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山田 大輔

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千葉リバーゲームの書~その参

最終章

今回は「喰わせる」です。


魚が最終的にどの様なタイミングを待って居るのか。


簡単に言うと、ベイトを一撃で楽に仕留められる瞬間ですね。

その為に、彼等は様々なポジョンに潜み、
効率良く補食しようとします。

河川では、その流れと地形を上手に利用して餌を食べています。

あと、突然動きが変わったモノに対しても
異常に反応してきます。

これ等の習性を利用するのがバイブレーションゲームだと言っても良いと思います。

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バイブレーションの種類によって
その波動の大小は有りますが、
基本安定した波動を出し続けるのがバイブレーションルアーですね。

その微波動は、とても集魚効果が高く
表層からボトムまでその守備範囲は広い。

しかし、その安定した集魚効果
そのまま引いてくるだけでは効果も半減します。



生かすには、「意識をした喰わせ」を
アングラー自信が操作してあげる事が
ヒット率も上がり、「釣った感」が増すでしょう。


先ずは「地形を利用した喰わせ」

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ブレイクラインの壁や、ストラクチャーを利用して追い詰める補食をしている個体に対して、
「まんまと、ヤられました」
と言う状況を演出します。

流芯の脇や、潮目等も見逃せないポイントです。




次は、「積極的に、挙動を変える」
方法。



リトリーブ中、ルアーをロックすると
しばらく追尾してくる個体がいます。


そして、一定のリズムが狂った瞬間に
襲い掛かる傾向が有ります。






少し、余談ですが、

80cmのランカーサイズの側線感知能力は
半径3mとも言われています。

しかし、
夜間でも人間の陸からの接近は10mでも察知している様に感じます。
でも、以外とウエーディングでは、気が付かれない事が有ります。
いつの間にか、足のヨレ等に居る場合も有ります。
(何度か、シーバスを蹴飛ばしてしまった事もあります。)

あと、話し声やライトの明かりでは逃げなかったのに、ロッドを振る「ビシュ!」と言う音を聞いたとたん一目散に逃げていくシーバスの群れも、見たことが有ります。


話しは反れましたが

この様に「警戒心と、好奇心」の同居する
ターゲットに対して、こちらから積極的に
挙動を変えて、「バイトのチャンス」を
与えて行く事が大切。


私が、アクションを崩す間隔は
ズバリ3m以内に、必ず1度です。



リズムを崩す。


ロッドアクションで崩す方法
リーリングで崩す方法
様々あります。

ロッドでジャークを入れる。
これも、リフトの強さやストロークの違いで様々。
トゥイッチも良いですね。

リーリングも、一瞬だけ早くする、
何mか早く巻く
もしくは遅くする、止める…。


もしくは、リズムが狂っていたものが
突然安定した…

と、様々。

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絵は極端ですが、
「一定の動きが、一瞬崩れる」
これの、積極的な演出が大切な事です。

この様な操作を
私は総じて「3Dメゾット」と、言っています。



一連の流れを、書きます。


まず、対岸にテトラ等のストラクチャーが有る場合、この様な場合に潜んでいる個体は、キャストが全てです。

「奥の奥」まで入れられるかが、
勝負になってきます。
その時の着水音にも、細心の注意が必要になります。

そしてすぐさま
バイブレーションの着底後のワンアクション~3アクション
が勝負になってきます。


岸際でバイトが出せなかった場合、
続けざまに、次は流芯の魚を狙います。
勿論、岸際の魚を引っ張って来ている意識をし、注意を怠る事は出来ません。



しばらくボトムを這わせ、
魚の目の前に通す意識でリトリーブ。

この時に時折リフトを加えて魚の目線からルアーを消す動作を与えるのも良いです。


そして、大切なのはその後のフォール。

これもその時のコンディションを探すために何パターンか試します。


先ずはフリーフォール。

テンションを抜いた状態でバイブレーションをフォールさせます。

この時にNarageでしたら、スパイラルフォールしながら下流に流れ落ちて行きます。


そして、これで駄目ならテンションフォール。

弱冠ですが、スパイラルを抑えて、スライドフォールします。


そして、最後はラインを張らず緩めず
ロッドを倒しこんで流れに乗せて送り込みます。

Narageだけに限らず、シンキング系のルアーでは、
「送り込み」が、とても効きます。

是非習得したいテクニックですね。


最後は、岸際のブレイクを意識している個体。

ブレイクに差し掛かる直前で、やはりワンアクションのジャークを入れてあげます。



このブレイクの位置ですが、
中々解らない事が有りますね。

ブレイクの見付け方は、
バイブレーションをスローに引いてきて
「ごん」「ズルズルズル」っと当たる所がブレイクの場合が多いです。

ですから、キャストの力加減を覚えておいて、それが着水から10巻きだったら
8か、9巻き目でジャークを入れると、いった感じですね。
(勿論10.11回目でも試してください)

同じ力加減でのキャストは
夜間の狭いポイントでのブラインドストラクチャー打ちにも必要な技術なので、明るいときに練習しておくと良いですね。


そして、
回収寸前に
竿先1本分くらい手前での「上昇バイト」
も有ります。

覚悟しておいてください(笑)





この様にバイブレーションの喰わせの間は
「ジャーク後のフォール」が主流になります。


毎回連続して入れる必要も有りませんが、
必ず、ここぞ!と言うタイミングで、
「一瞬の隙」を作ることがバイトを誘発させるコツですね。


「チヌじゃらし」は、流速の変化で
オートマチックにアクションを崩す意図もあります。


Narageでしたら、連続してリフト&フォールを入れても、テーリングしにくいので、
更に攻めた攻略も可能になります。




そして、浅いレンジの河川の場合、
バイブレーションのフォールの時間は長ければ長い方が
バイトチャンスが増える様に感じます。
「そーなのよねー」
(-_-)

リーダーを太く長くしても沈下速度を押さえるには限界は有ります。
「わかるわぁー」
(-_-;)

Narage 65が、もう少しだけ軽ければ…。
「アー…そーなのよねー」
(>_<)




はい❗
そんな悩みとは、もう、サヨナラ❗
('-'*)「!!」


そこで今回は、50mm 12gの
BlueBlue【Narage 50】
の、ご紹介です❗
なんと❗
今回は、#10フックを二個お付けしての、御提供です!

ヽ( ̄▽ ̄)ノ「やったぁ~!!」


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(相変わらず、流れるような告知IN)
( ̄(エ) ̄)y-゚゚゚




冗談は置いといて、

実際私がこれからの時期から河川で使う
バイブレーションは、10g前後。

理由は、
シャローレンジ攻略の優位性
口を使わせやすい大きさ
リトリーブの低速性
そして、フォール時間の長さ

その点においてこのNarage 50は、
待ちに待った発売なのです。
(今月末発売予定)

特徴は
シッカリと飛ぶ❗
シッカリと泳ぐ❗
ゼンゼン絡まない❗

そして、スローに引けて浮かび上がりやすい。

Narage のコンセプトを「ぎゅーっ!」っと凝縮した50サイズ。


もう少しだけ、御待ちください❗

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流れが効いている時のバイブレーション攻略は何と無くイメージして頂けたでしょうか?


しかし、川とは常に流れが効いているとは限りません。

潮周り、時間帯、水位等の影響で流れが効かない時も有ります。

そんなタイミングでは、魚達もナーバスになりがち。



有るものはストラクチャーの奥に
また有るものは深場に潜み。

ルアーに対してもよりセレクティブになってしまいます。


じゃあ、帰りますか……。



いや、まだ手は有ります。

「水が動かない時は、動かすルアー」


最近のアイテムは
BlueBlue【SNECON 130S】

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勿論、「流れを掴ませ流す」
この時の超ワイドS字蛇行は、魚種を問わず魅了してくれます。

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切り裂くS字蛇行(厳密にはダッチロール)の力は、
流れの止まった河川でも、効く❗

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BlueBlue【SNECON 130S】
チャートバックデカレンズホロ

流れありきのSNECONと、思われがちですが、

ストラクチャー際でトップウォーターペンシルをドッグウォークさせるように連続トゥイッチしてからワイドS字を1、2回描かせて~の抜きや、


とにかくワイドにS字描かせて
ストラクチャー際で「ふわっ」っと減速。
この時に、出来るだけ頭を上流に向けて停止させると、良い感じになります。


勿論
弱冠の流れが残ってさえいれば、
ボトム付近まで沈めてから、ロッドを使って上方の上流側にジャーク。
そしてそのままラインを張って送り込みフォール。
頭を下げないフォールが効きます。


「頑張って逃げたけど、ヤッパリ駄目だぁ~」

と、いう感じの演出。

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ランカーも、コレには足掻らえません。


「水を切り裂き、ターゲットを誘い出す」

こんな、SNECONの使い方も有りますね。






その他に、更にボトムをスローに攻める。

ここで「チヌラバ系」の登場です。



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APIA【chinupara DODGE 5g】
レッド



タフな状況では、ボトムを這わせ
軽くリフトの後、ボトムステイ。

chinupara DODGEは、
この時の姿勢が安定している為に
フックにシッカリとバイトを集める事が出来ます。

スイミングでも、ヘッドが波動を出してくれるので、アピール力も有りますね。



タフな時は、なるべく軽めのウエイトが
食い込みを促進してくれますよ。


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chinupara DODGE 5g ケイムラ

勿論、シーバスにも効きます。




夏ごろに10gも発売予定。
流芯やロングレンジの攻略に活躍してくれるでしょう。
Mクラスのシーバスロッドでも扱いやすい為に、より積極的にストラクチャーも攻めこんで行けると思います。






さて、リバーゲーム
主にバイブレーションを主軸にした話を書いてきました。
マダマダ全部書ききれてはいませんが、
それはまた追々書いて行きたいと思います。


そして、これからの時期から、
河川でのシーバス、ブリームゲームが
面白くなってきます。


しかし、最後に一言。


今後、高水温になればなるほど、河川に入ってきた魚達の蘇生は難しくなってきます。


魚を熱い地面上に置かない
キャッチ後の計量、撮影はなるべく素早く
蘇生は、最後まで責任を持つ
なるべく、直ぐにリリースを…


と、言うことを心掛けて、
皆で「親愛なるターゲット」を、守って行きましょう。

よろしく、お願いいたします。



APIA
http://www.apiajapan.com/sp/

BlueBlue
http://bluebluefishing.com/m/

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