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対象魚

ランカーの喜びとともに感じた不安

  • ジャンル:日記/一般
シーバス釣り3年目の初級者です。

先日、ホーム河川で人生3度目のランカーを手にしました。

1回目は1年目のビギナーズラック。サイレントアサシン99SPのゴリマキで83cm。
2回目は2年目に深夜の鉄板バイブのスレ掛かりでこれも83cm。(さすがにこれは釣果としてはノーカウント。)

そして今回3回目はシンペンを流して87cm

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こうして書くと着実に成長しているように見えますが、心は喜びと不安で不思議な感覚なのです。

________________

小潮で干潮は16:00ごろ。
最近下げで実績があるポイントで13:00から開始。
川に立つと潮の動きは小さいうえに河口側からの風が強いため潮が動いてない。
水色は濃いめのカフェオレ。

開始すぐに「今日は厳しいぞ」という感覚は身についてきました。(いつも厳しいですけど)

干潮時刻までルアーローテして粘るも予想通りノーバイト。(苦笑)

それではと、場所移動し、上潮の橋脚明暗打ちに切り替えて勝負。
しかし…
足下でハクの群れはワチャついているのに、皆さんとても平和そう。

予想通りほとんど動かない上げの明暗で何の反応もなく時間だけが経過。
気がつけば南からの海風が止んで一転「凪」に。

‼️‼️‼️
すると突然上潮が強く流れ始めました。
今日は小潮ですけど…?
さっきまで風は河口から上流に向けて吹いてましたけど…?

この不思議な現象が気になりましたが、明暗の流し込みができるので、定番のU字ターンをルアーローテしながら展開。
しかしバイトなし。

半ば諦めて明部(つまり下流側)に立ち位置を変えてトライデント90sチャート
を大場所にぶん投げて1投目。
デッドスローで巻いてくると……

ドン

と衝撃。

鯉かな。さっきあの辺で尾びれが見えてたから。

それからさらに5巻。
エラ洗。
はい。スズキ先生確定。

その後ゆっくり何事もなく近づいてきます。
2年目前のランカーの記憶が蘇りました。
当時も重いけどスーッと足元まで寄ってきたなあ。
ここから勝負…なのに、膝がガクガク笑い始めちゃいました。


フッキングは向こう合わせのまま。
ちょっと心許ないけど、魚の自重を信じて追い合わせはやめとこう
すっぽ抜けそうな気がする。なんとなく。


予想通り手前で先生がストップ。
前後左右への突っ込みが始まりました。
ドラグはフッキング後に少し緩めていたので、無事、魚の動きに追従。


ロッドは「立てずに曲げ続ける」だったよなぁ。
と2年目までのバラし経験から学んだ知識をぶつぶつ反芻します。

それにしてもなかなか寄せられません。
一進一退を何回繰り返したか。
…リーダー擦れてないか?
…フックは伸びてないか?
…どちゃ濁りでよく見えなかったけど左側の外がかりに見えたぞ?
走られる度に不安がよぎります。

永遠に感じたやり取りの後、終戦は突然やってきました。

お疲れ先生をネットイン。

でかっ

一度おさまっていた膝が再びガクガク。

蘇生後に、採寸、写真撮影。
リリース。
無事終了…

完璧な一日の何が不安かって言いますと…

①何が条件だったか分からない。
 時期?場所?水温?水色?潮の動き?ベイトの動き?ルアー?流し方?
 どれも基本的な条件はさすがに外していませんが、何が「特別」だったか分かりません。

②急に潮が動いた理由が分からない。
 これまでも何度か経験がありますが、特に潮周りの悪い日で急に潮が動く現象を経験しています。
 複数の条件で均衡していた潮がバランスを崩したということは感じたのですが。

③90cmオーバーの「強さ」が分からない。
 前回よりも4cm大きい今回の魚は、自分のタックルと技術ではギリギリでした。
 仮にあと一回り大きかったらと想像すると、獲れる確率は謙遜なしで50:50だと思います。想像すると本当に怖く感じます。

自分がこれらの解を得るまでにあとどれくらい釣り場に立てば良いんでしょうか。
分かってきたこと以上に分からないことや不安なことが増えた1日でした。

釣りはライフワークに足る遊びだと改めて確信しつつ。


(後書き)
スマホ用の携帯できる三脚欲しいけど、買うと釣れない気がするって感覚に苛まれて、いまだに買えません。

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