少しずつ小さくし、
先端のラインを細くしてゆくと、釣れる場合もあると。
 

このヤマメの「テンプレ」は、
ハッチ対象がユスリカしか(まず)ない=捕食対称の量が相対的に高い、
かつ、プレッシャーが高いという状況が作った「強い」ものであると言えます。
 

春のバチに狂っているシーバスは、
どんな「テンプレ」を持っているでしょうか?
 

もちろん、
「テンプレ」からズレまくった、ルアーやフライで釣れる場合もあるワケで、
その辺が、餌を使わない釣りの面白さですね。
 

今度は気が向いたら「意識眼」について妄想してみようと思ってます。
 

※テンプレ
一般的にテンプレートといえば、「丸」や「四角」を描くための「型板定規」を指します。たぶん。

ちなみに一級建築士という試験を受けるためには「専用」「テンプレート」が必要です。(専用じゃないと受験会場持ち込み不可)ぼろい商売だなあ。

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