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対象魚

♯9 ルアー開発5(どうせ作るならこの世にないものを 3の1)

前回は、少し脱線して3Dプリンターの印刷物とインジェクション成形の違いについて簡単に述べたが、これまでの話をまとめると、個人でプラスチックルアーを作るにはインジェクション成形は極めて敷居が高く、積層型3Dプリンターが丁度良い線ですよってこと。ちなみに、木工の温かみや動きの滑らかさにこだわったルアーを作っていきたい方は、CNCフライス盤の導入を是非勧める。木質のバラツキはどうしようもないところだが、削りのバラツキや時間的制約はCNCを使用することで解決されるだろう。価格も中国製の安いものが3Dプリンターと変わらない価格で手に入るようになっている。
 
さて、ルアーをデザインし制作できるようになったとき最初に取り組んだのは、既存のレジェンドルアーをオマージュした作品の制作だった。3Dプリンターを手に入れて直ぐにテストできるようになったため、樽型錘のモデルであっても玉錘を用いて同様の動きを出すことはそれほど難しいことではなくなっていった(同じ飛距離、全く同じ泳ぎとは言っていない)。この頃には、ホームポイントを「魚影は濃いが足場が高くて流れが速い」場所へと移動しており、巷で人気のルアーでも上手く狙いのレンジで泳がせられないという問題を抱えていた。そのため、飛距離を稼ぎつつ素早くレンジが入れられる少し重めのルアーを求めており、先述のオマージュルアーたちから卒業して新たなモデルを設計し、釣り場に最適化したルアーを作って釣りを楽しんでいた。
 
確かに楽しんではいた。
 
自分の作ったルアーと市販品で釣り比べてみたり、色違いや重さ違いなどで反応の違いを観察してみたり、数釣りが可能なポイントなので「違いが明確に出る」のが楽しかった。当然、釣り場に合わせて作るものは基本的に良く釣れた。しかし、ミノー、シンペン、バイブ、トップ系など色々なルアーを作っていく中で、いつも心のどこかでモヤモヤが消えなかった。イマイチ楽しみ切れないのは何故か分からないまま釣りをしていたところ、偶然二人の知り合いから別々に言われた全く同じ一言が気付かしてくれたのだった。
 
「コレってアレだよね?」
 
そう。無意識のうちに、何かに似せたルアーを作っており、つまりはいつでも市販品と置き換えられるルアーを作っていたのだ。自分としてはオリジナルルアーを作っているつもりだったのだが、言われてみれば確かに自分のタックルケースにも入っていた「アレ」を使えば同じような釣り方で同じように釣れるだろうと思ってしまった。
 
そうなると、わざわざCADでデータを起こして3Dプリンターで印刷して組み立てて塗装して作り上げたルアーであっても、オリジナルルアーとは名ばかりの自作コピー品と感じるようになったのだ。
 
確かに初めは、何となく市販品に似たようなルアーを作ったら、そして作ったルアーで釣れたら楽しいのじゃないかと思って始めたことだったが、いつのまにか「コレってアレだよね?」に明確に反論できる何かが無い自作ルアーには満足できなくなっていたのだ。

 
 

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