路地物のブドウが最盛期。
地元にも有数の生産地が有り、それを目当てに大阪から実兄が来県したのが先週の土曜日。
日曜日に直売所にブドウを買いに行く時に着いて行って私も手頃な価格の物をひと房。

ここ数年、ブドウと言えば爽やかな風味と甘さに皮ごと食べられる ”シャインマスカット” が一大ブームの様相を呈していますが、私はあんまりあのブドウは好きじゃないのよ。
兄はそれがお目当てらしかったけど。

若取りした物はサクサクと皮ごと食べられるんだけど、本来のマスカットの風味が薄くて好みじゃない。
ちょっと熟れて皮がやや硬いかなぁって位になると風味と甘さが倍増するんだけど、そう言うのって売れないんだろうねぇ。
だからシャインマスカットは真っ青な物よりやや黄色くなってきている物の方が美味しいんですよ。
まぁ、他にも美味しいブドウは数多あれど、上手い事やってブームを作ったよねぇって感心しちゃう。
これ、売れるからってこぞって全国各地で栽培面積を拡大して値崩れ起こすのは必至、もう既に価格崩壊の兆しが見えてるもんな。
手間暇かけてんのはビックリ価格ですけど。

さて、そんな私ですから買って帰ったのはもちろんシャインマスカットではないのです。
サッパリ系より渋みと甘みが濃厚な赤系のブドウが好みなんだけれど、私の一押しは何と言っても ”クイーンニーナ” だ。
赤と青の中間種的な？ワインで言えばロゼ見たいな感じの品種なんだけれど、特大に育つ粒と赤ぶどう由来の適度な渋みにこれ以上ない位の糖度と風味。



写りの関係で凄く大きく見えてますけど、大きい方は４５ｍｍ以上あります。
ただ、残念ながら皮が硬くて食べられないのと、稀に微小ながら種が残ってるんだよなぁ。
鮮度が良いとより皮が剥きずらくなるから皮ごと齧った後に皮をペッ！っと出す方が果皮の風味も味わえてヨロシイ。

今回は露地物の無袋品で見栄えがちょっと悪いのを購入。
これ、開店と同時に知っている人は間違いなく掻っ攫って行くようで、あれよあれよと言う間に・・・。
今回は初めて開店と同時に訪れたのでこの手の物を知ったんだけど、他にも未だかつて見た事もない品種がテンコ盛りで実に楽しい買いものでした。

ちなみに購入した露地物のクイーンニーナ、二房で両手の平に乗りきらない位の量で９８０円。

目にした時瞬間に手に取ったのは言うまでもない。

味？もちろん最高ですよぉ。