【THE RUN☆GUN SHOW 】 80SのUPPER・JERK。

DAY GAME

ナイトゲームと違い、「視覚」という
素晴らしい感覚器官を、フルに刺激してくれる
デイゲームは、
そのファン層も多い。

私も先日、短時間ではあるが
体感してきました。

黙視できるベイトは、ハク。
しかし、夜間はアミ等も補食しているで有ろうエリアでのデイゲーム。

このエリアでの、ミノージャークゲーム！

ルアーはBLoooWIN! 80S。

操作はロッドを縦方向にシャクリ上げる。
アッパーカット。

キャストした先のBLoooWIN! 80S は、巻くと下方向に行こうとする。
それを、アッパーにロッドを操作することにより、上方向に相殺させる。

もしくは、若干上方向にルアーをハネ上げ
て落とす。

比較的レンジを変えずに跳ばせる、
アッパージャーク。

すると、１投目からのヒット！

ゴールドサバ

２回縦アッパージャーク、２秒ストップ。

ファイト中吐いた、アミらしき物体。

夜間の釣行の多い私の基本メゾットとして、

「気絶するほど、巻かない」

即ち、

「気絶ドリフトメゾット」

更に言うと、
「K・D・M」

と、言う
釣法をご紹介させて頂きましたが、

実はこのBLoooWIN!と言うルアー。

もう１つの顔を持っています。

それは、

「ジャークも良い！」

と、言うこと。

BLoooWIN! 140S では
知る人ぞ知るシークレットテクニックとして、秘かに使われている技なのですが、勿論BLoooWIN! 80S でも使えるテクニックです。

ここで、デイゲームで多用されるジャークやトゥイッチについて。

私は、ルアーデザイナーでは無いので、
詳しくは知りませんが、

トゥイッチが良いと言う条件で、
一般的に言われる条件としては、

「左右に良く飛ぶ」

なんて事が有りますよね。

トゥイッチによって
ピョーン。ピョーン。と、左右に気持ち良く飛ぶルアーは、使っていて気持ちが良く、魚も良く反応してきます。

ミノーで
良く飛ぶルアーの条件としては
ロッド操作に素早く反応する事。

レスポンスを良くする。
その為には、ルアー全体のプラスチックの
厚みを薄くするのが良いようで、
特にリップが薄いほうが良いようです。

後、ウエイトを固定する事。

ワインド用のジグヘッドの様に、
アイの位置がウエイトより上に有るほうが良いとか。
(ウエイトと全長との位置バランスも有ります）

ボディー形状も、水を受け流す工夫も
大切。

飛びだけを求めると、
究極は水を切る形。

飛行機のボディー。
高速列車。
潜水艦。

それ専用のルアーには、
この様な形状をフィードバックしたものが多い事から、
「飛ぶだけ」
の事を意識すると、円形で、細長い形になっていく様です。

勿論、BLoooWIN! 80S も
トゥイッチによって、左右に良く飛びます。

低重心なのでアクションも安定しています。

しかし、ボディー強度の確保の為に、プラスチックの厚みは確保してあります。
(長く使ってほしいから）
その為に、他のそれ専用ルアーと比べてしまうと、
レスポンスが飛び抜けて良いと言う跳びはしません。
しかし、標準以上のレベルはクリアしていると思います。

そして飛距離の為のタングステン重心移動の為に、ウエイトも動きます。

でも、重心の固定に関しては、戻りが良いし、
固定もマグネット固定していないわりには、シッカリと安定しています。

なので
トゥイッチしているうちに、ウエイトが戻らず、ストレスが溜まる様な事は有りません。

そもそも、左右幅跳び大会優勝ルアーが、
１番釣れるのか？
と、いうと少し違うようです。

そして、ジャーク。

先にも言いましたが、
「K・ D ・M 」
でも、良く釣れると言う事は、
巻きが弱くても、ルアーが動き

「ゴミになること無く、生命感が出ている」

からこそ出来る技。

それには、基本アクションが安定している
と言う事。

加えて、Wアクションのオマケ付き。

デイでこそ見てほしい部分は
「ジャーク後の漂い」

ロッドを煽る。ルアーが波動を出しながら不規則な方向に逃げる。

S字を描きながら減速。

その後の「力尽きた様な漂い」

この「１秒強の間の漂い」
にこそ、「釣れる要素」が集約されています。

トーン。トーン。トーン。と
連続アッパージャーク。
ストップは１秒くらい。

ブルーブルー

ジャークでのバイトは、
その９割以上が、ジャーク後にでますよね。

それは、シーバスが体力の少ないベイトを狙うとき、
「逃げきれずに、力尽きた瞬間」
を、補食のタイミングとして狙っているからに他なりません。

この一連の、
波動からの停止の瞬間
その後の「漂い」が「一定レンジで長く保つ」事、
そして、魅惑的な減速をする程、バイトの発生率は高くなると思っています。

先にも書きましたが、
BLoooWIN! はジャークの時、激しくウォ
ブリングをし、不規則に進行方向を代えて行きます。
そしてジャークのパワーが抜けると、
S 字を描きます。

ダブルアクションのBLoooWIN! だからこそのアクションですね。

その後、数秒は一定レンジで止まります。

この時の姿勢も水平に近く、その後のフォールも
かなりユックリです。

この一連の可変アクションからのサスペンド」動作が私はとても良いと感じています。

この様にBLoooWIN! とは、 BLoooWIN! ならではの食わせのアピールをしてくれるルアーなのです。

リトリーブの中にアッパージャークを入れるパターンで。

ブルーブルー No.6チューン

この釣りをする時に
私は「跳びだけ」を考えずに
「低速のアクション」
「止まった瞬間の姿勢と時間」

を、気にします。

ソコが１番大切だからと感じているからです。

フォールが速すぎたり、
姿勢が水平でないと見切られる事も多く

ルアーが跳びすぎると、シーバスが
見失ってしまう事も有るようです。

余談ですが、以前他社のサスペンドルアーをよく使っていた頃、
しっかりとその場の塩分濃度にルアーを水平サスペンドに調整したものを使用すると、
なんとジャーク後静止し、７秒後にバイトが出た事が有ります。

デイで、ルアーを止める。

一見すると「見切られてしまう」という
気持ちが有りますが、

シッカリとした状態で止めれば、
バイトは出ると言う事ですね。

逆に良く跳んでも、ストップした時の姿勢やフォールスピードが悪いと駄目と言う事も有るわけです。