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山田 大輔

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爆裂するチヌ。VOL.3




8月の長雨。
遠雷の音。



梅雨が戻ってきたと、言うよりも
近年年間を通し
地球規模で微妙に何かがズレてきている気がするのは、私だけが感じている事では無いと思う。



季節特有の天候変化

春は春らしく、
夏は夏らしく、
秋は秋らしく、
冬は冬らしく。


幼少の頃の記憶と、今の目の当たりにする現実との相違。




文化の進歩で、時代が変わる。


身近な日常生活の中、

音の保存技術で言えば
ドーナツ盤のレコード、カセット、8トラ。
カセットもノーマル、ハイポジ、メタルなんて言うのも有った。
ビデオテーブ。VHSと、なんかもう1つ有ったね。

β(ベーター)だったかな?


CDの登場。レーザーディスク、シングルCDは最初小さかった。
MD。
そして、コンピュータの普及。
インターネット。今では音楽はネットでダウンロードする時代。



目まぐるしく進歩(簡素化、データ化された無機質な所有感)
何と無くカサついたような、指の隙間から落ちていく砂のような感覚。



良いのか悪いのか。それは後世が判断するだけで、
今はひたすら走り続けるしか無い現代。
それに乗っかるしか無い現代。






四季も時代に合わせるように変化して行っているかのようだ。



コレを進化といのか、変化と言うのか、荒廃の始まりと言うのかも、後世になってみなければ本当の今起きている現実の実態は解らない。



それは仕方の無い事。




釣りを通して見てみると、
先ずは魚種量の変化。
少なくなった魚も増えた。
そのぶん居なかった生物も増えた。


マグロそう、
アジングもそう。
ハゼクラなんて言うのも昔では考えられない遊び方

開拓された釣りも増えた。
釣れる魚も増えた。
可能性が広がった。
楽しみの幅が広がった。



私がしきりに発信している
「クロダイのバイブレーション」での釣りも、
昔では考えられなかった。





マグロなんて言うのも、昔はこの海域には居なかった魚。

アジやハゼなんて言うのも、昔は(今でも)延べ竿に浮き仕掛けやサビキ仕掛けで釣るのが当たり前だった。

幼少の頃は、ハゼ釣りが好きで学校が終わると
大急ぎで支度し、毎日毎日河口に通った。


黒鯛もトシナシなんて幻に近い貴重な存在だった。



それが今では、一晩に20枚とか抜けてしまう。

私も春から秋口までで、毎年300枚前後は釣る。


今年は少なくて、それでも200枚強だろう。




それが、良い事なのか、悪い事なのかは解らない。
特に自慢する事でも無い。
この釣りを探求したいと思う一心が、
毎晩フィールドへ通わせる。




自らの力で再現性を捜し、実証、確信出来てから発信するのが
俺の役目だと思っているし、
同時にトーナメンターとは、ストイックに追い求めた結果が大切。
そして、敗れたならば本望だろう。


それを小馬鹿にする連中もいるが、
真っ直ぐ追い続けて、何がおかしい?



しかし、トーナメントの様に、数やサイズを狙う釣りでも、考えていかなければならないのは、魚種に対する労りと言うのを忘れて、
感覚が麻痺してはならない事だと思う。



人間。こと日本人の気質的に、「水産資源は無限」
と言う感覚が何処か心の根底に根付いている。

なので、そこに魚が居たら、居なくなるまで釣り切る。
取り尽くす。

また、明日にはそこに居るだろうと錯覚してしまう。


確かに、昔は魚量も今よりもっと多かった気がする。




しかし釣り方や、釣れているポイント捜しばかりを第1に考えるのではなく、
魚は必ずしも無限では無い
と言う事も、考えて欲しい。




それを踏まえて、釣果記録や釣果報告を読んで欲しいと、切に願う。



虐待のような釣りを続けていれば、
必ずその魚種は、激減する


私は釣果報告を決して自慢したいから発信しているのでは無い。


勿論、この釣りの楽しさを伝えたいし、
皆さんにも共有して欲しいと願っている。


しかし、解りやすく言うと、
物事には必ず等価交換と言うモノは存在する。



どちらか一方が栄えると、
その対局や、周辺では
衰退が有る。必ずだ。


1つの限られた資源を
産み出す事をせずに、そのキャパシティーを
両端から、かじり合うのだから、
それは当然だろう。


釣りを楽しむのであれば、その対極の者の事も気遣わなくてはならない


「俺の釣った魚だ。どーしよーが勝手だろ?」
と、言う時代はソロソロ変わっていかなくてはいけないだろう。





駐車場や、騒音問題に発し、
フィールドの美化問題や、アングラーのマナーもそうだろう。



それこそ時代が変わり、
立ち入れないポイントも増えた。

ゴミやマナーに関しても、世間の目は
常にアングラーの動向を静観している。



アングラー同士のモラルも
「ここは俺だけのポイントだ」
「俺だけ楽しく釣れれば良い」なんて思っているのは
私みたいな古い人間達だろう。

被せや、割り込みなんて
良い大人が、もう止めましょうね。



この釣りこそ
先人達が、新しい人達を正しく導き、
良い環境で共有していかなくてはならないハズなのだ。


コレも考えていかなくてはいけない課題だ。



全てに思いやりを持ち
自分の行いに誇れる人間達が、沢山増えて行って欲しい。




それが出来ないのであれば、
このルアーフィッシングと言うのは
必ず後世には残っていかないと私は感じている。




と、言う事をこの老兵の言う事を信じて
若い皆さんも考えて頂けたなら、
きっとこの先、我々の犯した過ちは起きないと信じています。










今でこそ、釣れているチヌ。



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本当の事を言うと
毎年河川にチヌが入ってくれるのか不安で仕方がない。


私自身も沢山釣り、チヌを痛めている。


アングラーも増えてくれた。


河川自体も様変わりしてきている。




そんな河川に、「いつか、チヌも嫌気をさしてしまうのではないか?」っと、不安になる。



正直、年始からの魚の少なさに、
今年こそ終わったかもしれない。。。
っと、半分諦めていた。








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しかし、今年も入ってくれた。



それがとても嬉しい。




しかし、確実に魚は減ってきている。



魚達は人間には理解出来ない、学習能力と、伝達能力を持っていると感じている。



その為に釣り方も年々難しくなるし、
反面、危険性をも学習し、伝えあっているに違いない。




嫌な思いしたら、そこにはもう行きたくない。

それは人間でも同じ事だろう。




だからこそ、せめても蘇生だけは、、と
再三私は言うのです。



習性として(河川に入らなければいけない理由)
が、有るから彼等は夏にかけて河川に来るのだが、

仲間の死体が流れてくる川に、
魚達は何を感じるのだろうか?


考えれば、容易に想像はつくだろう。



学術的に、遡上してくるシーバスは雌と言うのは
知られた事だが、

チヌに関しては、何故遡上して来るのか?は、
未だに想像の域を出ていない。

地域によっては、遡上するのがキビレの地区もある。



だからそこ尚更今は、
大切に接してあげるしか無いと、言う事だ。



余談ですが、遡上してしばらく経過した個体には
ヒルの様な虫がたくさん着きます。
その様な個体を、食してしまうのは
衛生的にどうなのか?とも思いますよ。

(昔、釣ったフナを焼いて食べて、死にかけた事が有ります)



その一面として今年囁かれているのは
シーバスの激減。



憶測は飛び交うが、本当の理由は誰にも解らない。


しかし、
私自身も、「釣れない」ではなく
「居ない」と危機的に感じたのは初めての事だった。




生態系の変化。



しかし、自然界の力というのは、人間の知恵など及ばないレベルだと思っている。


人間がいくらメチャクチャやっても、
地球は黙って、静かに静かに回復してくれる。
年月は掛かろうとも、必ず。


ありがたい事だと思う。


最早
いつまでも
そんな懐の広い、
穏やかな自然であって欲しいと願うしか無い。




そのサイクルの1つがこんな魚の存在として現れる。



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個人的にはライバルだが、
マコチなんて今まで居なかったエリアで
その存在が今年出た。



恐らく、シーバスが居ないから
入ってきたのかも知れない。




この様に自然界は、その限られた自然を共有し合っているのだろう。








その矢先。水温が劇的に下がった。



このタイミングを待って居たかの様に
とても少ないが、久しぶりにシーバスの顔を見れた。



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Tracy15
ランガンバレット(月末定番化決定)




嬉しい。

素直に嬉しい。



しかし、やはり少ない。


サイズの小型化も気になる。





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ランガンバレット




まだまだ、チヌの勢力が強いからなのかも知れない。



先に魚達は「限られた、キャパを共有している」


と、言ったが、それを裏付けるように
チヌとシーバスは入れ替わる事が多い。



まだ、チヌのホームとなっている事なのだろう。






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Narage50
レッドシーガ

立て続けにヒット。


濁りが入っている為に、
ランガンバレットからの目立つカラーのローテーション。




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Narage65
アカキンタイガー


濁りの鉄則の「目立つ事」のもう1つの有効な手立て。
ルアーを、シルエットの大きな、ワイド波動の
narage65にする。



河川でバイブレーションを使う上で、
難しいのはレンジコントロールで、
その時の流速と水深と、Narageは、浮かびやすい
と言う性質を考えたリトリーブコースを考えなくてはいかない。


レンジコントロールは
アングラーのセンス次第と言う所も
バイブレーションの難しくも、面白いところ。



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Narage50アカキンタイガー



もしくは、小型バイブレーションで
ギリギリのキャストを決めて、
着水から1メートル以内で食わせる。



少ない移動距離で、強アピール出来るのも
Narageの特徴で、秀でている点だと思う。



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グリーンゴールド





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narage50グリーンゴールド




釣れてしまう。


より、チヌを楽しんでもらえるように、
ゲーム性を高めた戦略を発信させて頂いてますが、
まだまだ難しい問題も有ります。





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根がかっていた改造ルアー。




アイデアを実践して、釣りの幅を広げるのも
ルアーフィッシングの楽しみでは有るが、
中には、まだまだ間違ってしまっている方々も
いらっしゃるようだ。



こんな改造をしてしまうと、スレが多発してしまいますよね?




もしくは
未必の故意。


それは、やってはいけない事だと思います。







正々堂々と、チヌと向き合う。

それが、楽しいのであり、

そうしなければ、この釣りには
「何の価値も無い」のだと言う事だ。






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narage50
アカキンタイガー





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マットチャート




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narage50
ランガンバレット



真摯に自然と向き合えば、
美しい自然は、
私達に掛け替えのない「瞬間」と「永遠の記憶」を
与えてくれる。




そんな寛大な自然と、こんなにも美しい魚達を
前に、

我々は今後、どの様に向き合って行かなくてはならないのか。



今、この瞬間から
考えて行きましょう。


「あの頃は良かった。。。」


そんな後悔をしない為にも。








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