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筑紫次郎

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「天」 「河」 「人」  ・・・!!

File No.2010.10.011

Field Date                   30.October.2010
Field Time                   01:00 ~ 04:00 
Sea Bass Size              75cm  
Field Place                  筑後大堰下流域  筑後川
Field Information          小潮 ↘   (三池)  曇


最高気温が一気に10度は下がり、
水温も10月終わりには低い15度
基本的に急激なフィールドの温度変化や気象変化は
プラスには働かない。

それにこの1週間ずっと吹き荒び続ける北東の台風風4~5m

昨夜もフィールドまでは行き着いたものの、
ついにはその吹き荒ぶ風と寒さでフィールドに
降り立つことはなかった。

この状況を攻略するには一筋縄ではいかず、おそらく時間がかかる。
その時間をとることは昨夜はできないと判断したから・・・(汗)

そのリベンジという訳でもないが、
今期初でウールタートルセーターにウールシャツ
ゴアテックス3レイヤーのウィンドブレーカーという
ほぼ完全防備で臨む。

急激な気温の低下は人間にも堪えるものである。
特に季節の変わり目で身体が寒さに対応できていない晩秋は
必要以上に「寒く」感じるもの。

そうしたことを折り込んでの装備を携え、
終わった感のある筑後川フィールドへ 
「終わったこと」 を確認しに出撃する。

フィールドは閑散とした雰囲気。
「やっぱり。もう筑後川からは有明鱸は抜けてしまったか・・・?」
北東の5mの風に悩まされながら、キャストを続ける。

どれくらいキャストしただろうか・・・?

突然、最近よく使うジグミノーに反応があった。
「ここ そんなに浅かった・・・?」
違う違う 少し絡んできたということ・・・(笑)

シンキングペンシルにチェンジし、
下げの潮で下流側に流し込み
北東の風で横へスライドさせ、
ルアーが移動した分だけ糸フケを巻き取って
ラインテンションをキープする「風ドリフト」!!

思った通りにトレースラインを描き、
障害物ギリギリで我慢すると反転魚信(バイト)!!

アワセを入れるとその瞬間に痛恨のラインブレーク・・・(泣)

そう・・・どんなに気を付けてはいてもドリフトでPEラインはたわむ。
障害物に近くなれば、それだけ絡む可能性は高くなる。
そして手応えなくラインブレーク。
最悪の結果・・・

フィールドに虚しく「ジュボッ・・・」と反転した音が響いた。

これだけでも立ち直れないのに、
風ドリフト用に設計されたといってもいいくらいのシンキングミノーで
同じ過ちをもう一度犯してしまう。
ゆっくりラインをたぐってアワセを入れ
有明鱸の重さがロッドにのった瞬間にラインブレーク・・・(大泣)

最悪・・・!!

「もう 帰ろう・・・今日の俺にはフィールドに立つ資格がない?!」

そう思って、帰ろうとしたが、

本日は「終わったこと」 を確認しに来たのだ。

そう思い返して、「もう一度だけ・・・」と
PEラインを30m程 入念にラインチェックを行い
ショックリーダーをセットした。

背水の陣・・・!!

真にそういったカンジ。

そして、シンキングミノーを流し込み、
少し早めにダウンからラインテンションをかけると

「カツンッ・・・」と甲高い反転魚信(バイト)!!

ゆっくりとラインをたぐって有明鱸の位置を確認してから
大きく強くアワセを入れた。

「グンッ・・・!」と引き込み、ロッドに重さが伝わってくる。

「よしっ・・・!!」と思うと同時に
このままだとシンキングミノーのフックがもたないことを懸念する。

すぐに、障害物からいなしながら有明鱸を誘導し、
ステラのドラグを緩める。
フィールドにドラグ音が響きながらも、有明鱸との距離を詰める。
寄せてはラインを引き出されを繰り返しながらも、
慎重にそして確実に距離を詰める。

オーシャングリップでキャッチし、自分の前に横たわったのは・・・



75cm 4.0kgの筑後川の有明鱸
パンパンで銀ピカの完全な魚体。

 


精悍でいい面構えの銀色の弾丸!!
ここでもう一つのミスに気付く。
「fimo」の「凄腕」にエントリーしているのだが、
そのためのアイテムである「カロリーメイト チーズ味」を
車の中に忘れてしまっていた。




車に取りに帰るべきか・・・?
迷わず、すぐにリリースを行う。
単純な自分のミスでこれ以上、
この有明鱸を「死」に直面させる訳にはいかない。

幸いリリースすると、すぐに回復してくれて
筑後川の悠久の流れに、無事 帰って行ってくれた。

本日、唯一 「ほっ・・・」とした瞬間だった。

風や気温の低下などにとても悩まされた今週。
そしていつも以上に考えさせられた筑後川フィールド。

あらためて、「天」と「地」(河・水)との間に
生かされている「釣人」
そして「有明鱸」を強く再認識した週だった。

この素晴らしき筑後川フィールドが育む
生きとし生けるものすべてに感謝しつつ、
筑後川の悠久の流れをひとり眺めながら、
「まだまだ、終わらせない・・・!?」と呟いて
筑後川フィールドをゆっくりと後にした。



筑後川および筑後川河川敷に生息する野生の「狸」や「狐」、
「鼬」や「猫」などが凄惨な車の事故によくあう時期でもあります。
筑後川堤防の道路はよくそうした野生動物が飛び出してきます。
できれば、今年はそうした痛ましい事故を見たくないと思う。
そうしたことにも気をつかえる余裕のあるアングラーでありたいと
いつも思い願う。



Tackle
Rod                 Shimano GAME AR-C 906
Reel                Shimano 08 Stella SW 4000 PG + 10 Stella 4000S Spool 
PELine             UNITIKA SilverThread SaltWater-PE 20Lb.(♯1.2 ) 200m
Joint               Sasame 200-F RedPowerStainSwivel Size10
Shock Leader      Duel Sea Bass Leader 30Lbs. Fluoro Carbon
Lure                SinkingMinnow
 


 

 

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