ロストルアーの扱い

僕は地元の河川漁業組合に所属し、テナガエビやウナギ、青のりなどを採取して売買しています。

いわゆる川漁師というやつです。

テナガエビが禁漁になり、ストックしていた餌用のエビもいなくなってウナギ漁のシーズンが終わって、漁具を片付けていて思ったことがありログを書きました。

ウナギ漁で使う漁具は金属製の重りが付いた1mほどの長さの木製の四角い筒で、1仕掛けあたりその漁具をロープで70個ほど連ねて沈めています。
2~3日おきに漁具を揚げてウナギを回収したり餌の補充をするのですが、ここからがタイトルです。

この沈めた漁具にほぼ毎回と言ってよいほどルアーがかかっています。

ロープや仕掛けにガッツリ刺さっていたら外し辛い上、気が付かずにそのまま揚げていてトレブルフックが指を貫通し、病院に行ったこともあります。

作業効率は落ちるし、危険もありますがかかっていることは嫌ではありません。

なぜなら僕もルアーフィッシングをしていて、回収したルアーを使うからです。

かけた側はルアーを無くしたかもしれないけど、かけられた側のこちらは漁具が傷つく上、指に刺さる危険もある。けど僕は趣味に再利用できるから、まあお互い様だろう。くらいに考えていました。

ですが、先週。
暇ができたらやろうと先延ばしにしていた漁具を引き上げて掃除しようと、水中から回収していたら定価1万を超える某高級ルアーが付いていました。一瞬ラッキー!と思ったのですが、なにかこう違和感があり、ここで初めてネットでロストルアーについて調べてみました。

すると、遺失物等横領罪になる場合があるとの事。
落ちてるものを拾って勝手に自分のものにしちゃだめだよ!っていう法律です。

まあ、よく考えたらそうですよね。
故意に捨てた訳ではなく明らかに誰かが紛失してしまったものを、勝手に占有しちゃってる訳ですから。

って事で今手持ちの回収ルアーを届け出してきました。今までに100個以上回収していると思いますが、全部使っていたわけではなくてブラックバス用が多く殆どは倉庫に置きっぱなしにしていたのでまとめて持っていきました。

洗ってもないし泥苔まみれでついたラインもそのままだったのがいけなかったのかほとんど受け取ってもらえませんでした笑1個1000〜2000円するんだよって説明しても、ゴミは受理できないとか云々。

結局大型数個と、高級ルアーは受け取って貰いました。(まあこのまま現れなかったら数ヶ月で僕のものなんですけど)

ついでにルアーで傷付けられた漁具について聞いてみましたが、被害届は出してもらって構わないけど、出したところでどうしようもないよって言われました笑

高知の警察はやる気が無いなぁ。

高級ルアーですが、ここで色や名称を公表して自称持ち主がでて来てもあれなので心当たりのある方は高知県の警察署に連絡してみてくださいね!
ダブルクリンチノットでアイに直結びでしたよ。

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