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#6ストライプト・バスの未来 14年前のアメリカ

14年前の海外の釣り雑誌の記事です。
題:『STRIPED BASS The Road Ahead』 by Rip Cunningham
翻訳:東 知憲

  • この記事は『SALTWATER SPORTSMAN』誌の承諾を得て同誌1997年1月号より転載させていただきました。(JGFA記)
という、文章で始まる記事です。
これは、JGFA(ジャパンゲームフィッシュ 協会)の1999年度 JGFAイヤーブックに掲載された記事です。
#5 レクレーションによる獲りすぎの可能性 はこちらから。
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#6 集まる注目
死亡係数が上がってきたのは、レクリエーションとしてストライプトバスを狙う人が増えて来たのが、唯一とは言えないまでも最大の理由である。
 
上がり続けるストライプトバスの人気と、他の狙う魚の欠如とがその根本にある。
 
あまり注目されていないが、気になる数字も出ている。
 
ストライプトバスにかかる負担の大きさを物語るものであるが、NMFSによると、1994~1995年の平均漁獲量(リリースされた魚も含む)は960万尾で、それは1992~1993年平均の2倍以上になるのだ。
 
大きなプラン修正無しではこのままの傾向を維持していっても良いのだろうか?
 
また、レクリエーションでストライプトバスを追う人の大まかな数字を見て見ると、そこにも問題がありそうである。
 
NMFSもASMFCもその数を正確に把握していなのだが、彼らはストライプトバスこそアメリカでもっとも研究が進み、上手く管理されている水産資源であると主張するのだ。
 
全ての釣り人が釣りに出かける平均回数を合わせて考えれば、ストライプトバスを狙う釣り人の数は約150万人と言う事になる。
 
ストライプトバス専用の釣り券が発行されているメリーランドでは、そのおかげで釣り人の数も比較的明確に把握されているのだが、そこから算出した全てのストライパー・フィッシャーの数も150万に近いものだった。
 
第3の方法は、ストライプトバスの釣り回数と全ての釣り回数比を算出し、そこからストライパー・フィッシャーの数を導く方法だが、そうやって得られた数字も150万に少し欠けていた。
 
しかし、ストライプトバス・フィッシングは人気を集め、釣り人口も大きく増加しているので、その数字はかなり控えめだと考えねばなるまい。
 
1995年、釣り人にキャッチされたストライプトバスの数は110万尾だった。
 
しかし、全てのストライプトバス・フィッシャーが年間にわずか1尾だけのバスをキープしたとしても、その結果導かれる数字は1995年の総漁獲量の2倍にも上るだろう事は間違いない。
 
資源管理者達は、現在の規制があるのでそんな事はあり得ないと言うだろうが、それにしてもストライプトバスは非常に限られた資源であることは間違いない。
 
また釣り人1人当たりの釣行回数が増えているのか、それとも釣り人口が増加し、全体的にプレッシャーが増加しているのかわを知る事も大事だろう。
 
#7 管理上の選択肢 へつづく。
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最近でこそ、環境を大切にとか魚を大切にとか、ルールだのマナーだのというフレーズを耳にし、目にすることは多くなった気はする。
 
しかし、“どの様に?”という提案や啓蒙は無いよね。
※ 手前味噌だけど、JGFAにはそれを啓蒙するシステムがある。
 
確かに細かい事を言えば、そこまでの正確無比なデータは無いかも知れない。
 
しかし、解っていることや進んで調べて公開することもレクレーション業界としては必要なのでは無いかと思う。
 
『楽しく釣って、美味しく食べてください。』とだけ言ってしまえば、確かに楽だ。
 
魚を美味しく食べたと言う事で、罪の意識は無くなるのが日本人。
 
でも、必要の無い魚は正しくリリースしましょうとは、ほとんど聞かない。 そう釣りすぎても逃がす事が変だという風潮がある。
 
そして『どうリリースするのが良いですよ。』なんて事は、パンドラの箱を触るかの如くほぼ絶対と言って良いほど触れない。
 
この優柔不断さが、ひいてはイート派とリリース派というような、意味のない区分けを生み、同じ釣りを楽しむはずの者同士、全く持って意味が無くナンセンスな啀み合いを引き起こす。
 
どうして、アメリカのように“食べたい人はどのくらいの大きさまでを何尾までにしてね。”(バッグリミットの事)とか“リリースするならこういう形が今は一番有効なのですよ。“(キャッチ&リリースの事という話が出来ないのだろうか?
 
イート派もリリース派もその魚を釣るためには、釣り道具を買わなければ始まらないのであって、どちらもお客さんと思うのだが・・・・・・
 
自分の思い過ごしなのだろうか?

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