うなぎの仕掛けに根がかりするルアー

今年はシラスが好調でしたね。
昨年鮎の数が多かったおかげでしょうか?

青のりも始まり、春が近づいてきました。
3月といえばアメゴの解禁です、私も早速解禁日当日に山へ出かけましたよ!
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水温が低かったのと前日の雨で例年よりだいぶ少ない釣果でした。
そのうちまたリベンジします。


さて、タイトルについてです。

シーバスをやってて河川フィールドをメインにしている方向けの記事になります。

春になったらうなぎの仕掛けの掃除をします。
私は2種類の仕掛けを使いますが、今回は箱型タイプのお話です。

まず、採取用の仕掛けですが見たことない方がほとんどだと思うので早速写真をご覧ください。
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木製の細長い木箱のような物で、軽そうに見えますが、裏に鉄板を取り付けてあるので1本だいたい2〜3キロくらいあります。

1本1本沈めているわけではなく、これ全てがロープでつながっています。

以前の記事にも書きましたがこれに毎年何個も何個もルアーがかかってる訳です。
私はシーバスゲームをしますので、ルアーがかかってても利用価値はありますが、やらない年配の漁師は手に刺さる危険があったり、漁具が傷つくだけでなんのメリットもありません。

危ないゴミが大事な商売道具についてくるだけです。

漁師が釣り人を嫌っている理由の一つですね。

皆さんも大切なルアーをなくしたくないでしょうし、漁師も余計なストレスを抱えたくない訳で、今回はそんな仕掛けの回避方法を伝えられたらいいなと思います。

まず、このタイプの仕掛けの設置方法ですが、岸からだいたい10〜20メートルの場所に上流から下流に向かって1セット150〜200メートルほど入れています。設置期間は5月〜11月くらいで、1〜2日ごとにうなぎの回収と餌の交換をしています。

私でさえ「え!こんなとこにもやってんの??」みたいな場所にも仕掛けを設置しているので、「ここは無いから安全」なんて場所は存在しません。以前私も幅5メートルも無い小規模の支流に仕掛けたことがあります。

こういったどこにでもある状況で回避しろという方が難しいと思います。

いちばん簡単なのは、シンキングタイプを使うのを辞めること。漁具に掛かっているルアーの9割がシンキングタイプです。
なので、シンキングタイプを使わないだけでだいぶロストを回避できます。


…え?そんなこと分かってる?そもそも沈まないルアーを使ってたら引っかからないのは当たり前だろ?ですって?

その通りなんです。
そんな誰でも考えたらわかる方法じゃ全く意味がありません。

根がかりするってわかってるのにシンキングを投げるにはそれなりの理由があるのです。

例えば8〜10月。
高知にお住まいの方なら経験したことがあるでしょう「テナガパターン」。
地べた這いずってるエビばっか食ってるのにフローティングに反応するわけがありません。

その他にもゴリパターンハゼパターンなど、ボトムを避けて通れない理由は沢山ありますよね。

避けて通れないのなら、そもそも仕掛けがどこに入ってるのかを見つけることが大事です。
そのためにはまず、日があるうちに釣り場の下見をしてください。

漁具は日がある明るい時間帯に設置します。
夜中に突然設置するなんてことはまずありません。(密漁者が日が暮れてから入れて早朝に回収しているというのはあります。怪しい人を見つけたらすぐに通報してください。)

明るい時間に釣り場に入ったら、20mほど沖をよく見てください。漁具を沈めっぱなしではうなぎは獲れません。回収するための目印が必ず有ります。

大体の漁師は仕掛けの端っこに浮きを取り付けてそれを目印にしているはずです。

浮きと言ってもオレンジブイとかフラッグ付きの上等なものを使っている人なんてほとんどいません。

私もそうですが、1~2リットルのペットボトルに色を付けてそれを浮き代わりにしているひとが多いですね。

なのでまずは浮いているペットボトルを見つけてください。
流れに乗って下流に降りているものは構いません(回収できそうならご協力願います。持ち帰りが無理でも岸に上げてくれていたら漁協の清掃作業の際に回収いたします。ゴミを捨てて帰ってもいいと言っているのではありませんよ!)

流れがあるのに不自然に留まり続けるペットボトルを見つけたらほぼ確実に何かしらの漁具です。
うなぎ仕掛けの場合見つけたペットボトルから上流に向かって最大200mほど真っ直ぐに木の箱とロープが連なっています。なぜ上流に向かってと言い切れるかというと、基本的にこの手の仕掛けは上流から沈めて、下流から回収するからです。

上の理由からそのエリアではシンキングタイプのルアーを使わないようにした方が良いです。仕掛けがあった場合確実に根掛りしますし、きれいな状態でルアーを回収するのは99%不可能です。水に浸かった木製の箱に刺さったフックはそう簡単には外れません。

それでも投げたい場合はロスト覚悟でキャストしてください。ルアーに名前と電話番号書いてもらってたら私の仕掛けにかかっていたら連絡しますよ笑

最後に。
釣り場についたらまず水面を見る事、そしてこの記事を思い出してください。目印を見つけ、そして水面下を想像できたら、格段にロストが減ると思います。

みなさんの釣行が素敵なものになる事を願っています。

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