2022年6月末頃のこと。

久しぶりに釣友さんと一緒に、シーズンには少し早いけど、
能登までチヌトップに行ってみようよ…ということになりました。

その釣行は何度かミスバイトをもらって終了しましたが、
ノーバイトでない分、楽しかった。

しかし僕には、やっぱりチヌトップは簡単な釣りではなくて。

とにかく暑い。
とにかく乗らない。

そんな理由もあるけど最も難しいのは、ポイントまで遠いため、
朝夕マズメ時や濁りの入ったタイミングを、うまく狙えないことかな。

そんな中、釣友さんとの会話で…、

「そういえば、最近、フリリグ（フリーリグ）って流行ってるみたいですね？」
『釣具屋さんの情報によると近場でもチヌ狙えるみたいだよ？』
「へー…おもしろそうですね。」
『そのうちやってみようよ。』

といった感じのやりとりがありまして、
そう日を置かずに釣果写真が送られてきました。


知らない間に、一人で抜けがけした人の写真は無断掲載です。


タングステンシンカーにクレイジーフラッパー？
トップに反応なかったからフリリグに変えたら、面白いように反応があったとのこと。


がぜん興味がわいたので、さっそく入門セット一式を買ってきました。
ボトムを感じながら、なるべく速く引けばよいらしい。


まずは近場の河川で練習してみましたが、ロストばっかり。
最初はバイトらしきものも、はっきり判断できませんでした。


今度こそ…と、能登まで足をのばした8月の釣行。
50㎝UPのマゴチが僕のフリリグ初釣果になりました。
しかし、着底から最初のリフトで喰ってきたので、よく分からない。


ようやく日程を合わせることができて、
順調にフリリグ釣果を上げている釣友さんに教えてもらいながらの9月釣行。


ここでも僕はマゴチを連発。しかし、チヌのバラシも何度かあり、
ようやく巻きスピードの感触も少しつかめてきたかな。


そうして一人リベンジで能登まで走った9月の初旬。
最初に揃えたワームは全て使ってしまって、北陸クリアホロのバグアンツをセット。


何度も何度もバイトをもらってから、ガツーンと暴力的にひったくった。


ようやく晩夏のクロダイが釣れてくれて、うれしさもひとしお。

ダイワのもりぞーさんの動画を何度も見て勉強して。
1シーズンかけて、何とか良型1枚にたどり着きました。

2022年の夏も暑かった。車で涼んで、日陰で休んで。
限られた時間でも夢中になれるのは、本当に楽しい釣りだと思います。

もちろん、能登にはクロダイを何十枚、何百枚も釣るロコアングラーさんが、
数多くいらっしゃるので、たかが1枚で何もわかっちゃいないのですが、
せめて、ゼロからはじめる楽しさだけでも書き残しておければと。

ゴツゴツ感じるボトムの感触の中に、
いつかガギッと金属的なバイトが訪れることを期待して、ゴツゴツゴツゴツと。

暑さを忘れてゴツゴツと。
時間を忘れてゴツゴツと。
年を忘れてゴツゴツと。

■TACKLE DATA
ROD：SEA DRIVER NSDS-71L+
REEL：14 morethan 2510PE-H
LINE：X-BRAID UPGRADE X4 1.2号
LEADER：DMV NYLON Shock Leader 20Lb
HIT LURE：BUG ANTS 3”